かねてより軍艦島(端島)を見てみたいと思っていました。
軍艦島は正式名称を「端島(はしま)」といい、長崎県の長崎港から南西約20kmに位置する周囲1200メーターの小さな人工島です。海底炭鉱として日本の近代化を支え、労働者たちが生活する鉄筋コンクリート造の集合住宅が立ち並ぶ外観が、軍艦に似ていることから「軍艦島(ぐんかんじま)」と呼ばれるようになった、多いときは5,300名もの人が生活していた島のことです。それが、1974年の閉山によって人が去ってからは無人島となって放置されていました。忘れ去られようとしていたこの島が脚光を浴びるようになったのは、2015年に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の一つとして、ユネスコの世界文化遺産に登録されたからです。
たまたま、ハウステンボスに行くツアーを探していたら、「軍艦島」とのセットのツアーが見つかりました。エイチ・アイ・エスのツアーで、ジェットスターというLCC(格安航空会社)を使用するのでリーズナブルなお値段ですが、その代わり羽田ではなく成田空港まで行かなければなりません。しかも帰りは福岡からということで移動の時間もお金も余計にかかりますが、もともとの料金が他社のツアーの半額だったので「ええい、行っちゃえ」と年の瀬もせまるなか、申し込んでしまいました。
ということで今回の日程は;
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12月12日
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東京=>長崎までジェットスターGK641便、到着後バスでハウステンボスに移動して見物をしてホテル「デンハーグ」に宿泊。 |
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12月13日
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ハウステンボス=>長崎市内へバスで移動、市内を電車で見学してホテル「ルークプラザ」泊。 |
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12月14日
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午前中に軍艦島見物。のち高速バスにて福岡空港へ移動してジェットスターGK516便で成田へ移動して解散。 |
となりました。今回の旅行のツアー代金ひとり45,300円以外の諸費用の合計は51,540円となりました。各地での移動経費や入館料、飲食費は以下のとおりでした。
1日目:青ルート、2日目:赤ルート、3日目:緑ルート
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一日目:
ハウステンボス |
入園料(7,000円相当) |
無料(ツアーに含む) |
飲み物 |
¥800 |
夕食(レストランピノキオ) |
¥6,300 |
二日目:
長崎市内見物 |
ハウステンボス>長崎 バス代(ひとり) |
¥1,450 |
市電一日乗車券 |
¥800 |
ランチ 五島うどん |
¥2,300 |
グラバー邸入園料(ひとり) |
¥620 |
夕食 ちゃんぽん&皿うどん |
¥2,350 |
夕食 お好み焼き |
¥2,970 |
三日目:
軍艦島、福岡市内 |
軍艦島ツアー乗船料(3,500円相当) |
無料(ツアーに含む) |
軍艦島入場料(ひとり) |
¥320 |
ランチ 佐世保バーガー(ふたり) |
¥2,090 |
長崎>福岡 高速バス代(ひとり) |
¥2,700 |
夕食 牧のうどん(ふたり) |
¥1,100 |
●第1日目:12日月12日(火)
さて当日、自宅を朝6時に出ました。最寄りの錦糸町駅から総武線快速エアポート成田に乗って、成田空港を目指します。第3ターミナルの自動チェックイン機でチェックインをして朝食。朝食を終えたらゲートに向かいます。長崎までは約2時間半のフライトです。実はLCCのジェットスターに乗ったのは2回目で、前回は札幌行きの時でした。機内は狭いですが、そのほかには別に気になるところはありません。
さて、長崎空港に到着してここからはハウステンボスまでバスで移動します。乗り換えの時間は30分しかありません。せっかくちゃんぽんや五島うどんの食堂があるのに食事をしている時間がないので、弁当でも買ってバスに持ち込もうと思うのですが、売っている店がありません。かろうじて「岩崎本舗」という名物の角煮饅頭を売っている店がありましたので、それを購入して1階に降りるとなんと目の前にセブンイレブンがあるではありませんか。あわててサンドイッチと飲み物を買い足してバスに乗り込みました。ここからハウステンボスまでは約1時間かかりますので、車内でゆっくりと角煮饅頭とサンドイッチを楽しむことにします。
長崎空港は海の上にあります。まもなく着陸です。 |
バスの中で食べた岩崎本舗の角煮まんじゅう。熱々でやわらかくてとても美味しいです。 |
