Trinity 日誌

*My boat life 2018

 ・船のチェック!
 ・シフトケーブル調整
 ・船のメンテ!
 ・来た!
 ・潮干狩り&エンジン!
 ・エンジン到着!
 ・修理完了!

 

 

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2018年2月4日 船のチェック!

2018年になって最初の日記です。
とは言っても、ときどきエンジンだけはかけていましたが寒かったり風が強かったりでなかなか様子も見に行けなかったのですが、ようやく暖かくなった今日になって出かけてくることができました。


うはあ、煤で真っ黒ですねえ。

スピーカーの裏あたりから雨漏れがしています。

このオーニングはそろそろ寿命ですね・・・

表面にシリコンを塗ってごまかしてあるのです。

それが剥がれるのは時間の問題です。

裏側から見たところです。

紫外線劣化で樹脂の山が飛んでいます。

このオーニングは2008年に新しく作ったものです。その後台風でビニール窓が飛んだので修理しましたが、10年使用したわけですのでそろそろ寿命です。ですがこれ、作った時に12万円、修理で7万円かかっています。作り直すとなると15万円くらいかかりそうですが、自分で作れないものでしょうか?帆布を縫うには家庭用のミシンではだめで、工業用ミシンがないと出来ないという話を聞きますが本当でしょうか?帆布や金具、ファスナーなどはネットで買えることがわかりました。そしてデニムは家庭のミシンでも縫えるということもわかりました。デニムが縫えるのなら、帆布だって縫えるはずです。ここはひとつやってみましょうか?実は近所のお祭りでクリーニング屋さんが「差し上げます」と貼り紙をして店先に置いてあったミシンをもらって来てあるのです。普通の家庭用ですが、これを使ってみようと思います。

 

2018年3月10日 ボートショー!

今年はボートショーに出かけることにしました。
特に買いたいものもないので、ざっと新艇とか新技術を見て回るだけになりそうです。


あまり観客はいませんねえ。

中古ボートのコーナーも人がいません。

ロビンソンのコクピットに座らせてもらいました。

ヤマハのボートですが、バウの形が変です。

なるほど、こうなっていましたか。面白い。

それにしても観客が少ないですね。

ホンダのスピードボートです。

250馬力の3基掛けですか。合計750馬力ね。

トヨタはレクサスボートを展示しています。

さすがに行列ができています。

オープンタイプのボートなんですね。

昇降式のクリートですって。

何とも複雑なステアリングのスイッチです。

ディスプレイは格好いいのですけどね。

コクピットの横からキャビンに降ります。

キャビンには座席があるだけです。

ヤンマーはサスペンション式のハルを提案しています。

後方からのビュー。けっこう大掛かりです。

本当にうまく作動するのでしょうか。

レクサスのボート、発表されたときに気になっていた点を、係の人に聞いてみました。「「あのう、前の舫はどうやってとるのですか?」「はい、キャビンにハッチがありまして、そこから昇降式のクリートにロープをかけることができます。」ということでした。

  

2018年3月11日 船のお掃除!

ボートショーの翌日、天気がいいので掃除に行ってきました。

まずはいつものように高いところから。水が出るデッキブラシにホースをつなぎ、揚水ポンプで川の水を汲み上げながらゴシゴシします。このデッキブラシはありがたいですね、みるみるきれいになっていきます。

次はデッキ。ここも煤で汚れているところをきれいにしていきます。

コクピットの天井はいつもはカビで黒い点がいっぱい出ているのですが、昨年使ったカビ落としが効いているのでしょう、わずかにしか汚れていません。水スポンジでチョイチョイとふき取っておしまいです。

室内はそれほど汚れていませんが、全体に拭き掃除をしてトイレもきれいにしました。最後は窓ガラスを拭いて、本日の掃除は完了。


では、屋根からデッキブラシでゴシゴシ。

左はこれから掃除をする部分です。

これが掃除前。煤で黒く汚れています。

これが掃除後。すっかりきれいになりました。

デッキもこんなに汚れていましたが・・・

はい、こちらもきれいになりました。

これがコクピットの床。

それがこうなりました。

汚れたシートだって・・・・

こうなるのです。

このドアはいつも苦労させられます。

完全には落ちませんがまあいいでしょう。

窓ガラスもきれいになって、すっきりとしました。

エンジンもかけて運河を走って調子をチェックして本日の作業は完了です。

 

