*ボリウムの反応が悪い「ヤマハAVアンプの修理」
2018年8月:
今まで使っていたヤマハのAVアンプを入れ替えようと、ネットオークションで中古のAVアンプを手に入れました。とりあえず音を出してみたところでは作動に問題はないようです。そこでアンプを入れ替えて配線を終え、音楽を聴き始めましたがどうもボリウムの反応がおかしくなってきました。このボリウムは電子ボリウムでつまみがクルクル回るタイプなのですが、つまみを回してもボリウムが変わらなかったり大きく回すと急に正常になったりします。これはボリウムの不具合ですね。
電子ボリウムでは、つまみを回すことによって機械的もしくは光を遮るホイールを使用したセンサーによってパルスを発生させ、それによって音量を変化させています。このアンプの場合は、リモコンでは正常に音量が変わりますので電子ボリウムの本体の不具合ではなく、つまみのセンサー回路に問題がありそうです。
まずはトップカバーを外してフロントパネルを取り出しましょう。なるほど、このボリウムのセンサーは機械式ですね。つまみを回すと軸に固定されたブラシが網目状の接点をこする仕組みです。接点を清掃して、ブラシのあたりをちょっと強くしておきましょう。多分これでOKだと思います。
さて、基板を元に戻して動作確認をしてみましょう。
大丈夫です、ちゃんと反応するようになりました。
これが入れ替えたAVアンプです。ボリウムの反応がおかしいのです。 |
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フロントパネルを外しました。ボリウム箱の基板に付いています。 |
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基板を取り出しました。 |
これがボリウムです。機械式ですね。 |
ボリウムを分解して接点を清掃します。 |
正常に反応するようになりました。 |
フロントパネルとカバーを元に戻して修理完了となりました。 |
これで正常に動作するようになりましたのでラックに戻すことができます。しばらくは活躍してくれることでしょう。