東北の美味いモンを食べに行こう!
ひょんなことから「八戸に美味しいもの食べに行きませんか」とお誘いがありました。私は東北新幹線は仙台までが最北端です。八戸には親戚がいるのですがこれまで尋ねたことがありませんでした。ネットで調べてみると魚介類だけではなく馬も鶏も名物だそうです。これは楽しみですね、行きましょ、行きましょ!
東京駅を朝8時半に出て、ひたすら北へ3時間。
車窓からは雪はほとんど目に付きません。そして到着した八戸駅、さすがに風は冷たいのですが、快晴で路面はすっかり乾いており、雪もありません。まずは駅の横のお土産センターに行って名産を手に入れておきましょう。目指したのは地元で人気になっている「鯖っぷる」とう、鯖入りのアップルパイです。それに鯖の冷燻も買いました。それらを駅のコインロッカーに入れて、さあお腹も空いたし、街へ繰り出しましょう。
とは言っても、中心部に近い本八戸へ行く列車は1時間半後までありません。それまで待っていても時間の無駄ですから、バスを捜しました。料金310円、約20分で中心街の三日町に到着です。そこから地図を見ながら10分ほど歩いて割烹「さんりく」へ。
さんりくでは、この店の名物「いちご煮」とイカそうめん、それに念願のホヤの刺身をいただき、冷え切った体を地酒「男山」の熱燗で温めます。さらに青森の銘酒「桃川」もいただいてホッコリ・・・・さあ次に行きましょう。お店の女の子にこの時間でも開いている居酒屋はないか聞いたところ、みろく横丁の「我が家」ならやっているとのこと。
早速そこへ向かいましたが、張り紙があって「当分昼は休みます」ですって。まあ、冬だしね〜無理もない。ということでかねて調べておいた馬肉の専門店「尾形」へ。
ここでは店頭で馬刺も販売していますが、奥は食事が出来るお店です。メニューを見て注文したのは、北海道では「なんこう」として知られる馬の腸の味噌煮込み。北海道ではゴボウとこんにゃくを入れますが、ここのはゴボウと長ネギとシソの実が入っています。そして馬のユッケは、卵はなくてキュウリのみじん切りが入っていますね。これはちょっと水っぽいかな?そして馬チャーシューはしっかりと濃い味で酒のつまみに最高です。透き通った脂も良い。さらに刺身は心臓(ハツ)を注文しました。ピリ辛の味噌ダレが付いてきましたが、塩胡椒ももらいましょう、さらにはゴマと塩も、でもってハツ刺しのお代わり、くださぁ〜い!そうそう、馬刺も食べないと。ロースとコーネ(たてがみ)のミックスをもらいました。ウン、赤身が美味しいです。これはロースもお代わりしましょう。で、お酒はめずらしい長いもの焼酎がありました。さっそくボトルでもらい、綺麗に空けてしまいました。
ゆっくりと飲んで、次のシャモロックの店が開く5時までねばって外に出ました。日が陰ってくるとさらに風が冷たいです。5分ほど歩いて「シャモロックホームズ」に到着。そう、店の名は「シャーロックホームズ」にかけているんですね。刺身はハツと砂肝とレバーの盛り合わせです。串焼きは砂肝とせせりを、さらに手羽先もいただきました。さすがに肉質が良いですね。お酒は黒霧島をいただきました。
さあ、残り1時間、最後の店に行きましょう。灯りがともったみろく横丁を素通りして、地元でも人気の居酒屋「ばんや」に向かいました。ここはカウンターにずらりと総菜が並び、店主が親しみのもてる雰囲気を醸し出しています。熱燗を頼んでまずは三平汁を注文しました。北海道の三平汁は鮭の粕汁名のですが、ここのはイワシを大根のみぞれで煮込んであります。そうそう、突き出しも美味しかったですね、豚肉と野菜の煮付けですが、この野菜がシャキシャキして芯がねっとりと甘いのです。(名前を聞いたのに忘れてしまいましたけど。)そして目の前の皿からアラ煮とババガレイの煮付けをもらいました。卵をたっぷり持ったババガレイの美味しいこと・・・あっという間に7時を回りました。そろそろ帰る時間ですね、腰を上げるとしましょうか。どうも、ご馳走様〜
市内には雪はこの程度、道は乾いています。
|
まずはつきだし2品
|
今や八戸の名物となった「いちご煮」
|
うには甘くて美味しいです
|
イカそうめんは外せないでしょ? |
ホヤです、これを食べたかったのです! |
お店の外観はこんな感じです
|
みろく横丁にやってきました
|
ここは、 いわゆる屋台村ですね
|
この時間では営業している店はありませんね
|
珍しい、フジツボがありますよ!
|
馬肉専門店の「尾形」に来ました
|
これはモツ煮込みです。ごぼうとネギとシソの実入り。
|
こちらはユッケですが、キュウリが入っています
|
これが長いもの焼酎ですって! |
馬肉チャーシューでございます |
断面に注目! |
透かしてみるとこんな感じ |
ハツ(心臓)刺しです |
ロースとたてがみの盛り合わせ |
シャムロックホームズのつきだしは手羽元でした |
こちらは砂肝とレバーとハツの刺身 |
すなぎもとセセリの串焼き |
手羽先の塩焼きは身がしっかり! |
夜のみろく横丁に灯が入りましたヨ! |
ご主人がいい雰囲気を出しています |
カウンターには総菜が並んでいます。 |
こんな風に奥の方まで。手前がばばがれい。 |
左がつきだし、右は三平汁(ニシンのミゾレ煮みたい) |
魚のアラ煮。なんて魚だっけ? |
ばばがれいの煮付けです。卵が美味しい。 |
店を出たら雪でした |
かなりの降り方になりました |
八戸名物の「サバっぷる」です |
アップルパイにサバが入っているそうです |
上の方にサバフレークが入っています |
八戸駅の名物ホタテのテリ焼き弁当です |
店を出たら、外は雪が降っていました。本八戸の駅までは歩いて約10分。久し振りに降りしきる雪の中を歩いて駅に着きました。在来線で二駅を10分で八戸駅に到着。コインロッカーからお土産を回収して改札を通りました。あ、まだ売店が開いていますね、八戸の駅弁「ホタテ照り焼き弁当」がありました、良かった・・・買って帰ろうっと。さて、列車は8時丁度に八戸駅を出発。すっかりいい機嫌になった私は、すぐに寝込んでしまって目が覚めたら大宮でした。11時8分に新幹線は東京駅のホームに滑り込んで、今回の八戸食べ歩きの旅はお終いです。
ああ、美味しかった!
また、夏に行くのも・・・いいんじゃね?
=> Outing Topへ
|