長崎と言えばちゃんぽん、ちゃんぽんと言えば「リンガーハット」ですよね。 |
さて、ハウステンボスに到着しました。
早速ゲートをくぐって場内に入ります。目の前にはレンガ造りの建物が並んでいて、昔懐かしいオランダの街が広がっています。細かいところまでちゃんと再現されていて、本当にオランダに行ったみたいな気になります。どの建物も実に良くできていますね。
一番最初にボート乗り場がありましたので、まずは中心部まで乗せてもらうことにしましょう。ボートが動き出してすぐに左手に一戸建ての住宅が見えて来ました。これは「ワッセナー」と呼ばれる個人所有の住宅地でして、別荘として分譲されている区画です。しかも全戸に桟橋が付属していて所有するボートやヨットを係留しておくことが出来るということで、人気が高かったところです。私もいいなあと思って眺めてはいたのですが、第一に高価で場所的にも遠いところなのでとてもではないですが検討するには至りませんでした。
園内を航行するボートに乗ってみました。まもなく出発です。 |
瀟洒な別荘地が見えます。各戸とも自前の桟橋付きです。うらやましい。 |
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玄関を出たらマイボートが待っているなんで素晴らしいではありませんか。 |
市街地に入ってきました。 |
一番高い「ドムトールン」タワー。80メーターの高さに展望室があります。 |
タワーの裏側に来ました。港町の雰囲気を作り出しています |
ここがタワーシティ側の桟橋です。 |
ここが終点になっています。 |
さて、船を降りて正面のタワーシティを見て回ります。
まずはタワーの上に登ることができるそうなので登ってみましょう。地上80メーターの展望室まで直行のエレベーターがありました。このドムトールンはハウステンボス園内のどの場所からも目にできるシンボルタワーとなっています。(右の写真はハウステンボスのホームページから借用しました。)
ドムトールンとは、オランダのユトレヒトにある同国で最も古い教会であるドム教会の鐘楼のことで。その鐘楼を再現しているのです。
その歴史ある鐘楼を再現した展望室は、地上80mの5階にあって昼も夜も登ることができます。あとで夜にも来てみようと思います。きっとイルミネーションがきれいでしょう。
展望室で降りると、3方に開けた景色が広がっています。一番右の窓は南西方向ですね。すぐ目の前に今夜私たちが宿泊するホテル「デンハーグ」が見えます。その手前にはボートやヨットの係留施設があります。次の窓からは、ほぼ正面の真下に教会風の建物が見えます。これはオランダのゴーダ市の市庁舎(スタットハウス)を再現したものです。そして一番左の窓からは公園や観覧車の向こうにワッセナーつまり分譲別荘地エリアが広がっています。
エレベーターで展望室を降りて橋を渡り、向かいの島にある「パサージュギャラリー」を見てみましょう。「パサージュ」とは小道とか通りという意味なので何らかのお店がありそうです。入ってすぐの広場ではバイオリンを弾いておりました。中央の通路を挟んで片側には小物家庭用品の店が、反対側はオルゴールの博物館になっていて、ヨーロッパらしい雰囲気を醸し出しています。オランダのユトレヒトという街にはオルゴールの博物館があって私が好きな場所なのですが、それに比べると展示内容もはるかに貧弱ではありますが、それでも一応劇場型の大型オルゴールも展示されていました。
次の棟には商店とカフェがあって、ハウステンボスのオリジナルクラフトビールやチーズなども売っています。喉が渇いたのでビールを1本買って飲んでみました。ホップか効いた、軽い苦みがある美味しいクラフトビールでした。
矢印の建物は今夜宿泊するホテルです。その前には港が広がっています。 |
足元に見える教会風の建物はゴーダ市の市庁舎を模して作られています。 |
東方向です。奥に分譲別荘地(ワッセナー)が見えます。 |
続いて「パサージュギャラリー」にやってきました。おじさんがバイオリンを弾いています。 |
劇場ガラ
古い劇場用オルゴールが展示されていました。 |
こちらもオランダの劇場で使われていたオルゴールです。 |
個人用の回転円盤式のクラシックオルゴールです。 |
円盤を取りかえることで様々な曲を演奏できます。 |
これで結構複雑な曲を演奏できるのです。
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人形がありますがこれもオルゴールなのです。 |
これは中にバイオリンが入っているオルゴールです。
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クラフトビールがたくさん並んでいます。 |
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売り場で売っていたオリジナルビールを味見してみました。 |
それでは次のアトラクションタウンに行ってみましょう。
ここには世界でも珍しい3階建てのメリーゴーラウンド(カルーセル)があります。3階は人気があるらしく混んでいたので我々は2階を選択(階段を上るのが面倒くさいというのもあり)したのでありました。クルクルと3回か4回くらい回っただけでもうおしまい、これだけのために階段を3階まで登らなくてよかった、と思ったのでありました。
