*回らなくなってしまいました「衣類乾燥機の修理」
2012年7月:
衣類の乾燥機がキューッと音だけして回らなくなったと女房が言ってきました。
我が家の乾燥機はもう30年くらい使っているでしょうか。何年か前に回らなくなってしまったので調べたらドラムを回転させるベルトが切れていました。乾燥機はサンヨー製ですが、どうせ部品もないことでしょう。ベルトというのはただのひも、なにか代用品があるだろうとDIYショップを探したらぴったりのものがありました。フリーサイズのゴムベルトでバンドー化学の「バンコード」という名前です。直径5ミリのものが1メーターで350円でした。好きな長さに切ったら両端を溶かしてくっつけると1本の輪になる製品です。そのベルトで修理して再び回るようになってもう数年経ちますから、多分劣化してだめになったのでしょう。
とりあえず分解してベルトを調べてみましょう。ダメになっていたら、新品と交換すれば済むことです。息子と二人掛かりで乾燥機をスタンドから外して床におろし、裏蓋をあけてみます。予想通り、例のベルトがスリップしていました。表面が使い込むうちにツルツルになってしまったようです。
さっそくビバホームに行って新しいベルトを1メーター買ってきました。長い分だけ15センチくらい切って切り口を溶かしてくっつけます。このベルトは250度くらいで溶けるそうですから、ヒートガンで熱します。両端をくっつけて冷えるまで動かないようにするためにテープでノギスに固定します。溶けたらノギスをスライドさせればくっついた状態を保つことができるからです。冷えてから盛り上がった部分を削って同じ太さにします。さあ、これで大丈夫でしょう。
乾燥機を外して床におろします。 |
これがバンコードです。1m買ってきました。 |
両端をくっつけるためにノギスに固定しました。 |
ヒートガンで250度に熱します。 |
うまくくっつきました。 |
太くなった部分を削りました。 |
ベルトをモーター(右下)とドラムにかけます。 |
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試運転をしたら、裏蓋をつけて修理完了です。 |
裏蓋を取り付けて試運転をしてみます。うん、オーケーです。元気よくガランガラン回るようになりました。