<Visit to Toyama & Himi>
2025年5月10日〜5月13日:富山/氷見の旅

富山に「雪の大谷」を見に行きたいと思っています。
「雪の大谷」と言っても、別にLAドジャースの大谷選手の雪像が富山に出来たという話ではありません。ここでいう「大谷」とは雪原の中に出来た、除雪した道路の両側に出来る雪の壁のことで、なんと今年は雪が多かったので高さが16メーターに達したというのです。16メーターと言えば観光バスの車高が3.5メータくらいですから、優にバス4台分の高さです。そんな高い雪の壁をぜひ見てみたい。

勿論東京から出かけるツアーもありますが、調べてみると富山駅から日帰りの観光ツアーがでているではありませんか。朝9時に出発して夕方16時くらいに戻る、と言いますから手ごろです。早速申し込みをしようと日程表を見ると、ゴールデンウィークの間こそ連日催行となっていますがそれが終わると週末しか出ていないのですね。ということで、ゴールデンウィーク明けの5月11日に予約を入れました。つぎは富山市のホテルです。東京から出ていくと、行きだけで一日はかかりますから前泊してツアーに参加して後泊することになりますね。翌朝すぐ東京に戻ってくるのも勿体ないですね、そうだ、氷見に行ってみましょうか、それで氷見で一泊して昼頃に東京に帰ることにします。それなら一日は富山の街を見て回れますし、ちょっと足を延ばして砺波市の有名なチューリップ園も見ることもできます。
氷見の街は「寒ブリ」で有名です。今はシーズンではないですが、海沿いには「番屋街」というお店があって鮮魚から加工品まで氷見の旨いものがずらりと並んでいるということです。これは楽しみですね、ワクワクしますね。

早速いつもの「Booking.com」でホテルを探します。最初の二日は駅に近いホテルがいいですね、というのも日曜日の「雪の大谷ツアー」は富山駅北口から出発するからです。それに駅前には富山を代表する寿司屋とか飲食店がたくさん集中していますので、都合がいいわけです。
検索してみたところ、「東横イン富山駅前」と言うホテルが2件、第一と第二が見つかりました。第二のほうがより駅に近くて「とても良い」評価が付いていますが、どちらもツインの部屋は空いていません。ダブルベッドの部屋なのです。でもほかのホテルよりずっと価格的に安くて朝食付きで駐車場も敷地内なのでここにしましょう。次は氷見のホテルですが、こちらはホテルが一軒しかありません。他はみな民宿とか旅館なのです。そこで選択したのは「ルートイングランティア氷見・和蔵の宿」というところでした。最後の「和蔵の宿」というところが変に旅館風ですね。口コミを見ると「大浴場が良かった」とありますからやはりそうなのでしょう。なお、朝食もかなり充実しているようですが、氷見では「番屋街」に行って朝食を取ろうと思うので朝食はなしを選びました。

ということで今回の日程は;

5月10日
東京=>富山へ移動。「東横イン富山駅新幹線口2」に宿泊。「やつはし」で夕食。
5月11日
読売ツアーに参加して「雪の大谷」へ。戻って「とやま寿司」で夕食。
5月12日
ホテルを出て「富山ガラスの美術館」、富山城址へ。滑川へ移動して「ホタルイカミュージアム」を見物。氷見市に移動、「ルートイングランティア氷見和蔵の宿」に宿泊。
5月13日
「氷見ばんや街」で朝食、砺波市の「となみチューリップ園」を経て帰京。

となりました。今回の旅行の費用は高速道路代18,040円、ガソリン代が8,315円、宿泊費36,035円、食費32,300円で、お土産代その他を除いた合計は約94,700円となりました。

今回の走行ルートです。総走行距離:1,030km、平均燃費:21.8km/Lで消費燃料は:47.3L(176円/Lで8,315円)となりました。

●第1日目:5月10日(土)
さて当日、自宅を朝9時に出ました。首都高速を高島平で降りて関越自動車道入口から北上します。高崎からは上信越道に入って甘楽でトイレ休憩して東部湯の丸サービスエリアで昼食にします。なぜか「峠の釜めし」で有名な「荻野屋」のレストランがありましたので、あまりお腹が空いていないこともあってふたりともさっぱりと蕎麦になりました。


やっと甘楽(かんら)まで来ました。この道、昔は軽井沢までよく通ったものでした。

東部湯の丸サービスエリアに着きました。

「荻野屋」がありますね、ここでお昼にします。

私はとろろざるにしました。さすがに美味しい。

美味しかった蕎麦を後にして、さらにひたすら長野道を北上します。
野尻湖を過ぎると、妙高の山々が頂に雪をかぶって現れます。周りには全く雪がないのに、山の上のほうだけ雪があるのを見ると「春だなあ」としみじみ感じますね。

