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*第6日目/5月30日:済州島に寄港

今日は済州島に入ります。

朝食はいつもの「ライトハウス」にて。

天気はどんよりと曇ってひと降りありそうな雲行きです。

済州島の桟橋に到着しました。
橋の屋根にタコがいます。

この桟橋は最近作らられたもので韓国の東海岸に位置する、22万トンクラスのクルーズ船が同時に着岸できる港だそうです。民間と軍事の複合的な運営港だということで、反対側は軍港になっています。下船はすぐに出来たのですが、何しろ通路が長い・・・下船口から900メーターをひたすら歩くのです。ようやく入国管理を抜けて出るとそこにはタクシードライバーの山が。

今日はJAPANETが用意したバスはなくて各自自由行動となっています。皆、我先に客を捕まえようと片言の日本語が飛び交います。私もその中で二人目のドライバーを捕まえました。今13時なので17時半ころに戻るコースで15万ウォン、つまり15000円程度だというのです。もたもたしているとタクシーが全部出払ってしまいます。

「OK」と返事をして乗り込みますが、乗り込んでからタクシー鑑札らしきものを確認して(韓国語は全く分かりません)一応安心しました。「ああ、闇タクシーじゃなくてよかった」。

くだんの運転手氏は一生懸命地図とナビをにらめっこしてコースを作成中、そのすきにこちらはタクシーの内装をチェックします。SUVタイプで内装は全面皮のシボシボ付きでかなりの価格と見ました。ということは結構稼いでいる運転手=腕がいい、と見ました。
さてチェックが終了して走り出しました。最初に行くところは「薬泉寺」です。運転手さんがスマホの翻訳機能で教えてくれました。「む、なかなかやるな」と感心しました。

ここは境内に湧き出る泉の水を飲むと薬功があるそうで飲む人が殺到しているとか、5メーターの大仏は韓国最大だそうです。

この漢字は読めますね。「極楽道場、薬になる水が湧いている寺」でした。

朝鮮初期の仏教建築様式で建てられた「薬泉寺(ヤクチョンサ)」は、地上30メートル(一般建物10階水準)、建築延べ面積3,305平方メートルで、単一寺院としては東洋最大の規模を誇るといいます。

法堂内部正面には韓国最大の高さ5メートルの毘廬遮那仏が4メートルの台座の上に安置されていました。左右両側の壁には巨大な仏画が彫刻されています。

法堂前の鐘閣には左に重さが18トンにもなる梵鐘がかけられていて、右側には大太鼓がつるされています。

境内に瓦がありました。お供え物だそうです。

「五百羅漢」の文字が見えますね。

このあとは「ウルピョン海水浴場」に向かって行くそうです。車内を撮ってみました。

その「ウルピョン海岸」に着きました。サーファーがいます。結構波がありますね。

運転手さんが「ふたり並べ」と言って写真を撮ってくれました。

ロッテホテルだそうです。

スターバックスコーヒーの建物です。

果樹園にやってきました。ちょっと覗いてみただけですが大きいですね。

この石の像は「トルハルバン」と言って済州の方言で「石のお爺さん」を意味します。

続いては「滝」を見に行きます。「天地淵瀑布」というところです。

入口から1キロメーターほど歩いたところに滝がありました。

ここは観光客が多いいですね。

韓国人が好きなアワビを模ったステージがありました。

これは済州島の守り神の「ウルハルバン」と言います。たくさん並んでいます。

ここで運転手さんに、案内書を見せて「この近くで済州島名物の鮑のおかゆを食べさせるところはないか?」と聞いてみたのです。そうしたら、案内書の場所はやっていなかったようですが代わりの店が見つかり、「1時間後に迎えに来る」と置いて行ってしまいました。

さて、ではその鮑のおかゆなるものですが、日本語は通じませんでしたがメニューに英語で「Rice Porridge of Abalones」とありましたので大丈夫です。

期待でワクワクしながら待つこと15分、ようやく運ばれてきたものは・・・

薄い灰色で中央に刻みのりがかかっているのですが、さて、海苔の部分を食べても味がありません。おかゆをかき回すと、すぐにたくさん切り込んだ鮑が出てきますがそれを一緒に食べても確かに鮑の感触はあるのですが、鮑らしい磯の香りがしません。しかも塩味までが薄いのです。これはどういうことだろう?

窓の外に迎えの車が見えました。代金は鮑のおかゆは1人前20000ウォンX 2=40000ウォン(4000円)で、とても満足な価格でした。でも味の方がちょっと・・残念な味でしたね。

さて時間は5時、この後は船に戻るだけです。

無事に船に着いてカードでお支払い、約束どおりの15万ウォンでした。

次へ続く