橋を渡って「アトラクションタウン」へ向かいます。 |
3階建てのメリーゴーラウンド(カルーセル)。皆さん3階へ行きたがります。 |
クリックして動画をご覧ください。 |
続いて、カルーセルの真ん前にある「ホライゾンアドベンチャー」を見てみました。これは実際にオランダに伝わる17世紀の水害の物語を再現したという体験型のアトラクションです。水を粗末に扱った結果、海の精ランが怒って大洪水がおきるというストーリーです。劇場型の席について見ていると、客席を飲み込まんばかりに押し寄せる水の量はなんと約800トンだそうで、これは25mプールの約1.5倍にあたるそうです。最近リニューアルされて以前よりもパワーアップしたサウンドは体に振動を感じるほどで、めまぐるしい光の演出も迫力満点。さらなる刺激をもたらすのが、前後にガタガタ動く客席のシート。音や光、荒れ狂う水の演出に合わせて体が揺さぶられ、いやが上にも臨場感が高まる嗜好となっています。上演時間は15分です。
「ホライソンアドベンチャー」の上演をする建物の外にはたくさんのサンタが登っています。 |
「ホライソンアドベンチャー」で上演されるのは、オランダの海の精「ラン」の物語です。これはポスター。 |
こののどかなオランダの村の風景が・・・・・ |
このように一変して嵐と水に襲われてしまいます。 |
画像をクリックして動画をご覧ください。 |
次は光のファンタジアシティに行ってみます。
こちらでは「フラワーファンタジア」、「海のファンタジア」、「カロヨンファンタジア」などのコーナーがあって、音と光がシンクロするカラフルな世界を楽しむことができます。
「フラワーファンタジア」の幻想的な部屋。 |
まるで光の実験室に入り込んだかのようです。 |
「ファンタジアオブライツ」、夜は光が当たってきれいだそうです。 |
「カロヨンファンジア」ではカロヨン(鍵盤で操作して鐘楼にある音程が異なるたくさんの鐘を鳴らしてメロディを奏でるもの、オランダやベルギーの教会にはたいてい備わっている)の実際の演奏を聴いたり自分で音を鳴らすことができるのです。
「カロヨンファンタジア」の演奏です。 |
動画で実際のカロヨンの音をお聞きください。 |
実際に自分でがカロヨンに触れて音を出すことができます。 |
PLAYをクリックして動画をご覧ください。 |
ベルギーでは同じものを「カリヨン」と呼んでいますが、久しぶりに聴いたカリヨンの音色はとても懐かしくベルギー在住時代をおもいだしました。
さて、寒くなってきましたのでそろそろホテルに入りたいと思います。園内を走るバスに乗ってホテルの近くまで移動しましょう。近いバス停があるところまで歩きます。
右の教会風の建物がゴーダ市の市庁舎を再現したものです。 |
園内バスの窓から。向こうがハーバータウンで我々のホテルもがあります。 |
ホテルにチェックインして一休みしました。
1時間ほど休んで、暗くなったので夕食を食べに出かけました。目指すのはタワーの下にあるイタリアンレストラン「ピノキオ」です。結構人気があるらしく、私たちの前に3組くらいが並んで待っています。10分くらい待って中に入ることができました。「本日のピザ」と「本日のパスタ」それにデキャンタの赤ワインをもらいました。
食事が終わったので、もう一度夜景を見るためにエレベーターで地上80メーターの展望台まで登ってみました。そこからの景色はまさに「圧巻」の一言でした。1,300万球ものLEDを使ったイルミネーションが眼前に広がっています。これは確かに見に来るだけの価値がある、見に来てよかったと思える瞬間でした。
ハーバータウンのランタンの下を歩いていきます。レストランは正面に見えるタワーの中にあります。 |
「ピノキオ」に着いて、まずはワインで乾杯。最初に来たのは「カブのピッツア」でした。 |
本日のパスタ。しめじを使った「キノコのクリームパスタ」です。これも美味しい。 |
そして地上80メーターの展望台からの景色。こちらはホテルの方向です。 |
それから目の下には光に包まれたゴーダ市庁舎が見えます。 |
広場はまさに光の洪水でした。 |
左手前の光のカーテンは時間とともに変化していきます。 |
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上から見てもきれいでしたが、これはぜひ近くまで行って見なくてはいけません。
エレベーターで降りて光のカーテンのところまで行ってみました。
おお、これはすごい!まさに光のカーテンでした。 |
「メリークリスマス」のメッセージが表示されました。 |
PLAYをクリックして動画をご覧ください。 |
光の絨毯が観覧車までずっと続いています。 |
中間点からタワー方向を見るとこうなります。 |
観覧車は営業中ですね。乗りに行きましょう。 |
光の通路が続いています。 |
こちらはアイススケート場です。平日なので滑っている人は少ないですね。 |
観覧車に乗りました。先ほどの光の通路がすぐ目の前に見えます。 |
向こうのほうにはゴーダの市庁舎も見えます。 |