この道は2021年の7月に「上越、黒部ダムの旅」で上越市まで通った道です。
その時のことを思い出しながら、妙高高原を走っていきます。


野尻湖出口。向こうになんだか雪山らしきものが見えます。

さらに進むと、妙高の山々が現れました。

だんだん雪をかぶった山が多くみられるようになりました。

さて、上越インターで北陸道に入って南下します。有名な「親知らず子知らず」の海岸を抜けるととやまはもうすぐです。長かったですね。
ナビの指示に従って富山市内を抜けて富山駅に近づくにつれて、昔の記憶がよみがえってきました。2008年に富山駅周辺に宿泊したことがあるのです。あの時は白川郷や五箇山を回ったものです。やがて車はぴったりと東横インの駐車場に到着しました。車を預けて荷物を降ろし、チェックインをします。部屋には行って荷物をほどいたら散歩に出ましょう。ホテルは駅前にありますので駅ビルを見てみたいですね。前回来たときはまだ新幹線が開業していませんでしたから、古い駅ビルのままでした。それが、すっかり変わってお土産屋さんとか白エビや寿司屋などの食事処が出来ています。

一旦部屋に戻って夕食に出かける準備をします。
今夜は、少し歩いたところにある料理屋さんに予約を入れてあるのです。ホテルから歩いて10分くらいですのでぶらぶらと出かけます。電車通りから一本入った裏の路地に、目指す小料理屋「やつはし」さんがありました。


富山駅前のホテルに到着しました。

予約しておいたお店は「やつはし」さんです。

お酒は「玉旭」の純米無濾過原酒の4合瓶をもらいました。

まずはバイ貝の煮付け、これは外せませんね。

富山で「サス」と呼ばれるカジキを昆布で締めたもの。

バイガイのお刺身ももらいましょう。

ホタルイカの墨作り、イカ墨が入った塩辛ですね。

さて、ぶらぶらと歩いてホテルに戻ります。
いやあ美味しいお店でしたね。ここはネットで調べて見つけたお店なのですが、たまたま店内で同じカウンターにいた女性二人組は埼玉からのお客さんでしたけれども、私と同じようにネット検索して同じお店に行き着いたとのことでした。特にバイガイの煮つけがいい味でした。ふつう甘辛く煮付けるのですが、こんなに甘くて良かったのかと「目からうろこ」の味付けでした。カジキの昆布締めもいい味になっていました。それに、写真を撮り忘れた「げんげの天ぷら」も美味しかったです。また初めて飲んだ日本酒も料理に良く合っていいチョイスでした。

●第2日目:5月11日(日)
2日目、窓のカーテンを開けると、ぼんやりと日差しが差し込んできました。曇っていますが雨ではないようです。今日は読売観光が主催する「雪の大谷ツアー」に参加することになっています。富山駅から出発して日帰りで大谷を見て戻ってくるというツアーです。

では朝食をいただきましょう。実はこのホテル、朝食が無料なのです。基本的なご飯と味噌汁とおかずが数品だそうですが、どんなものがあるがみてみましょう。サラダ類は遠慮してポテトサラダを少々と玉子焼き、焼きシャケ、肉団子それにミニハンバーグと焼きそばをもらいました。そしてご飯は炊き込みご飯とカレーが選択できます。十分ですね。あと、飲み物と言うことでウーロン茶とスープが付いています。もちろんコーヒーや紅茶もあります。一通り料理をもらってみました。焼きそばはソース味ですね。具の類はありません。肉団子やミニハンバーグは最低限の価格のものでしょう。カレーはかなり辛めの味付けです。


例によってたんぱく質過剰の朝食です。焼きシャケに、肉団子とミニハンバーグでカレーがなくても十分食べられます。

食事を終えて支度をします。街歩き用のリュックサックに傘、雨具、セーター、それにコンビニで買ったおにぎりと飲み物を詰め込んで出かけます。集合場所は富山駅北口なので反対側ですね。
北口について見渡すと、広場に観光バスが4,5台並んでいます。近づいてみるとその中の黄色いバスが私たちが乗るべきバスであると分かりました。座席は申し込み順とのことで、私たちは一番後ろでした。乗り込むと間もなくバスは出発して、40分くらいで最初の休憩地である「立山アルペン村」に着くと言うことでした。

ここ「立山アルペン村」は広い駐車場があるので観光バスの立ち寄り地になっています。ここには食堂とお土産屋さんがあります。私は店内にあった「富山ブラックサイダー」と言うものを飲んでみました。想像していたブラックラーメンスープではなく美味しいコーラ風のサイダーでした。富山駅では曇り空でしたが、ここでは青空が広がっています。お山のほうも晴れてくれるといいですが・・・。


富山駅を出て約40分、立山アルペン村で最初の休憩です。

青空が広がっていい天気になりました。

「富山ブラック」と言うサイダーがありましたので味見をします。

これが我々のバスです。イルカ交通と言う会社です。

黄色いバスは見つけやすくていいですね。

ここから向かうのは有料道路の「立山アルペンルート」です。
この先休憩所は終点までありません。約1時間半ほどかけて一気に標高2.400メーターの室堂(むろどう)まで登るのです。バスはぐんぐんと一本道を登っていきます。最初のころは多かった緑の木々はだんだん登っていくにつれて残雪に覆われて行き、ついには森林限界を越えてしまいます。
そして最後は室堂ターミナルに到着するのです。すでに何台も観光バスが並んでいます。ゴールデンウィークなどはターミナル前にバスが入りきれずにほかの駐車場に移動して客待ちをしたといいます。皆、バスを降りてターミナルに向かいトイレを使う人、お土産を物色する人、あるいは食堂に向かう人など様々です。バスはここで2時間半ほど停車しており、その間に乗客はお昼を食べたり「雪の大谷」現物をするのです。