3月18日 ケーブル調整

前回船を出した時もそうだったのですが、ギアのリバースが入りにくくなっていました。シフトレバーを入れてもカラカラいうだけで少し回転を上げてやらないとクラッチがつながらなくなっているのです。ボートショーのときにホーエイさんに聞いてみたところシフトケーブルの調整で直るということでしたので、さっそく調整をしたいのですが、マニュアルによると二人でやるほうがいいようです。そこで仲間に応援を頼んだのですが、当初午前中にやってしまう予定で桟橋に行ったものの急遽午後になったので出直すことにしました。

途中の番所橋に人が集まっているので見てみたらこれは川祭りでしょうか、イベントをやっていました。


番所橋前の川でイベントをやっていました。水陸両用バスも来ています。

ナンバープレートはわかるとして、ん?船検はないの?。

ふむ、スクリューがありますな。

丸い穴からプロペラシャフトが見えます。

こちらではディンギー体験をやっています。

そしてカヌー教室もありますね。

午後、もう一度桟橋に戻りました。シフトケーブルを5ミリくらい縮めてみたら、クラッチがちゃんとつながるようになりました。エンジンオイルが減っているので、次回オイルを持って来ましょう。

 

3月19日 プロジェクト始動!

ハンドクラフトの店に行って太いミシン針と糸を買ってきました。これで実験をしてみます。帆布の厚さは0.5ミリですから、これでちゃんと縫えそうです。ではネットで材料をそろえるとしましょうか。


これがデニム用の糸と針です。

何とかなりそうです。

3月25日 船のメンテ!

エンジンオイルを補充に来ました。
船を走らせてクラッチの具合も確認します。調子はオーケーです。ロックが壊れた工具箱を取り換え、給油と飲み物の補給をしました。


試運転です。クラッチの具合はいいようです。

ロックが壊れてしまいました。

新しい工具箱を買って来ましました。

このところガソリンがじわじわと値上がりしていますね。

 

3月24日 来た!

高知県のテント屋さんに注文した部材が到着しました。
オーニング用の布というとアメリカ製のサンブレラが有名ですが、国産でもいいものはありそうです。あれこれ比較して、朝日加工のKTS735を選びました。色はパシフィックブルー、長さは高さ2メーターの3枚分で6メーターです。そして金具も新調します。ボタンとヒネリを10個ずつ、さらに窓用にはアキレスのスカイクリア0.5ミリ厚を50センチ注文しました。

ところが、ファスナーがありません。YKKのビスロン10号180センチなのですが、在庫がないというのです。ほかのマリンショップに問い合わせをしても在庫なしでした。さらに探した結果、大阪のファスナー屋さんにありました。しかも価格がテント屋やマリンショップの半額以下なのです。金具もこちらに注文したほうが安かったですね。あれやこれやで材料費の総額は3万円ちょっととなりました。ということは、約10万円くらいが手間賃というわけですね。これはやる気が出ますねえ。
残る問題は、縫製する糸です。ジーンズ用のポリエステル製の糸はあるのですが、耐UVの屋外用の糸は工業用ミシンに合わせたものしかないのです。さて、どうしよう?

 

4月25日 糸が来た!

