電 話:
03-5704-0320
住 所:
東京都目黒区鷹番2-21-4
ホームページ:
なし
訪問日:
2008年3月
解説・感想
目立たない場所にありますが、確かな腕の持ち主の店です。一時、体調を崩されていましたが、今では予約ベースでお店を開いています。開いているときもありますがなるべく予約していく方が確実に美味しいものを作ってもらえることは間違いありません。季節の懐石と、との時期の旬の素材を使ったコースがあり、そのほかにも希望を言えばなんでも作ってもらえます。この時は3月でしたが、久し振りに私が行くということで、好物の鴨、それにいつもお気に入りのカキのミソ焼きの2品を中心とした献立を作ってくれました。

これは月代わりのコースメニュー。お任せで12000円くらいだが、8000円くらいから作ってもらえる。

今日の1品目。ねっとりとした卵の蒸しものに生赤貝を乗せ、醤油味の餡をかけてある。

2品目のプレゼンテーション。

中にあったのはクジラの脂身こと、通称お「化け」。酢味噌がかかっている。

八寸は桜の小枝を刺してあります。春の雰囲気がありますね。

ホタルイカ、バイ貝、クリームチーズのサーモン手毬、煮こごり、そして豆の漉したもの。

さあ、蒸しものです。土瓶蒸しにはスダチが添えられていますね。

中は結んだ三つ葉とハマグリでした。深い味です。

お造りはこんな風にしてでてきました。被せてあるのは大根をかつらむきにしたものです。

ごく新鮮なノレソレ(穴子の稚魚)。綺麗に透き通って骨まで見え、歯ごたえが初めての食感。横は馬刺。

京都の九条ネギと宮城の牡蛎がでてきました。

カンカンに熾きた炭火のコンロの上で特製味噌ダレで焼きます。

グツグツ煮詰まってきましたが、全然焦げたり塩辛くならないのが、この味噌ダレの秘密ですよ。

次には鴨と野菜がでてきました。手前の丸いのは骨入りの鴨の丸(がん)。砂糖と割り下もあります。

関西風に、焼けたお肉に直接砂糖を振りかけます。

その上から割り下をちょろりとかけましょう。

ご飯となりました。モズクの炊き込みご飯とどぶ漬け、大きなシジミの味噌汁。

今日のデザートは抹茶アイスですね。ここの水ようかんも絶品なのです。

ちょっと上が見えにくいですが「四条流庖丁式」と書いてあります。

これが、庖丁式を行ったときの写真です。

ご主人、今日もご馳走様でした。

入り口です。分かりにくいので、最初は案内役が欲しいでしょうね。

2008年7月:ハモづくし

夏ということで、寒河江さんにハモを食べさせてくれるようお願いしました。準備の都合があるでしょうから、1週間前に予約を入れました。

さて当日、一緒に食事をした友人が私にプレゼントだと秋田の超辛口の酒「刈穂」を持ってきてくれました。
これは嬉しい、そしてせっかくの美味しいお料理があるのだからここで飲ませていただこう、と寒河江さんに相談してみたところ、「はい、いいですよ。じゃあ預かって冷やしますから」とのこと。有り難い。そのお酒が冷えるまでは、お店のおすすめのお酒をいただきましたよ、もちろん。

さて、お料理の方は最初に先付け、八寸、蒸しものをいただき、次に寒河江さんが裏から持ってきたのが本日の主役の見事なハモでした。もちろんまだ活きています。そのうちにカウンターの向こうからシャッシャッとハモきりの音が聞こえてきました。楽しみですよ。

まずはお造り、続いてハモの椀がでてそれから焼き物とたっぷりと楽しませていただきました。「ほらこんなのどう?」と出してくれたのは、ハモの卵の塩辛です。ふうむ、これは珍味ですね、刈穂が最高に合うではありませんか!

そして、締めのご飯は、なんと鮎ご飯でした。
イヤア、今回もさすがのお味でした。次回は・・なにかなあ〜♪


まずは先付け。鶏のささみの昆布締めにオクラが乗り、その上に白髪に切った長芋がかかっています。

穴子入り茶碗蒸し。京都のジュンサイは葉が小さくてゼリー状の部分が大きい、最高級品です。

八寸は朝顔の器に盛られています。このわたのせご飯が絶品でした。

お造りはハモの落としです。そこにハモの肝と卵が添えられています。

お椀ももちろんハモですよ。お出しが上品なこと・・・

焼き物のハモと野菜。上にかかっている味噌にはクルミが混ぜ込んであります。

これがハモの卵の塩辛。珍味ですね〜

ご飯は目の前で炊きあげた鮎ご飯。良い香りでした。

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