神通寺川と言う川に沿って登っていきます。

向こうの山のほうが晴れてきました。いいぞいいぞ。

ところどころ、木々の間に雪が見えます。

はるか右下に見えるのはさっきまで通ってきた道路です。

道の両脇が雪だらけになりました。

雪が多くなりました。

だんだんと木が少なくなって一面が雪野原になってきました。

バスの両側は雪野原です。

ついに「雪の大谷」らしきものが見え始めました。

どんどん高さが増していきます。これでバスと同じ高さになっています。

室堂(むろどう)の駐車場に到着しました。すっぽりと霧に包まれています。

駐車場で記念写真を撮る人。

ホテルやターミナルビルが霧でかすんでいます。

ここは標高2.390メーターもあります。気温は零度です。

この除雪機を使って雪道を切り開いていったのですね。

バスを降りたら、あたりは霧に包まれて真っ白です。まずはターミナルビルに入ってトイレを済ませましょう。それからいよいよ「大谷」さんにお目にかかるとしましょうか。

室堂は立山アルペンルート有料道路の終点なので、これより先に道路はありません。ですので今までバスが通ってきた道路のほうに向かって降りていくことになります。道路はご覧のようにセンターラインに沿って半分がロープで仕切られています。その間およそ500メートル、取りあえず一番先まで行ってみたいと思います。片側はバス専用の通行帯となっていますので、終点から500メートルのその間は信号に従ってバスが交互に登ったり下ったりしています。

「雪の大谷」とは、10メーターを超えるあたり一面の雪を除雪機によって掘り出してアスファルトの表面まで除雪した、道路そのものです。このアルペンルートはマイカーでは通行できません。マイカーで来た人は富山地方鉄道の立山駅の駐車場に車を置いて、立山駅からケーブルカーで美女平へ、そこからバスに乗って室堂ターミナルへと移動するわけです。さらに室堂から黒部ダム方面に向かう人は、立山駅から長野側の扇沢まで車を回送してくれるサービスもあるそうです。

これが雪の大谷か…初めて見ましたが、すごいものですね。良く道を外したりデコボコにならずにいで雪かきができるものです。北海道だと道の両側に下向きの矢印がついたポールが並んでいて地面が見えなくても除雪車がこの標識を見て除雪するのですが、その高さは5メーターから7メーターだそうです。「雪の大谷」の最大高さは、今年は16メーターだそうですから倍から3倍の高さですね。役に立ちません。なんでもGPSを使って道路の幅と方向を確認するそうですが、基本は道端に建てた5メーターの棒だそうです。これを目印にして、わずか3名の作業員が1か月以上かけてこのきれいな雪の壁を作り出しているそうです。これはもう富山の立派な観光名所なのですから、ただ除雪すればいいというものではなくて、それなりの仕上がりが求められるのでしょうね。なんとも見事な仕上がりでした。


おお、これが話に聞いていた大谷か・・・まさに驚きでした。後ろの建物はホテル。

こんな風に道路の反対側をバスが通ります。

Q&Aが張り出されています。

かなり壁が高くなっていきます。

進んでいくとどんどん壁が高くなっていきます。

ここでもうう5メーターを越えていますね。

観光バスの高さを越えています。

ホテルの屋上から見た室堂ターミナルの駐車場。中央奥が大谷の入り口です。

こちらはホテルの裏側。急に青空が広がりました。

中央にU字のカール(谷)が見えます。昔の氷河の跡ですね。

5枚の写真をつないでパノラマにしました。

ホテル立山を裏側から見た風景。

晴れたので再度青空の写真を撮りに来ました。

晴れたので青い空と白い雪の壁を一緒にを撮影することができました。

正面、反対側の壁の上でスキーをしているグループがいます。

さっきまで霧に包まれていた駐車場もすっきりと晴れています。

霧に煙っていた室堂ターミナルもこの通り。

いやあ素晴らしかったですね、「雪の大谷」。初めて見ましたが感動しました。ただ、一番先頭まで行ったのですが、一番高い16メーターの壁は見ることが出来ませんでした。

帰りは下りなのですんなりと帰ってきました。予定より早く4時すぎに富山駅北口に到着してそのまま解散しました。夕食には早過ぎるのでいったんホテルに帰ります。1時間くらい休息をして、夕食に出かけます。