ネットであれこれ探して、紫外線に強いという糸を見つけました。Dabond2000という糸の69番です。左の白い糸がそうです。

耐候性のある糸としてはPTFE製の TENARA(テナーラ)という糸が一番いいとわかりましたが、PTFEとはテフロンのことであり摩擦が少ないので家庭用のミシンではうまくテンションをかけるのが難しいようです。
もう一種類、REPUV(リパーブ)もありますが、これは大一帆布オリジナルのUVカット+撥水加工ミシン糸でして性能的にはいいのですが小売りをしているところが見つかりませんでした。

今回買ったHeminway&BartlettのDabond2000シリーズは、
・丈夫で伸びにくい
・摩擦に強く、海水にも耐久性を発揮する
・太陽光(紫外線)に対する耐久性が高い
・カビが発生しにくい
・ミシン縫製の際に発生する摩擦熱に強く切れにくい
という特徴を持っていて、ゆうこうマリンが小売りをしています。320メーターで680円+送料+税でした。

隣の黒いのは試しに買ってみたジーンズ用の家庭用で縫える20番の一番太い糸で、右端は普通のミシン糸です。ただ、工業用はリールの大きさが全然違います。ミシンの糸かけは横ですし、リールの穴の大きさも全く違います。
ですが、工業用の糸を家庭用ミシンで使う方法があるのですね。家庭用のリールに巻きかえる?いえいえそんなことをしなくても、大きなリールを外において糸だけ上に引き出してやれば良いようです。ふむ、なるほどね。そうすれば、工業用は家庭用の10倍くらいの長さがあって、値段は倍程度ですからたくさん縫物をするお宅では工業用を買ったほうがずっと得なんですって。そしてこの糸を使うためにプラスチックのハンガーを流用してスタンドを作りました。こうすれば長いリールも使うことが出来ます。


白い糸が耐候性のある糸です。

プラハンガーを曲げてスタンドを作りました。

青い線でハンガーを切り、オレンジ色の線で曲げました。

ここに糸巻きが入ります。

一番長いポールを溶かして固定します。

こんな具合に外から糸だけを供給すればいいのです。

 

4月29日 プチ修理

ゴールデンウィークに入り、天気も良いので船の作業に出かけました。

前から気になっているコクピット左側奥の雨漏れを修理します。定石通り前に回ってフロントガラスのコーキングを点検します。すると下の隅の以前修理したシリコンが浮いていてスクレーパーの先が入っていきます。そこでシリコンをかき出してみるとサッシの中に水が溜まっているではありませんか。ここかな?ぼろきれを突っ込んで水をふき取り、しばし乾燥させます。
その間にほかの場所も点検していると、左三角窓の下もシールが切れています。そこにはシリコンを注入しておきます。乾いた先ほどの場所にもしっかりとシリコンを詰め込んでおきました。さて、これで直るといいですね。


ガラスとシリコンの間に隙間がありました。

ここも一部シールが切れています。

次は給油用のポンプです。
長く使っている間に、ガソリンを吸い上げるビニールの蛇腹が切れてエアを吸い込むようになりましたのでビニールテープで応急修理をしておきました。しかしそれも限界なので、船内にあった、灯油ポンプを加工してポンプを作ることにしました。作り方は簡単、切れた蛇腹の部分を灯油ポンプの握る部分と入れ替えてやればいいのです。壊れたポンプはどうせ捨てるので、使えるホースを灯油ポンプに移植して長くしてやりましょう。これでガソリンポンプのニコイチ完了です。


蛇腹が切れてエアが入るようになりました。

灯油ポンプと合体させましょう。

思ったよりずいぶんホースが長くなりました。

 

4月29日 潮干狩り&エンジン故障

昨日より風も弱いようなのでシングルハンドではありますが急遽出航です。
ディズニー沖は相変わらず波がありますね。でも快調に航行して10時45分頃に三番瀬に到着しました。うわあ、たくさん来ていますねえ、ビーチングする場所があるのかな?一番奥に停まっているベイライナーの隣に入れさせてもらいましょう。きれいな船ですねえ・・・2452の後継モデルです。なんと、そのベイライナーの船長さんがアンカー打ちを手伝ってくれました。ありがたいことです。

さて、アサリはいるのかな?いつもの場所で掘り始めましたが、ホンビノスの小さいのが二つ三つ採れるだけでアサリはいませんねえ。深いところで掘っている人は「いるよ、いるいる」と仲間と話していますから場所が悪いだけのようです。
今度は防波堤の反対側に移動して掘り始めると・・・あった!久しぶりにお目にかかる三番瀬のコロンとしたアサリです。その後もぽつぽつと採れて、約2時間後に風も強くなってきたので引き上げることにしました。


ディズニーシー沖。なんだかここに来るのも久しぶりです。

浦安を超えると波もやや落ち着いて快調に進みます。3600回転18ノットです。

何ともきれいなベイライナーの横にビーチングです。

3年ぶりの三番瀬かな?。

たくさんの船が来ていますね。

貝掘りをする人の数も多いですね。

さて、アサリはどこにあるでしょう?