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ほぼ一番上まで来ました。タワーを含めた全体が見えます。 |
「メリークリスマス」の文字が見えます。 |
スケートリンクが見えます。その向こうはアトラクションタウンが見えています。 |
再びアトラクションタウンにやってきました。 |
ここにはクリスマスマーケットが並んでいます。 |
「ミューズホール」にやってきました。 |
ここではニューヨークゴスペルシンガーズの歌が聴けるそうです。 |
クリスマスソングを歌ってくれました。 |
さて帰りましょう。ホテルに向かってぶらぶらと歩いています。 |
市庁舎の前まで来ました。きれいですね。 |
後ろから見た市庁舎。 |
タワーまで戻ってきました。ホテルまであと少しです。 |
ホテルに戻ってから、シャワーではなくお風呂に入って冷えた体を温めました。
今朝は5時起きでしたし、ハウステンボスの中を歩き回ったので脚が痛いです。ふっくらとしたホテルの布団は最高の贅沢ですね。明日は天気になりますように、おやすみなさい。
●第2日目:12月13日(水)
2日目、窓のカーテンを開けると、青空が見えます。いい天気です。ホテルの部屋は4階なので屋根越しにタワーが見えます。
ホテルをチェックアウトして昨日乗った黄色の園内バス乗り場に向かいますが、実はこれは勘違いで出口行きのバスはホテルのすぐ裏から出るのでありました。戻って少し待って出口まで行くバスに乗りました。ホテルには朝食が付いていないので長崎市内行きのバスを待つ間を利用して、ハウステンボス内のローソンでサンドイッチを買って食べました。
ホテルの窓からタワーが見えます。 |
これが宿泊した部屋です。 |
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ハウステンボスの出口にあるローソン。ちゃんとオランダ風に作られています。 |
やがて長崎市内行きのバスがやって来ました。
ぐるりと大村湾を半周して対岸にある長崎市の駅前まで行く直行バスです。長崎駅前で下車して、まずはコインロッカーに大きな荷物を預けます。市内観光には身軽で動きたいですからね。それから観光案内所に立ち寄って市内観光地図をもらい、市電の一日乗車券も同時に購入しました。
さて、お昼を食べましょう。当初はちゃんぽんと皿うどんを食べようと駅ビル内の「かもめ市場」の中にある「蘇州林」を目指したのですが、さすがに名店とあってすでに長い行列ができています。仕方なくその前の五島うどんの店「だしぽんず」に入ってふたりでうどんをいただきました。
これが大村湾です。 |
さすがに波が穏やかですね。 |
長崎駅前に到着しました。 |
カモメ市場内の五島うどんのお店に入りました。これは鯛だしうどんです。 |
そしてこれが私が注文したごぼう天うどんです。 |
食べ終わって、いよいよ長崎市内の見物です。実は私は長崎には過去一度来たことがあります。そのときは出張で、新規店舗を開設する長崎の地元老舗企業を訪問したわけですが、その際に眼鏡橋だけ見た記憶があります。グラバー邸も出島も見たことがありません。そこでまず出島を見てグラバー邸、中華街のあとめがね橋を見てホテルに行くというプランで見て回りたいと思います。
長崎駅前から市電に乗って、出島で降ります。ビル街の中を歩いて海に出ました。あれれ、ここには出島ワーフという飲食街があるだけで歴史的な建物がありませんね。出島というと、海に突き出した島に外国人を集めて居住させた場所ですよね?周囲は埋め立てられたかもしれませんが、建物の一つや二つは残っていてもいいはずなのですが・・・どうもここではないようですね。後で気がついたのですが実は地図を読み誤っていて、我々は電車の駅から降りてそのまま海側に来てしまったのですが、実際の出島は反対側にあったのでありました。
出島ワーフなのですが・・・・飲食店しかありません。 |
ここが本当にかの出島なのでしょうか? |
目の前にはのどかな桟橋しかありません。 |
やっぱりここは出島ではなさそうです。 |
後でわかったことですが、本物の出島は反対側にあったのです。 |
道端に鉄道の車輪が置いてありました。かつてここを鉄道が通っていたということでしょうか。 |
反対側は道の端で線路が終わっています。 |
対岸には橋脚の跡がありますし、その先もビルが空いていてきっと線路があったのでしょう。 |
道端に説明書が置いてありました。かつてここを臨港鉄道というものが通っていたみたいです。 |
ところで、出島ワーフに行くときに道端に「昭和19年製」と書かれた蒸気機関車の動輪と思しきオブジェが置いてありました。さらにその下には10メーターくらいの線路も道路の反対側まで敷いてあります。
そばにあった説明板によると、かつては長崎駅から出島まで「臨港鉄道」といういう名の線路が敷かれていたようです。
対岸には橋がかけられた跡が残っており、ビルの隙間が長崎駅方向に延びています。地図上で確認してみると、確かにかつては線路が敷かれていたであろう跡が対岸から大波止、五島町を越えてまっすぐ202号線まで続いています。その先は長崎駅の構内へどうつながったのか定かではありませんが、長崎駅の2番ホームと3番ホームの間にもう一本線路が残っており、これが臨海鉄道までつながっていた路線であろうと思量されます。