今日の夕食は富山ならではのお寿司を食べたいのです。幸い富山駅周辺には「とやま鮨」をはじめとして金沢の「すし玉」、氷見の「きときと寿司」が揃っているほか「琉之輔」や「寿司清」「歩寿司」など食べログの評価が4.0を超える寿司屋が10店以上集結しているのです。
そのなかで今回は、「とやま鮨」に行こうと思います。「すし玉」はもともと金沢が本店ですし、「きときと寿司」は翌日に氷見訪問の際に行ってみる予定にしているからです。幸い、ホテルの並びに「回転とやま鮨本館」「炙り庵とやま鮨」「とやま鮨新館」と3軒もありますので、そのうちのどれかに行ってみようと思います。ぶらぶら歩いて偵察をした結果、3軒目の「とやま鮨新館」に狙いを定めて前に並びました。ここは今年の4月にオープンしたばかりのお店です。20分ほど並んで、私たちの番が来ました。


駅前に停車しているモダンな電車。

こちらが「とやま鮨」の新館です。4月にオープンしたばかりの新店です。

店内の様子。新しくて気持ちが良いです。

まずはバイ貝とアイナメをもらいます。

続いては白エビです。海苔ではなくて昆布で巻いてあります。

飲み物はビールに変えて日本酒。「立山」の純米酒をもらいました。

サワラの炙りです。

ノドグロの炙りですね。

ホタルイカの沖漬け、白エビ、それに紅ズワイの3種盛り。

それから、アジ。

ホタルイカの刺身。

白エビの天ぷら。

蒸しエビ。

茶わん蒸し紅ずわいのせ”です。

う〜ん、これはすごい。どれも今までに食べたことがあるネタなのですが、こうやって一度に全部そろうのは初めてです。さすがは富山を代表する寿司屋「とやま鮨」でしたねえ。お見事でありました。ちなみにお値段のほうは締めて12,000円程度でありました。富山の寿司はレベルが高いですね。お腹もいっぱいになりましたのでホテルに戻ります。

さて、ホテルの部屋でテレビを見ていると喉が渇いてきました。そうです、お寿司を食べると塩分が多いので喉が渇くのですよね。ビールでも飲みたくなって時計を見るとまだ8時半です。時間的にまだ早いので、飲みに出ようと思います。そこで身支度を整えて駅ビルに行ってみました。するとお土産を売っていた店の周囲には柵がめぐらされていて、これはもう営業が終了していることが一目でわかりました。外側の飲食店は、と見るとこちらはテーブルを拭いたり椅子を片付けています。こちらももう閉店するところであると分かりました。そこで駅ビルを出て裏の路地風の通路に行ってみると、こちらも「すみません、もう終わりなんですよ」と言われてしまいました。富山の駅周辺は夜9時ですべて閉店するらしいです。早いですよね。雨もザーザー降ってきましたし、急に飲みたい気持ちが萎えてしまいましたので、ホテルに帰ってビールを買って部屋で飲むことにしました。もう少し早い時間から動き出せばよかったですね。

 

●第3日目:5月12日(月)
三日目の朝です。昨夜の雨は上がって、曇っています。部屋を片付けて朝食をとりにおります。今日の朝食はカレーや焼きそば、炊き込みご飯は前日と同じで、サラダの内容が変わって焼き魚がシャケからサバになり、ミニハンバーグが魚主体になっているほかはミートボール、玉子焼き等は変わっていません。前日、ちょっと食べすぎたので今日は控えめにします。


ホテルのフロントの隣の朝食会場です。

前日より少なめの朝食。

部屋に戻って冷蔵庫を片付けて、チェックアウトをします。と言っても自動チェックイン・チェックアウト機にルームキーのカードを返却するだけです。東横インのメンバー会員だとチェックインも自動チェックイン機で簡単に出来るのだそうです。

ホテルの隣のタワーパーキングで車を引き出して出発。まずは「ガラスの美術館=富山市立図書館」に行きましょう。近くのパーキングを探すと向かい側にあるグランドパーキングが良さそうです。グランドパーキングに車を入れて道を渡って美術館に向かいます。この美術館、なぜ富山にあるのかと言うと、そもそも富山市には、ガラス作家を育成する富山ガラス造形研究所や作家の制作活動を支援する富山ガラス工房、そして芸術鑑賞の場である富山市ガラス美術館が揃う、世界でも有数のガラスの街であるからです。そんなガラス芸術の盛んな富山の象徴的なミュージアムである富山市ガラス美術館は、世界的な建築家の隈研吾氏が設計を手掛けた複合施設「TOYAMAキラリ」内にあります。この美術館のシンボルにもなっているのが、現代ガラス美術の巨匠デイル・チフーリ氏の作品をはじめとする国内外の現代グラスアート作品であります。美術館では彼らの常設展に加え、様々な企画展も開催されています。そして「富山市立図書館」が「TOYAMAキラリ」内の「ガラスの美術館」や富山第一銀行に同居していて一風変わった雰囲気を作り出しています。
入館料は、常設展だけを見るのであれば大人一人200円で、企画展も入れると1200円となっていました。もちろん、図書館だけを利用する場合や建物だけを見る場合は無料となっています。
企画展示室は2階と3階に、常設展示室は4階と6階に分かれていますので私たちは200円の券を購入して1階と4階、6階を見て回りました。さらに4階は撮影禁止となっていましたので、その作品についての写真はありません。