2時間弱でこれだけ採れました。

船が半分くらいに減ったので、私も帰ることにしました。

帰り道、例によって南風が強くなってきましたがそれほどひどくはありません。3500回転で16-18ノットでやや控えめに走って、浦安のアパート群を超えたあたりから波が強くなってきました。ここから電波塔を回ってディズニー沖までが一番湾奥のきついところです。それを抜けたら後はもう川ですから安心です。といわけでもうひと踏ん張り、もう少しで電波塔というところまで来たときです。急にエンジンの方から「カン、カカカン、カン」と音がしてすっとパワーが無くなりました。回転も落ちてそのままストンとエンストです。ん?何が起こった?ともかく再始動するとエンジンはかかりましたが、ブルブルと振動があります。そして回転を上げるとカンカン音が出始めます。さて、どうしよう?この辺りは波がきついので立っているのも大変です。ええいとにかく移動しようと、アイドリングのちょっと上の900回転くらいで目の前に見える運河に向かいました。運河に入れば波はずっと穏やかで、そしてその運河の奥には浦安マリーナがあるのです。出来ればそのまま自力でマリーナまで逃げ込みたいと思いましたが、エンジンの振動が尋常ではありません。やむなく運河に入って波が少し落ち着いたところでアンカーを打って、BANに救助を依頼しました。昔はセンターに電話してGPS座標を読み上げたものですが、今はスマートホンのアプリから船名や位置情報を速やかに送ることが出来るようになっているのです。実は前の日にスマホに会員情報を入力して、登録をしたばかりだったのです。そんなわけですぐに連絡がついて浦安マリーナから救助船を出してもらえることとなりました。

BANの旗を目印に立て待つことおよそ15分。マリーナから救助船がやってきました。曳航用のロープを受け取ってクリートに結び、アンカーを引き上げたら曳航開始です。とは言ってもマリーナまではほんの数百メーターなので大した時間もかからずに到着し、クレーンで吊り上げてもらうことができました。もう安心。


赤い線は往路。青い復路の浦安マリーナに入る運河の手前でエンジン不調となりました。

大波を避けるために運河に入り込み、岸から20メーターくらいのところで救助を要請しました。

BAN旗を目印にたてて。マリーナはすぐそこ。

曳航されてゆっくりとマリーナに向かいます。

上架されて船台の上で落ち着くトリニティ。これでともかく一安心です。

バウの藤壺はそこそこですが・・・

やはりキールの中央部に固まっていますね。

ドライブにも小さいのがいっぱい。

トリムにはイガイが付いていました。

幸い浦安マリーナのハーバーマスターは昔リトルオーシャンで何度か話をしたことのあるH氏でしたので、久しぶりにご挨拶をしてお世話になる旨を伝えました。BANの救助レポートにサインをして、マリーナの書類に必要事項を記入して今日のところはお終い。さて、どうやって係留所まで戻ろうか?東西に移動する交通機関はあっても南北、それも千葉と江戸川区を結ぶ交通ってホントないんですよねえ。仕方ない、タクシーで行きましょう。

で、せっかくの獲物は水から出してポリ袋に入れ、バッグに押し込んで家まで持って帰りました。いったん塩水につけた後、テレビで見た「50度のお湯で急速砂吐かせ」をやって夕食に食べてみました。ホンビノスは酒蒸しに、そしてアサリはボンゴレビアンコです。


ホンビノスだけ集めて酒蒸しにしてみました。

メインのアサリはもちろんボンゴレビアンコです。味が薄いのはアサリが少なかったから?