「臨港鉄道」とは1930年にJ開業した、JR長崎駅から南に1.1km延伸して玉江橋西の鉄橋を渡って出島岸壁に設けられた長崎港駅に発着する日華連絡船を結ぶ路線のことです。日華連絡船が到着する日には連絡列車として「急行富士」が長崎から東京まで運転されており、上海・東京間を所用時間約54時間半で結んでいたそうです。
1942年に上海港と長崎港を結んでいた「長崎丸」が機雷に触れて、そして1943年に残った連絡船「上海丸」が揚子江で沈没したために、「上海航路」も終了したそうです。それでも戦後も1987年まで貨物線として活用もされたとのことです。臨海鉄道の跡地は、今では「元船遊歩道」として残っており、今後も市民に親しまれる存在となることでしょう。出島を訪ねて思わぬ長崎の歴史に触れることができました。
それでは出島の見物は諦めて、再び市電に乗ってグラバー邸を目指します。市電の「大浦天主堂」前で下車して長い上り坂を登っていきます。ようやく着きました。入場料620円を払って中に入るとすぐエスカレーターがあります。これはありがたい、乗り継いで一番上まで登ります。そこにある建物は旧三菱第2ドックハウスです。かつて三菱の保養所や休息所として使われた建物です。グラバー園っててっきり1軒のグラバーさんの屋敷とお庭を見るだけだと思っていましたが、そうではなかったのですね。 1863年、スコットランドから渡来したトーマス・ブレーク・グラバーが、長崎港を望む南山手の小高い丘の上に住居を建設しました。四季を通してさまざまな花が咲く丘にある「旧グラバー住宅」は、日本最古の木造洋風建築といわれています。「グラバー園」というのは、国指定重要文化財の旧グラバー住宅や「旧リンガー住宅」、「旧オルト住宅」などの明治期の洋館群がもともとあった場所に、その他の建築物などを移築・復元したものの総称なのだそうです。
なんということか、出島の駅の反対側にある古い建物を撮影していました。これが本物の出島だったとは。 |
さて、再び市電で移動します。 |
大浦天主堂前で降りて坂道を登っていくと、例の角煮の「岩崎本舗」がありました。 |
さらに坂道を登ります。 |
ここが大浦天主堂でした。中は見学しません。 |
ようやくグラバー園の入り口に着きました。 |
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エレベーターから見た長埼の市街。お隣は大浦天主堂です。 |
これが一番高いところにある旧三菱第2ドックハウスです。三菱の宿舎/休息施設として使用されました。 |
レンタル衣装を着て騒ぐ学生たち。 |
昔の大砲がありました。 |
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ここは長崎港の南側の一番高いところにありますので、長めがいいですね。眼下に長崎湾が一望できます。丁度対岸の造船所ではイージス艦が建造されているところが見えます。このあとは園内を下りながら順に古い住宅を見て回ります。
対岸の造船所ではイージス艦を作っていました。 |
長崎港の最奥部を見る方向です。 |
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最初に訪問するのはウォーカー氏住宅。 |
明治31年(1898)に長崎でウォーカー商会を設立。
海運業をはじめ、のちに日本初の本格的清涼飲料水を製造、販売する会社を設立。 |
こんなところに「フリーメイソン」のマークがありました。 |
市内にあった門柱をここに移築したもので、グラバー氏やリンガー氏がフリーメイソンではありません。 |
フレデリック・リンガーはグラバー商会でお茶の輸出を手伝い、のちに同僚のエドワード・ホームとホーム・リンガー商会を作ってホテル経営や英字新聞の発行なども手掛けて明治期の長崎の発展に貢献した人物です。
次は英国人フレデリック・リンガー氏の住宅です。 |
旧リンガ−住宅は外壁石造りの木造住宅としては日本でも例の少ない建物です。 |
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ここも庭からの長崎湾を望む眺めが素晴らしい。 |
オペラ「蝶々夫人」の舞台となった長崎でヒロイン蝶々夫人を何度も演じ、
この悲恋物語を世界的に有名にした日本人オペラ歌手の像がありました。 |
「蝶々夫人」の作者、ジャコモ・プッチーニの像です。 |
ついに来ました、グラバー邸です。 |
色とりどりの草花がきれいです。 |
食堂です。 |
日本最古の木造洋風建築で国指定の重要文化財となっています。 |
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グラバー氏の趣味だった温室がありました。 |
長崎湾を一望する庭。 |
グラバー邸の入り口です。 |
というわけでグラバー園を見てまいりました。旧オルト邸は工事中でしたので見ることが出来ませんでしたが、グラバー邸というハイライトを見ることが出来ましたので十分です。