自動化が進んだホテル東横インのフロント。手前にあるのが自動チェックイン・チェックアウト機です。

「ガラスの美術館」に到着しました。

二階のフロアです。なかなか面白いデザインになっていますね。

三階から四階の眺め。木が多いのは隈研吾デザインの特徴です。

四階から六階までの吹き抜け。

現代ガラス作家の巨匠デイル・チフーリ氏の作品です。

これも同じくデイル・チフーリ氏の作品。

デイル・チフーリ氏の作品。

デイル・チフーリ氏の作品。

デイル・チフーリ氏の作品。2015年作。

デイル・チフーリ氏の作品。2015年作。

6階から2階までの各階を望む。

5階の図書館部分です。

1階ロビーに置いてあった木製のおもちゃ。

なかなか見ごたえがありましたね。興味深い内容でした。建物の全体的な印象としては、良く知られている木材による造形が隈研吾氏の特徴であり、温かみを感じさせていて、内部のデザインに良く表れていると思いました。一方の外観は、アルミ、ガラス、石を組み合わせたキラキラとした造りで遠くからでも目を引き、立山連峰をイメージさせるものとなっています。

さて、では次に参りましょう。グランドパーキングに車を置いてそのまま歩いて移動します。2ブロックほど離れたところに富山城址があるのです。
こ富山城は、1543年に(天文12年)に神保長職によって築かれました。越中国の中心に位置し交通の要衝にあったため、戦国時代には激しい争奪戦が繰り広げられました。上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉など名だたる武将が富山城を支配下に治めています。その後、加賀100万石の前田家の所領となり、1605年(慶長10年)、前田家二代藩主利長は隠居をして家督を利常に譲り、金沢城からここに移り住んで隠居城としたもので、「浮城(うきしろ)」とか「安住城(あずみじょう)」ともいわれていて、続日本100名城の一つとなっています。しかし利長は1609年(慶長14年)3月18日に建物の主要部をことごとく焼失したため、高岡城を築いて移り住んでいます。現在見られる天守閣様の建物については古来からのものではなく、もともと城として幕府から天守を建ててもよいとの許可は出ていたものの、外様大名であることから徳川家に遠慮して、また藩の財政事情によって建設が延び延びになり、天守台として土塁部分が盛土造成されたものの結局幕末まで天守閣を始め、本丸の櫓は作らずじまいであったとされています。現存する建物は、1954年(昭和29年)4月11日より富山城跡の一帯で富山産業大博覧会が開催された際に、戦災復興のシンボルとして鉄筋コンクリート構造による模擬天守が記念に建てられることとなって、彦根城や犬山城、大垣城などを参考にして1954年(昭和29年)4月3日に完成し、以来、通称として「富山城」と呼ばれることになったものです。この模擬天守は同年11月17日より富山市郷土博物館として運営が始まり現在に至っています。


駅前通りにやってきました。奥に見える緑の木々が城址公園です。

これが富山城、美しいですね。

堂々とした天守閣です。(のちに新しく作られたものと判明)

内部は富山市郷土博物館となっています。

前田利長が着用したとされる「銀鯰尾兜」(春田勝光作製)、高さは127.5cmもあります。

最上階からの風景(東側)。

南側を見る。

西側の風景。

北側(駅方向)の風景。(左のタワーは県民会館のもの)

城内からみた天守閣。

千歳御門。富山城の唯一の創建当初の建造物として残る。

「大辻」さんでマス寿司を買いました。大手ですが、まあいいでしょう。

ところで皆さんは唱歌「荒城の月」はご存じですね。
土井晩翠作詞、滝廉太郎作曲の日本を代表する歌といっていいでしょう。
土井晩翠は故郷である仙台の青葉城や旧制二高時代に訪れた会津若松城を題材に詩を書き、滝廉太郎もまた、思春期を過ごした大分の岡城をモデルに構想を練ったといわれています。が、じつは滝廉太郎が少年時代を富山で過ごしたことから、富山城も歌の題材のひとつになったといわれているのです。廉太郎は、一年生のときに父親の仕事の関係で富山城内にあった富山県尋常師範学校附属小学校に転入し、三年生の半ばまで在学していました。「お正月」や「雪やこんこん」は富山での生活を偲んで作曲されたということです。
彼が小学校に通っていた1886年(明治19年)当時、富山城はすでに廃城となっていました。建築物は民間に払い下げられ、富山藩時代の政庁だった本丸御殿は県庁舎として、二の丸の櫓御門は小学校としてそのまま利用され、他の建物は解体されていたそうです。
「荒城の月」のもの哀しいメロディは、こうした風景から生まれたものかもしれません。