心配した砂は全然なくて、久しぶりの三番瀬の味を楽しめましたが、以前よりアサリの味が薄くなったように感じたのは気のせいかしら???

 

5月5日 エンジンが!

ゴールデンウィーク後半に入ってすぐ浦安マリーナから電話がありました。

プラグを外してみたところ、一本がマイナス電極がつぶれて中心電極とくっついているというのです。何かが当たって電極を押し曲げた?となると思い当たるのはバルブです。吸気か排気のバルブの首がもげてシリンダーの中で踊ってプラグに当たったのでしょうか?ともかくシリンダーヘッドを開けて中を見てみなければわかりません。エンジンを降ろして、ヘッドを外すようにお願いしました。

そしてヘッドが外れたということで5日の午後に見に行ったのです。
そのおどろきの結果は・・・・


取り外したプラグ
。奥が前方、手前が後です。

7番の接地電極がつぶれています。

これが問題の7番シリンダー。ピストンが欠けてコンプレッションリングが見えています。

これは上の7番と同じバンクにある1番のシリンダー。内側が傷ついています。

反対側バンクの4番シリンダー。同様に内側が傷ついています。

隣の6番シリンダーです。これが一番被害が小さいです。

7番のピストンを下げてみました。ライナーにごく薄く傷が縦に走っています。

想定したバルブは全部正常でした。
ということはこのピストンの状態から判断してデトネーションが起きたと思われます。しかし、それほど高速回転したわけでもなく、プラグの状態から見ても燃料が薄かったとは思えません。そうすると局部的な温度上昇でしょうか?

原因究明はともかく、どうやって直しましょう?傷が付いているピストンは交換ですね。7番のライナーの傷はどうでしょう?
疑問だらけですが、とにかく全力でエンジンを直していこうと思います。

 

5月10日 ピストンゲット!

ピストン交換とわかってすぐネットオークションを調べました。
そうしたら、なんという幸運でしょう!5.7リッターのピストンが8個、出品されているではありませんか!(写真はオークションの画像を加工)

なんという天の配剤、さっそく入札して無事落札することができました。到着したピストンをさっそくマリーナに持ちこんで修理を依頼したのですが・・・・「だめだね、これ。ガタがあるよ」とのことばが。

そうなのです。ピストンピンの周囲に隙間があって、ピストンとコンロッドがカタカタしているのです。一瞬、じゃあピストンピンとコンロッドを入れ替えればと考えたのですが、ピンよりピストンのほうがやわらかいので減っているのはピストンの方だというのです。あちゃ〜これは参った。8個のうち2個は何とか使えそうですが、交換したいピストンは4個で2個足りません。さて、どうしよう?

 

5月12日 船底掃除

そうこうするうちにネット注文しておいた船底塗料が到着しました。修理もさることながら船底も汚くなっていますのでやっておきましょう。幸いエンジンの高圧洗浄機を借りることができましたので、フジツボ落としをしてから一気に藻を洗い落としました。


まずはスクレーパーでフジツボやイガイを削り落としました。

強力なエンジン式高圧洗浄機を借りました。

ドライブの周囲はイガイがびっしり。

高圧洗浄をかけたのでとてもきれいになりました。

 

5月12日 船底塗装

つづいて塗装をやります。今回使用するのは「藤壺が付き難い!! YAMAHA 自己消耗型 船底塗料 パワープロテクター」4kg入り ¥118,00でした。色は前と同じ黒です。