長い坂を下り、市電に乗って次に向かったのは中華街です。
新地中華街で電車を降り、川沿いを少し進むと見えて来ました。横浜と比べるとかなりこじんまりとした街並みです。お昼にちゃんぽんや皿うどんを食べようとして入ったかもめ市場の「蘇州林」の本店があるそうなので、是非食べてみたいと思います。ところが住所を頼りに歩いてもお店が見つかりません。それもそのはず、お店は工事中で解体されていて残っているのは瓦礫だけでした。これは仕方ない、もう一度長崎駅に戻ってかもめ市場の「蘇州林」に行ってみましょう。いくら何でもこの時間なので空いているはずですからね。こうして無事皿うどんとちゃんぽんを食べることができました。
この門は中国の神話に登場する四つの方角を司る神獣をモチーフに建造されているそうです。 |
2月に行われるランタンフェスティバルの会場となる湊(みなと)公園。 |
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平日とあって人影は少ないですが、それでも表通りは賑やかです。 |
長崎駅に戻ってきました。駅前を再開発しています。 |
かもめ市場は一番奥の建物の中にあります。 |
やっとありつけました。長崎名物の皿うどんです。麺は細い方を選びました。 |
こちらがちゃんぽん。麺の太さは選べません。 |
はい、これで皿うどんもちゃんぽんも食べました。残る長崎名物というと、「佐世保バーガー」が残っていますが、あと一日ありますので大丈夫でしょう。
さて見物するところも残りひとつとなりました。ではめがね橋にまいりましょう。当初は新地中華街からまっすぐ行けばすぐだったのですが、長崎駅前まで戻ってきてしまいましたので市電の「3系統蛍茶屋行き」にのって市役所前で降りるルートを使います。
めがね橋とは634(寛永11)年、興福寺の黙子如定(もくす にょじょう)禅師が架設したとされている日本最古の石つくりのアーチ橋です。アーチが二つ連続した橋ですが水面に映る影が見る方向によってはメガネのようだといわれていましたが、1882年に正式名称となったものです。
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確かにめがねそっくりに見えますね。 |
長崎駅行きの電車は帰宅する人で混んでいました。 |
何度目かの長崎駅です。暗くなってしまいました。 |
駅に戻ってコインロッカーから荷物を引き出して、駅の裏側へ回ってホテルからの連絡バスの到着を待ちます。1時間に1本のピックアップしかありません。
今夜泊まるホテルはルークプラザという四つ星ホテルなのですが、市内ではなく長崎市を見下ろす稲佐山の中腹にあるホテルです。交通手段は駅まで約15分の1連絡バスかタクシー以外はなく、周囲にはコンビニも飯屋もない住宅地のど真ん中のホテルです。
j実際、本当に何もないのか調べていたらホテルから100メーターほどのところに鉄板焼きの店を1軒見つけました。「大阪やき三太」とあります。書き込みを見ると「飲み物は缶ビールしかないが鉄板焼きが美味しい。ほかに食べる店はない。」とあるではありませんか。丁度小腹も空いてきたところだったので、「面白い、行ってみよう」ということになって出かけました。店には誰もいなくて、やがて2階からのっそりと主人が降りてきました。ビールを注文すると奥からそれでもちゃんと冷えたのを出してきてくれました。お好み焼きとと明石焼きを頼むとごそごそと準備を始めて焼き始めました。出されたお好み焼きはちゃんとしたプロの仕事でしかもとても美味しいのです。明石焼きも同様でした。結局ふたりで缶ビール3本を開けてお好み焼き2枚と明石焼き6個で約3000円払って帰ってきました。いやあ美味しかった。久しぶりにお好み焼きを食べましたが満足です。
本格的な美味しいお好み焼きでした。 |
こちらはタコ焼きを出汁に浸けて食べる明石焼き、これも美味しい。 |
窓から見える長崎の夜景。夜景が見える部屋を注文してよかった。 |
まあ、ツアーの宿のなかから、単純に価格だけ見て予約したせいですね。もっと立地場所を調べてから予約すればよかったかもしれません。
さて、明日はいよいよ軍艦島ツアーですね。波が穏やかで晴れて欲しいものです。
●第3日目:12月13日(木)
3日目の朝です。カーテンの隙間から朝日が見えます。カーテンを開けると穏やかな海が見えます。
いい天気ですね。朝食は前夜のホテルと同じく付属していませんので、手早く身支度をして玄関で待っている連絡バスに乗り込みます。このバスで長崎駅まで送ってもらうつもりです。長崎駅からは電車に乗って波止場まで行きます。今日は一日乗車券が使えないので現金で支払います。波止場で電車を降りると目の前に文明堂の古そうな建物がありました。きっとここが文明堂の創業の地なのでしょう。
波止場にある高島海上交通が今日のツアーの実行者です。事務所で、傘は持ち込めないのでレインコート着用のこととか島に着いて波が高かったら上陸しない帰ってくることもあるなどと注意を聞きながら「誓約書」を提出して申し込み終了。そのあとは乗船場所まで案内してもらいました。おお、結構乗船者がいますね、200人くらいかな?では、レッツゴー!