城址公園を出て次はマス寿司を買おうと思います。どこかローカルな寿司屋を探して、近所にある「まつ川」さんに向かいます。ところがシャッターが降りています。定休日は日曜日しかも営業時間内なので、休みではないハズなのですがやっていないものは仕方がありません。そのままグランドパーキングに向かって歩いていくと手前の角に「大辻」の看板が見えるではありませんか!良かった。なるべくマイナーな店で購入したかったのですが、メジャーでもいいでしょう。買い上げてパーキングに戻り、車に積んであるアイスボックスに入れました。

さあ、車を出して次にカーナビに入力するのは滑川市の「ホタルイカミュージアム」です。
ホタルイカ漁を見学するツアーがあるのは知っていますが、とても人気があってすぐにチケットが売り切れてしまうのだそうです。それに漁に同行するわけですから朝早いので前泊しなければなりません。ところが、そんなことをしなくても目の前でホタルイカの姿を見ることができる、しかも昼間に何度でも(3月末から5月いっぱい:ホタルイカの期間中のみ)という夢のような体験が可能なのです。それがホタルイカミュージアムです。
富山市内からミュージアムのある滑川市内までは約45分くらいです。ミュージアムは木造の壁に囲まれた楕円形の建物でした。入場料820円を払って中に入ると、「いまからホタルイカの発光ショーが始まりまぁ〜す!」と言う声が聴こえます。そうそうそれを見に来たのですからね。ショー会場は前方いステージがあってそれを取り囲むように座席があります。一回の収容人数は100人だそうですが、発光ショーを近くで見るためには50人くらいが限度かと思います。
最初に係の人から、ホタルイカの生態や発光の仕組みなどの解説があります。それによると、ホタルイカが発見されたのは明治38年に東京大学教授の渡瀬庄三郎博士の命名によるものです。それまでは地元では「マツイカ」と呼ばれていました。富山湾に蛍のように光るイカがいると聞いて「ホタルイカ」と命名したわけです。ホタルイカが光るのは「ルシフェリン」という発光物質に「ルシフェラーゼ」という発光酵素が作用することによって起こります。この光は熱をもたないため「冷光」と呼ばれています。これは昆虫のホタルの発光と同じ原理なのですが、発光物質や発光酵素の構造はいくぶん異なっているそうです。
本来、ホタルイカが光るのは次の理由によるそうです。

1. 身を守る:ホタルイカの腕の発光器は刺激を与えたり驚かせたときに発光します。つまり暗い海中で外敵に襲われたときなど光を発することで相手を驚かせたり、目くらまし効果を狙った行動のひとつといわれています。

2. 見を隠す:ホタルイカは海中ではからだを水平にしているので、昼間は上からの太陽光に反応して腹側にある発光器から光を出します。つまり明るい海面に対して、光が強すぎるとかえって目立ってしまうし、光が弱いとシルエットになって海中にいる敵に見つかってしまいます。光を上手に調節することによって海面の明るさに溶け込んで敵からわが身を守っていると考えられています。

3. 通信機能:ホタルイカの眼は青、水色、緑の3種の色を識別でき、同じ仲間同士やオスとメスとの間で合図を送ったり、集団で行動したりすることができると考えられています。


楕円形のホタルイカミュージアムです。

ここが入り口です。

ミュージアムの受け付けは左側です。

大きな解説パネルがありました。

発光ショーの様子。実際は真っ暗なので撮影できません。

ホタルイカが光るのは3か所です。皮膚全体が光って海面の明るさに溶け込みます。

皮膚発光は青い光です。

発光ショーの会場を出て表に出ますと、そこには円形の広いプールがあってところどころに青いプラスチックのバットが置いてあります。バットの中にはホタルイカが何匹か入っていて自由に手に取って観察できるようになっています。


こちらの水槽ではホタルイカに触れることができます。

浅いバットの中にホタルイカがいます。

ホタルイカの解説をしたシートが添えてあります。

私も手のうえに乗せてみました。かじられました。

いやあ、楽しかったですね。ホタルイカが光るところを初めて見ましたが、あんなに腕がはっきりと光るのですね。もうちょっとぼんやりとした光かと思いました。それにホタルイカのつかみ取り、いや掴んじゃいけませんね、すくい取りと言いましょうか。手のひらのうえで、もぞもぞ脚を動かしていたかと思うと小さな口でかじりついてきたりして。かわいいやつです。

それでは最後の目的地、氷見に向かいましょう。
ナビを再度セットしなおします。42キロくらいありますね。2時間まではかからないでしょう。途中で砺波市を通ります。予定では砺波市のチューリップ公園を訪ねてみようと思っていたのですが、ゴールデンウィークのあとイベントの跡片付けで5月7日から12日まで休園になっているのです。ですので、明日、時間があったら立ち寄ってみようと思っています。

氷見に入りました。ホテルは「ルートイングランティア氷見・和蔵の宿」というところで町の中心をとおるバイパスに面しているそうです。山を越えて氷見の街に入ると遠くからでも我々の泊まるホテルらしき建物ががでんとそびえたっているのが見えます。きっとあれがそうでしょう。

