なぜビンタン島なのか?
「子供の春休みにどこに行こうか?2月は仕事が無茶苦茶忙しくてここはやはり南の島でのんびりしたいけれどハワイは前に行ったし、グアムはクリスマスに行ったばかり、オーストラリアはちょっと遠いしニューカレドニアはフライトが少ない・・。」そう考えて旅行代理店のチラシやインターネットのツアー情報を探していたときでした。
テレビの土曜日の朝の旅番組でシンガポールを紹介しており、そこからフェリーで渡る「ビンタン島」は水のきれいな、最近人気上昇中のリゾートアイランドであるとのことでした。シンガポール政府とインドネシア政府が協力してリゾート専用に開発を進めたので設備も整った治安の良いところだとか。
そして近くのジャスコで買い物がてら旅行社のパンフレットを眺めているうちに、その名前が目の前に飛び込んできたのです。手にとって見れば値段も手頃、早速調べてもらうと空きもあるとのことですぐに申し込み決定。ホテルは普通のリゾートホテルとコテージが選択できるというのですが、ここは目の前がすぐ海という言葉に惹かれてコテージを選びました。
てなわけで、4泊5日のシンガポール観光付きビンタン島トリップに出〜発!
3月25日、夕方に成田を発ったフライトは約7時間でシンガポールへ深夜に到着。全日空ホテルに宿泊し、翌日はシンガポール市内観光で中華街、イスラム寺院、有名なマーライオンなどを見学した後夕方のフェリーでビンタン島に渡りました。
フェリーの所要時間は45分、でもその間に国境を越えてインドネシア領に入っていますので、船を下りたらイミグレーションを通らなければなりません。おまけに経度的にはシンガポールと同じなのに時差が1時間あり、つまりシンガポールは日本より1時間遅れで、ビンタン島はシンガポールより1時間早い・・ということは日本と同じなのです。
ホテルの迎えのバスに乗ったのは日本人ばかり。でも皆最初に到着した「ニルワナガーデンホテル」で下車してしまい、コテージである「ニルワナリゾートビラ」まで行ったのは我々だけでした。
バスはフロントのある管理棟に到着し、裏まで吹き抜けのロビーにはいると向こうにビーチが広がっています。チェックインをすませるとスタッフがゴルフの電動カートでコテージまで送ってくれました。ここは全体が湾に面していて管理棟の両側にコテージが広がっておりビーチ全体がプライベートなのです。バスに乗っていて気が付いたのですが、こことホテルを含めたニルワナリゾート全体が半島のようになっていて、敷地につながる道路には保安ゲートがあり、さらに敷地内をバイクやパトロールカーに乗った警備員が巡回しています。また、スタッフも多く、夕方になると毎日ビーチの隅々まで掃除をしていました。
さて我々が案内されたコテージは、確かに目の前が海、まさに小道一本先が砂浜なのです。
まだ日没まで時間があったので、早速着替えて海へ飛び込んでみるとその水の温かいこと!夕日を浴びながらしばらくお風呂気分でバシャバシャやってしまいました。日が沈むとさすがに風もさわやかになり、シャワーを浴びて着替えてから、初日ということで管理棟内のレストランで夕食をとることにしました。
食事のメニューはインドネシア風ということで、妻と子供は初めてのインドネシア料理でもあり、せっかくですから色々なものが食べられるようにとコースを頼みました。飲み物は地元のビンタンビール。甘みのある軽いビールで気候にあったビールという感じです。
翌日も天気は快晴。
何しろ赤道直下ということで、昼間はあまりにも日差しも強烈ですから海遊びは午前中の方が良かろうと、朝食を済ませて一休みしてからシュノーケリングやジェットスキーを楽しみました。
シュノーケリングは、湾の右側にラグーン(珊瑚礁)があってサンゴやきれいな魚を見ることが出来ます。
ジェットスキーやヨット、ウィンドサーフィン、カヌーなどはビーチのアクティビティセンターに行って申し込みます。ジェットスキーは免許不要で、自分たちだけで乗ることができます。はじめに簡単に説明を受けてからガイドの後について3つのブイを一回りするとあとはガイドは離れて見ているだけで、自由に回ってかまわないのです。
そしてシャワーを浴びて昼寝をしたり、木陰で本を読んだり・・とはいっても気持ちとしては「せっかくこういうところに来たのだから、青い海、白い砂、椰子の木の下でリラックスしなくちゃ!」と一生懸命アセッているという、なんとか「元を取ろう」風になってしまうのはどうしてでしょう?
お昼はルームサービスメニューからサンドイッチとインドネシアの焼きそばともいうべきバミゴーレン、それにビールで軽く済ませました。
2日目の夕食は、敷地内を巡回しているバスに乗って隣のホテルに行ってガーデンレストランのタイ風海鮮鍋を楽しみました。
ここはインドネシア領ですから、本来の通貨はルピーなのですがホテルの料金表はみなシンガポールドルで表示されていますし、現金はシンガポールドルで支払うことができます。クレジットカードだけはちゃんとルピーで決済されますが・・。
コテージにはテレビがあり、ローカルの放送の他にNHKの海外向け衛星放送がネットされており、朝などニュースを聞きながら着替えていると一瞬どこにいるのかわからなくなります。
3日目は、うちの子供と隣のコテージに滞在しているドイツ人家族の男の子とが同じ年とわかり、二人は友達になって一緒に海に入ったり、彼がレンタルしたヨットに乗せてもらって湾内のクルージングをしたりして遊んでいました。かれは自国でも小さなヨットを持っていてしょっちゅう乗っているので操縦は慣れているとのことでした。母親同士はおしゃべりし、お互いにメールアドレスを交換して今後の交流を約束しておりました。
夕食は、ビンタン島最後の晩とあって、少し豪華に連絡バスで系列のシーフードレストランに行きました。桟橋のように通路が海に突き出ていて、レストラン全体が海の上にあり、生け簀から希望の魚を選んで調理を指定することができます。我々はカニの炒め物、魚の丸揚げ醤油ソース、それにナシゴーレン(チャーハン)を注文しました。刺身にも出来るとのことでしたが、どうも暖かい海の魚とあってはいまいち食指が動かず、中華風のメニューを選んでしまいました。
4日目。楽しかったビンタン島滞在も最後です。
子供がやってみたいというので初めてウィンドサーフィンに挑戦するなど、結構アクティブに一日を過ごして夕方のフェリーでシンガポールに戻りました。
空港へ行くまで少し時間があったので、ショッピングセンターに行きCDや食材を買ったり、フードコートで軽い夕食をとりました。この辺りのフードコートは広くて中華有り、インド料理有り、マレー料理有り、もちろん洋風のものもあって選択に困るほどです。一通り見て回ってから行列の多い店をえらんで、野菜炒め、カモのぶつ切りご飯、ワンタン入りラーメンを賞味。すっかり満足して帰国の途についたのでありました。
島へは高速フェリーで45分。
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滞在場所の案内図。
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まさに目の前10メートルがビーチ!
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プライベートビーチならではの空き具合。
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滞在したコテージ、エアコン付です。
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お昼はサンドイッチと焼きそばで。
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隣家のドイツ人の子供と水遊び。
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すばらしい夕景色です。
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夕食のタイ風海鮮なべ料理。
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3日間、お世話になったビンタンビール。
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魚の丸揚げ、カニ炒め、ナシゴーレン。
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砂浜にはカニの巣らしきものが。
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シンガポール市内のフードコート。
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鴨肉丼、ワンタンラーメン、野菜炒め。
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