長崎の夜明けぜよ〜。 |
長崎駅から市電に乗ります。 |
文明堂。ここが創業の地でしょうか? |
ここが乗船場です。結構多くの人がいますね。 |
なかなかモダンな船です。「ブラックダイヤモンド」とは石炭のことですね。 |
船は定刻に離岸して長崎湾を進んでいきます。
両側には三菱をはじめとする多くの造船所や港湾関係の建物が並んでいます。
さすがは三菱、ここでイージス艦が作られています。 |
こちらはぎ装中でもうすぐ完成しますね。 |
神の島町のカトリック神の島教会と海の上の岬の聖母マリア像です。 |
こちらは沖ノ島のカトリック馬込教会です。やはりキリスト教が盛んなのですね。 |
まずやってきたのは高島でした。軍艦島はすぐ目の前ですが、船の持ち主である高島海上交通さんはここ高島にベースがあるということですね。軍艦島に上陸する前に詳しい説明をすることと、島にはトイレがないので最期にここでトイレを済ませておくための施設が作られていました。
上陸した乗船者は最初に軍艦島の模型を前に詳しい説明を受けます。さらに隣の資料館も見学して、時間調整をして軍艦島に向かうのだそうです。軍艦島に上陸出来るのは一度にひとつのツアーグループに限られていて、それぞれ順番に上陸するルールになっているのだそうです。ですので、わずか10分で行ける高島で時間調整をして、上陸時間の10分前に出発する、そういうシステムになっているのだそうです。
軍艦島の模型を前に説明を聞きます。 |
この方が我々のツアーのガイドです。 |
工夫の人を運んだトロッコの現物です。 |
掘り出した石炭を運ぶ炭車。これには3トンの石炭が積めます。 |
沖向きの住宅は台風が来るといつも潮をかぶったそうです。 |
住宅は全て外海側に集められていて重要な炭鉱の設備を守っていることが分かります。 |
資料館の内部です。 |
かつて使用されていた様々な道具類が展示されています。 |
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一般人が使用していた食器類でしょう。 |
三菱の創始者、岩崎弥太郎の像です。 |
はい、それではいよいよ軍艦島に乗り込みます。
まだ前の観光船が着岸していますね。こちらはぐるりと島を一周するようです。つまり島の裏側を含めて、今回立ち入ることができない部分を船上から見学するわけです。
軍艦島が目の前に見えています。 |
パノラマ写真です。左右にスクロールしてご覧ください。 |
こちらは裏側の映像です。こちらのほうが”軍艦”っぽく見えますね。 |
パノラマ写真です。左右にスクロールしてご覧ください。 |
これからぐるりと島を一周します。 |
島の裏側を見るのは初めてです。 |
裏には住宅がびっしりと並んでいます。炭鉱の設備は重要なので住宅を外海側に集めて楯にしたわけですね。 |
台風が来ると並んだ住宅がもろに波をかぶることになります。 |
さて、前の観光船が離岸していきます。その直後に我々の観光船が滑り込む感じで着岸します。まさに一刻も無駄にしないスムーズな動きですね。
いよいよ上陸します。順路に沿って柵の内側を進んで第1見学広場に集合しました。目の前に広がっっているのは一面の瓦礫です。かつて壁であり床であったコンクリートの建物の残骸でした。炭鉱としての機能を失って1974年に閉山してからわずか50年でこうなってしまうのか…この姿はあと何年見られるのか、孫の代になったら残ってはいないのではないかという疑問が生じました。
ここ、端島で石炭が見つかったのは1810年で、当時は佐賀藩が小規模な採炭を行っていたそうです。当初は現在の1/3くらいの面積の、岩が出ているだけの島であったのですが1890年に三菱が経営に乗り出して以降、本格的な海底炭鉱として開発が始まり周囲を埋め立てること6回で今の形になったそうです。
その後採炭量の増加とともに人口も増えて1916年には日本初の鉄筋コンクリート作りの高層住宅が建設されて、最盛期には5300人もの人がここで生活していました。
生活に必要なすべてを長崎から運び込むという不便な環境のため炭鉱夫の給料は良く、当時の普及率が全国平均で10%しかなかったテレビが端島では100%普及していたそうです。
しかしエネルギー革命によって需要が石炭から石油に移行するにしたがって徐々に出炭量も人口も減少し、1974年の1月に延べ1570万トンのも石炭を産出して閉山したのち4月以降は無人島となりました。
前の観光船がバックして離岸していきます。次は我々の番です。 |
さあ、着岸しました。 |
軍艦島上陸は初めての経験です。 |
右手の奥正面は端島小・中学校です。 |
4階までが小学校で、5階と7階が中学校でした。 |
手前の枠みたいなものは、石炭を運ぶベルトコンベアーの橋脚です。 |
上に乗っている四角い箱のようなものは第2竪坑に降りるエレベーターです。 |
一番見晴らしの良いところにあるのは三菱幹部用の住宅でした。3号棟になります。 |
ここには岩を突き抜けて反対側に抜ける近道のトンネルがあったそうです。 |
第2見学広場にやってきました。 |
右手前方に竪坑へのエレベーターの跡が見えます。 |
ここに見えるのはトイレでしょうか。 |
このエレベーターを使って坑道まで降りて行ったのです。 |
一度潜ったら戻って来れないかも知れないので「命の階段」と呼ばれていました。 |
山の上には巨大な貯水タンクがあります。
1957年に対岸の三和町から海底送水管がひかれ、ここから全住宅に水を供給していました。 |
第3見学広場にやってきました。 |
1916年に建てられた30号棟。日本最古の高層アパートです。 |
2階から7階までの床が崩落したのは2020年の春の嵐によるものだということです。 |
クリックして動画をご覧ください。 |
全体的に崩落が進んでいるのが分かります。 |
貯水タンクの横の灯台は1998年に建て替えられた2代目のものです。 |
石灰と赤土を使って石を固定しています。明治の天川と呼ばれる工法です。 |
かつては生活ごみをすべてここから投棄していたそうです。 |
長崎方向を見ると周囲にたくさん島があるのが分かります。 |
さて帰る時間となりました。船に戻りましょう。 |
お疲れさまでした。 |
事務所に立ち寄って預けておいた荷物を受け取ったところで丁度12時となりました。それでは最期の目的である「佐世保バーガー」を食べようと思います。長崎市内で「佐世保バーガー」を食べることができるお店があるのは・・・・ありました、長崎駅前のアミュ長崎内にある「ブルズキッチン」はどうでしょう?この後駅前から高速バスに乗って福岡に行くので丁度いいですね。
ということで、「ブルズキッチン」へGO!