と言うわけでホテルにチェックイン。「和蔵の宿」の意味が分かりました。やはり温泉が付いていたのです。そもそも氷見市内には、海岸沿いをはじめとして近郊にいくつもの温泉が点在し、「能登半島国定公園氷見温泉郷」と呼ばれているのです。それでホテルを探している時に旅館ばかりがたくさん出てきたわけでした。さて、夕食の予定についてここで変更が入りました。というのは、高岡からバイパス160号線をずっと走ってくる途中、今夜食べに行く予定の「きときと寿司氷見本店」が左側にあったのです。ですがそれは氷見市の南のはずれでした。そこからホテルまでタクシーで行くとなるとざっと5キロメーターくらいありますから料金は2,500円くらい、往復で5,000円+迎車料金もかかる計算です。それよりは近所になにかいい店は無いものか、まずは有名な「氷見番屋街」に行ってみるとしましょう。ふたたびホテルから氷見番屋街まで車を走らせます。ホテルからですと1キロちょっとの距離でした。夕方とあって中のお店は寿司屋とか水産物販売店がかろうじてやっているだけで、ほとんどの土産物屋などは店仕舞いをしています。それなら、開いている店で総菜と寿司を買って帰ってホテルで飲もう、と考えました。そこで閉店準備を始めた魚屋でバイガイの煮付けやヒラメの刺身、ハチメ(メバル)の昆布締め、白エビの天ぷらを購入しました。次はご飯です。回転寿司の店「氷見前寿司」に飛び込んでみると、営業時間は20時までですが、お客さんは一人しかおりません。そこで鉄火巻、ホタルイカ、白エビ、メジマグロ、タイ、ブリなどを頼んでお好みで持ち帰りにさせてもらいます。
次はお酒が欲しい。ところが商店街と思われるメインの通りを探しても酒屋が見つからないのです。そこで八百屋のような食品屋さんで聞いてみると「バイパスまで行けば酒の専門店がある」ということでしたのでバイパスにあるイオンモールでようやく立山酒造の「立山」を手に入れました。

これですべてそろいました。ホテルに戻ってまず温泉に入ります。赤茶色の濁った温泉でした。全身をゆっくり湯船の中で伸ばして・・・あ〜いい気持ち。部屋に戻って冷たーいビールで乾杯。続いて「立山」を開けてバイ貝をつまみます。うん、富山っていいところだなあ。


氷見の番屋街に到着しました。もう、ほとんどの店は閉まっています。

お店の案内です。まだやっているお店は数軒ですね。

魚屋で買ってきた富山の珍味です。メバルの昆布締めが珍しい。

回転寿司屋でお好みで握ってもらいました。

ビールの後は日本酒が待っています。

さて、温泉に入ってビールを飲んで、日本酒で富山の海の幸を楽しみました。いい気分で、目の前にあるベッドに飛び込むことができます。これもタクシーで遠くまで行かずに済んだ結果ですね。こんな旅行があってもいいでしょう。

●第4日目:5月13日(火)
旅行最終日の朝です。今日もいい天気です。

ホテルをチェックアウトして、向かったのは「氷見番屋街」です。ここで朝ごはんを食べる予定です。
注文したのはばんや朝食と名付けられた刺身定食です。これ1種類で、ほかには何も選べません。ですので作る側にとっては楽でしょう。お客は私たちの前に一組、あとから入ってきたひとが一組でした。満席と言うのも困りますが、これではちょっと寂しいですね。


これです。これを食べに来ています。

こちらが番屋亭の入り口です。

こちらが定食です。ブリの分厚い切り身がいっぱい入っています。

ただ、後から考えてみると、ここは観光客向けに作られた施設であって、隣には氷見の漁港があってそちらには氷見港魚市場食堂と岩壁市場と言う2軒の、港で働く人々のための昔ながらの食堂があるのです。だからいかにもと言う漁港の食堂で食べたかったらそっちに行けばよかった話でありました。氷見の街は十分下見をしたはずなのに、肝心なところが抜け落ちていましたね、反省します。

さて、ではお土産なんぞを買って東京に向かいうとしましょう。
とは言ってもまだこの時間に開いている店はたいしてありません。飲食のお店はまだ開店準備中で、昨日刺身や煮付けを買った魚屋と「番屋鮮魚直売所」の2か所だけです。そこでタイとメバルの昆布締め、ガスエビの天ぷら、バイガイの刺身、活バイ貝を購入しました。続いて直売所をのぞいてまだ動いているスズキがあったのでそれを1匹買って刺身に捌いてもらうのを待つ間に岩ガキを1個食べてみます。うん、美味しい。
展望台があったので上がってみると、富山湾がキラキラと光っていました。見ると島がありますね。あれは唐島と言って氷見漁港の300メーター沖合にある島全体が氷見市丸の内にある曹洞宗光禅寺の所有地となっており、唐島は光禅寺の境内とされています。1967年3月に県指定の天然記念物に指定されたそうです。また構内には忍者ハットリくんとかモグロ腹蔵、プロゴルファー猿などのイラストを書いた”顔はめ”がありました。氷見市はそれらの作者である藤子不二雄Aさんの出身地でしかも光善寺が御実家だそうで、氷見市のトレードマークになっているのだそうです。


こちらの飲食のお店は開店準備中。

昨日魚を買った店(この店の右隣)とこの直売所だけ営業中。

もう夏なので岩ガキだけ食べられます。

早速ひとつ味見をしました。これは一個1000円。うまい!

