*チンできなくなりました「電子レンジの修理」
2013年9月:
今回は電子レンジの修理です。さっきまで正常に使えていたのに、急にうんともすんともいわなくなりました。
そんなバカな!電子レンジの故障はたいていマグネトロンという電波を出す真空管みたいなものが壊れることが多く、その場合は温かくならないだけで照明やモーターは回るのであります。だからまったく反応がないということは、そりゃ電気が来ていないのだから多分ヒューズでも飛んだのでありましょう、と、カバーを開けてみたけれども中のヒューズは正常・・・というのが最初のチェック結果でした。
で、次は回路図を見ながらじっくり調査します。まずは温度ヒューズ。2個あるけれどもどっちも飛んではいない。タイマーもちゃんとオンオフするし、ドアに2個ついているマイクロスイッチもちゃんとつながっている?????
こうなったらひとつずつ順に調べてやろうじゃないの。高圧トランスの接続を外しておいて、コンセントにつなぎテスターで 電圧を調べていくと・・・・ある配線を動かしたときにパチッと火花が見えたのであります。そこか! 庫内の温度ヒューズにつながる配線がコネクターの根元で切れているではありませんか。外から見ても分からない場所でした。
これで原因判明。配線をコネクターに半田付けして修理完了です。タイマーをまわすとチキチキいうし、灯りもついてブゥ〜ンと音も出るようになりました。高圧トランスをつないで、中にコーヒーを入れて、タイマーオン・・チ〜ン、コーヒーが熱くなりました。
配線図を見ながら回路をチェックします。 |
え?どこが悪いの? |
ようやく断線している場所を見つけました。 |
半田付けして修理完了です。 |
コーヒーをチンして動作を確認します。 |
こうして元の場所に戻りました。 |
たいして振動が加わる部位ではありませんから、制作時のカシメ過剰でケーブルの芯線にきずがはいっていたのが原因ではないかと思います。これは簡単でしたね。