昼時とあって5階のフロアは混雑していましたが、「ブルズキッチン」では並ぶこともなく席に着くことができました。注文はもちろん「佐世保バーガー」。どんなバーガーなのかな?
注文してから気が付いたのですが、ここのお店にはもう一つの長崎名物「トルコライス」があったのでした。「佐世保バーガー」をふたつじゃなくて「トルコライス」も頼めばよかったけれど・・・まあいいや今回はハンバーガーをいただきましょう。ジャーン!やってきたのはフレンチフライとふわっとしたバンズのバーガーでした。いただきま〜す。
これが「佐世保バーガー」ですか!初めて食べます。 |
ビーフのパティとチーズ、それにベーコンという組み合わせでした。 |
まあ、多少欠けたところはありましたが、これで長崎観光は終了です。このあとは長崎物産館から出る高速バスで福岡に移動します。
九州自動車道を通って福岡バスセンターに到着しました。福岡市内の渋滞のために約30分ほど遅れての到着です。当初はもつ鍋かいけす料理でも食べて帰ろうと思っていたのですが、そんなにゆっくりもしていられませんのでプランBを実行します。それはバスセンターの地下にある「牧のうどん」でごぼう天うどんを食べることです。バスセンターは博多駅の隣ですから、ササっと食べて地下鉄に乗れば30分後には福岡空港に着いていることでしょう。
ということで地下にある「牧のうどん」さんへ。
券売機で注文のうどんを買って空いた席に座るとすぐに店員さんがうどんを持ってきてくれました。小さな薬缶が付いていて、これはすぐにお茶じゃない、出汁が入っているのであろうと分かりました。
早速食べ始めて気が付いたのですが、食べても食べてもうどんが減らないのです。そして出汁をそそぐとどんどんうどんが湧いてくるように思えます。そうか、これが噂に聞いた「食べても減らないうどん」なのでありましたか。麺にコシがなくて柔らかいのが福岡のうどんの特徴なのです、「牧のうどん」はさらに製法が特殊なため、麺が出汁をどんどん吸い込んで、ゆっくり食べていると見かけの麺の量が増えてしまう、したがって「食べても食べてもなくならない魔法のうどん」とも言われる所以です。また「牧のうどん」では小さなやかんに入った継ぎ足し用の出汁が注文の品と一緒に出てくるのも特徴です。ふたりしてどうにかこうにか食べ終わりました。ああ、おいしかったあ〜。
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これが「ごぼう天うどん」です。薬缶に「出汁」が入っています。 |
ニョーボが注文した「ワカメうどん」。こちらも薬缶付き。 |
食べ終わったら地下鉄に乗りましょう。
バスセンターを出てすぐ隣の福岡駅から地下鉄に乗ります。PASMOが使えるのがありがたいですね。と、ここで大失敗。東京で使い慣れているはずなのになぜかとちくるって私がPASMOを改札機に差し込んでしまったのです。いつもタッチしているのに、こういうと急いでいる時って何をしてしまうかわかりませんね。駅員さんを呼んでPASMOを機械から取り出してもらいます。はいどーも、すみませんでした。
それで無事地下鉄に乗って次の駅が空港です。
地下鉄を降りて、ジェットスターのチェックインデスクを探してチケットを発券して搭乗口へ。飛行機にも無事乗り込んで、機内でビールを買ってお疲れ様の乾杯をしました。
ああ、いい旅行でした。
今度は沖縄にでも行こうかな?でも、やっぱりLCCはやめておこうっと。
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