屋上の展望台から海を見る。沖に見える島は唐島と言い、県の天然記念物となっている。

施設内にあった忍者ハットリくんほかの漫画のキャラクターの作者が氷見出身でした。

観光地と言ってもオフシーズンで平日の朝9時だと人影はまばらです。

					

まあねえ、平日ですから人出は今一つでしたが欲しい魚は買えたので、車のクーラーバッグに詰め込んで氷見市を出発します。

そうそう、帰り道、砺波のチューリップ公園に寄ってみるのでしたね。ナビをセットしておよそ15分で到着しました。駐車場はガラガラに空いています。休みじゃないだろうな?入口らしき建物に向かいますが、どこにもチケット売り場らしいところが見当たりません。料金所がないのでそのまま通り過ぎて園内に入ります。園内には池があって周囲に木が植えられています。しかし目に入るはずの赤や黄色などのカラフルな絨毯がどこにもありません。それらしい植物が植えられている区画を見てびっくり!なんと全てのチューリップが首のところからちょん切られているではありませんか。隣の区画も、その隣の区画も・・・とにかくあらゆる区画のチューリップがすべて首切りの刑に処せられていました。チューリップの花だけを切るのは、良い球根を育てるためであると聞いたことがあります。事実、オランダのキューケンホフと言う有名なチューリップ園の周囲にはたくさんの畑があってそこでは花を切られたチューリップが並んでいました。この畑は球根を取って世界に販売するための畑なので、そうする必要があるのでしょう。けれども砺波のチューリップ公園の規模では球根を売ると言ってもわずかな額です。それだけのために全部の花を切ってしまうのはもったいないことではありませんか。
せめての慰めに、会期中のチューリップ公園の様子を写した写真を掲載しておきます。


チューリップ公園の入り口は閑散としています。

公園の案内図。このうちどのくらいがチューリップなのでしょう。

池がありました。

周囲は結構整備されています。

お、対岸に赤い花が。あれがチューリップなのかな?

チューリップ公園のシンボルですね。

がガーン、花が切られてしまっています。

こちらの区画も同じ有様です。

ここもそうです。咲いているのはすみれでチューリップではありません。

ここは根っこから花が抜かれています。

ここの花壇も同じ。

咲いていたのはこの人工のチューリップだけでした。

では、以下にネットから拾った「トナミチューリップ園」のチューリップが咲いている時期の写真をごらんいただきます。やっぱり花があるときれいですね。


土だけになっていたところも花が植えられていたのですね。

これでチューリップ公園の見物は終了です。
このあとは高速道路に乗って、一気に東京を目指したいと思います。車は快晴の空のもと、快適に北陸自動車道は上越インターで上信越道に入ります。お昼を過ぎましたのでどこかでランチとしましょう。なかなかないものですねえ。すでに13時を過ぎました。もうどこでもいいから入りたい。そこで小布施パーキングエリアに入りました。私はお肉を食べたかったので生姜焼き定食を、女房はあっさりしたものがいいということでざるそばを注文しました。


妙高の手前で休息です。向こうにまだ雪をかぶった山々がきれいに見えます。

さあ、ランチです。そろそろ、お肉を食べたくなりました。生姜焼き定食1030円。

女房はさっぱりとしたものがいいそうで、ざるそばを選びました。700円。

さて、砺波で高速に乗ってから約200キロメートル走ったことになります。まだ半分しか走っていませんね。さあ、東京まで頑張ろう!

その後藤岡のパーキングでコーヒーを飲んで休憩を取りましたが、道路は順調で16時29分に練間料金所を通過しました。砺波を入ったのが10時42分でしたので約6時間で富山から戻ってきた計算となります。その後は大泉から外郭環状線に乗り、戸田から首都高速に乗って17時30分に自宅に到着しました。いやあ我ながらよく走ったものです。やはり300キロくらいまでがいいところですね。さすがに400キロを超えると、車のシートがいいので腰は痛くはなりませんが、神経のほうが疲れます

その日の夕食は、富山市内で買ってきた昆布巻き蒲鉾やマスの寿司に加えて氷見で買ってきた昆布締めや刺身が並びました。お酒はもちろん「立山」です。


「立山」を開けて富山県の食材を食うと言う組み合わせを試みました。

奥はタイの昆布締めとガスエビの天ぷら、それにメバルの昆布締め。手前はバイ貝にスズキに金目の刺身。

活けのバイガイをさっそく煮てみました。

「大辻」のマスの寿司です。

いやあ、いい旅でした。
「雪の大谷」に始まって、富山の海の幸で締める旅となりました。
旅行って本当にいいものですね。
それではみなさん、また次の旅まで、さよならサヨナラさよなら・・・

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