マスキングテープを貼ってローラーで塗装していきます。

ドライブの周りは刷毛で丁寧に塗ります。

あ、普通は奥から塗るもんだよね。

いやあ、きれいになりました。まだテープははがしていませんので縁がギザギザですけど。

ピストンを全部取り出しました。7番が一番ひどく、6番がちょっと傷がついています。

これはひどいですねえ。

トップが欠けているのがわかります。

1番もかなりまずい状況です。要交換です。

4番です。これも交換ですね。

マリーナからはエンジン載せ替えをすすめられました。
しかし、あちこち当たってみてもらいましたが、エンジンの出物がありません。「eBayで買っている人がいるよ。探してみたら?」と言われて見てみたところ、さすがですね、アメリカにはエンジンがゴロゴロしているんですねえ。まず目を付けたのはこれです。センターステートエンジンエクスチェンジという会社ですが、すでに20基以上も販売しています。ちなみに「Vortec」とはGMのエンジンの世代のことで、1996年までの機械式燃料ポンプ&インテークマニホールドの固定ボルトが12本だったものが97年以降は電気式燃料ポンプに変わってインマニの固定ボルトも8本になりました。もちろんパワーもアップしています。これですとインマニやエキマニ、スターターやオルタネーターなどを付けるだけでエンジンが完成しますので、確実で簡単です。

とは言うものの、このエンジンは日本円で24万円ですが送料を見積もってもらったら、「海送で約9万円、エアだと約19万円」とのことでした。合計で40万円ですか・・・・仕方ないなあ、これを買いますか。ちなみに「Reamn」というのは、リマニュファクチャードということで、リビルドと違うのは状態のいいコアをホーニングしてオリジナルの寸法どおりに正確に組み直したものだということです。

 

5月29日
エンジンが到着する間に中断していたオーニングの制作作業にかかりましょう。
まずは全長6メーターの布を3つに切ってファスナーを縫い付けますが、ファスナーの布がツルツルしているので布送りが一定に出来ず、ジグザグがうまく縫えません。2枚目は、先に直線縫いをしてからジグザグにしたらきれいに縫うことができました。

困ったのは窓の部分です。ビニールと布を合わせて縫おうとしたところ、布が送られません。ミシンのスキーのような足がビニールにくっついてしまうのです。それならばともう一枚布を重ねると、今度は送りはできるのですが、いくら待ち針で止めていても3枚がどんどんずれてしまいます。結局両面テープでビニールと布を張り合わせてから縫い付けることにしました。


オーニングを床に広げてしわを伸ばします。

切った布を合わせてファスナーを付けます。

布は3つに切りました。

ファスナーの布がツルツルなので滑ってジグザグが一定の間隔になっていません。

アイロンをかけたら溶けてしまいました。

必要な幅に裁断します。

窓の部分が難しい。結局ビニールを布でサンドイッチにすることで縫えるようになりました。

大まかな形に切り抜きました。今回はここまでです。

次は縁の処理をして金具を付けて一つに縫い合わせることですが、難しそうだなあ・・・・先が長いなあ。

 

6月14日 エンジン到着!

羽田の佐川グローバルサービスというところから電話が来ました。え?羽田?成田でも航空貨物を扱う原木でもなくて?エンジンは羽田空港についていました。ついては通関をするので、消費税6万円を支払ってほしい、とのことです。関税は自動車部品とみなされてかかりません。
インボイスを見てみたら、エンジンは通常のエアラインではなく、フロリダ州のジョンソンビル空港から不定期の貨物輸送エアラインに積まれて羽田まで飛んできたようです。そして通関を終えて翌日、浦安マリーナに運ばれてきました。


エンジンが到着。意外と小さいですね。でも重量が250kgくらいあるのです。

いやあ、ぴかぴかできれいなヘッドではありませんか。

 

6月26日 エンジン組み立て?

そろそろエンジンの組み立てが終わったかと様子を見に行ってきました
ありゃ、カバーを外してプラグを付けただけじゃありませんか。まだマニホールドも付いていません。もう・・・夏になっちゃうよ・・・・


私がネット注文したDENSOのイリジウムプラグが付いています。

 

7月4-6日 オーニング縫製

オーニングの作業を集中してやることにしました
まずは端を折り返して2重に縫います。そのあとは窓開け、これもほつれ防止のために折り返しをすることにしました。
一番難しいのが3枚の布をチャックでつないで一枚にすることです。それが終わったら金具を取り付けます。オリジナルの位置に合わせてポンチで穴を開け、ボタンもしくはヒネリのアイレットを取り付けます。


端を折り返して二重に縫っていきます。なかなかまっすぐに縫うのは難しいものです。

ようやく左右と中央ができました。これをひとつにするのがさらに至難の業であります。

何とかつながったので、最後の作業の金具つけです。今付けているのがアイレット。

さて、金具の種類と向きが合っているかチェックします。

はあ、ようやくできました。材料を発注したのが3月末ですから三か月以上かかったわけです。やはりプロの領域に手を出してはいけないということを身に染みて理解したところであります。

  

7月8日 オーニング取り付け!

