あれこれ修理 <My repair experience>
*車用に改造します「充電式掃除機の修理」
2021年9月:
たぶん20年くらい前の充電式のハンディ掃除機、とっくにバッテリーがへたっていて充電しても使えないけれど、100Vのコンセントにつなぐと動いていたので時々床のゴミ取りに使っていました。ところが久しぶりに使おうとしたら動かず、そのうちに焦げ臭いにおいがして本体から煙が出てきました。
そこで分解してみたら、むむ、基板が焦げているじゃないですか。基板の上の部品は腐食しているし、スポンジ類は硬くなってボロボロ、モーターはさびていますけれど、12Vのバッテリーにつないだら元気よく回るので死んではいません。
さて、どうしたものか・・・新しい充電回路とリチウムイオンバッテリーを組み込んで充電式掃除機として復活させるか、それとも12Vのシガープラグとコードを直結にして車用の掃除機にするか。
充電式掃除機って便利そうですが、いざ使うときにバッテリーが上がっていたり、吸い込みが弱かったり意外と使いにくかったりするのです。それに車載用にする方が、巻き取り式の電源コードの先をシガープラグに変えて、スイッチからモーターに直結するだけなので手持ちの部品だけで出来てしまいます。ということで、作業開始!
トップのカバーを外します。 |
ケースを左右に開くと全部の部品が出てきます。 |
基板を引き出します。抵抗の脚が腐食しています。 |
裏側はパターンが焦げたり腐食しています。 |
スイッチを取り出します。コードリールの先端をシガープラグに変更しました。 |
ボロボロのスポンジを新しいものに取り換えて、モーターを収納します。 |
スイッチの配線を変更します。 |
LEDと赤から緑に変更します。 |
試運転をしたら、ゴミ袋をつけて改造作業完了です。 |
出来上がりました。 |
車に持って行って試運転をしてみます。うん、オーケーです。吸い取る力は100Vの掃除機にはかないませんが、まあこんなものでしょう。
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