出来上がったオーニングを持ってマリーナに行ってきました。さてちゃんと止められるでしょうか?
あれれ?なぜか合わないところがあります。こりゃまずい、チャックを縫った時に幅を縮めてしまったようです。仕方がないので金具の位置をずらすことにします。

一方、エンジンは完全に組み立てが終わっていました。急に進行が速くなりましたね。そうか、ドライブの塗装をまだやっていませんでした。急いでやらなきゃ。


オーニングを取り付けてみたのですが・・・・微妙に合わないところがありました。

エンジンは組み上がっていました。もういつでも船に載せられそうです。

7月10日 エンジン搭載!

さて、今日はドライブの塗装をやります。
エンジンが組み上がったので、急いでドライブの掃除をして塗装しておかなければいけません。電動ドリルにワイヤーブラシをつけて表面を磨きます。それが終わったら溶剤で洗って、黒のラッカー塗装をします。

と、船が運ばれてきました。
いよいよエンジンを載せるようです。塗装の手を止めて写真を撮ります。いやあ、ちょうどいいタイミングでしたね。これで翌日は休みですから塗料も完全に乾いたところで木曜日にはドライブも取り付けられることでしょう。


ドライブの腐食をワイヤーブラシで削ります。

結構全体的に汚いですね。

おっと、船が運ばれてきました。いよいよエンジンを載せるようです。

工場にお尻を突っ込んでエンジンを吊り上げて載せるのですね。

エンジンにチェーンがかかりました。

クレーンにつられて移動していきます。

ゆっくりと降りていきます。あは、エンジンが載りましたぁ!

 

7月12日 修理完了!

マリーナに着いて船を見ると、案の定ドライブが付いていました。しかもカップで冷却水を流して試運転もやったようです。「じゃあ、降ろしますか?」ということになって試運転です。

船をクレーンまで移動して吊り上げたところで、「船底、塗っちゃってください」とのこと。そうなんです、船底塗装をした時に船台に当たる部分は塗装できずに残っていたのです。少しずらして船台に置いてもらったので、残しておいた船底塗料を刷毛で塗り塗りして・・・ども、ありがとうございました。

さて、水面に降りたらエンジン始動です。マリーナの前の水路で走らせます。水温、良し。油圧、良し。滑走開始は以前は3750回転でしたが・・・ちょっと遅いかな、4000回転でした。でも向かい風のせいですね。逆向きにしたら3750回転でも滑走に入りました。当然のこととはいえ、パワーは前と同じなのですね。だってキャブレターはそのまま移していますから。

さて、試運転が問題なく終わったので、そのまま係留所に戻すことになりました。
メカのS氏が手伝ってくれて船を係留所まで運び、私は車で係留所に向かう、そして係留場所で落ち合って船を繋いでからS氏をマリーナまで送る、という運びとなりました。私ひとりでやるとなると、船を持っていったらマリーナまでタクシーで戻らなければなりませんからね。


カップで水道水を送って試運転をしました。

クレーンまで移動します。

ゆっくりと、3か月ぶりに海に戻ります。これからテスト走行です。

いやあ、無事に元の係留所に戻ったトリニティ。おかえりなさい!!

まだ船内の掃除(ずっとオーニングなしだったので砂ぼこりだらけ)やオーニングの調整などこまごまとした作業がありますが、ま、それはおいおいやるとしましょう。

 

7月18日 う、来たぁぁ!

いやあ、ついに来ました。マリーナからの請求書です。
送り出しがファーストポートとなっていますが、私が免許を取ったときお世話になったリトルオーシャンはファーストポートが経営しています。そして浦安マリーナのメカ作業を外注として請け負ってもいるんですね。

恐る恐る開けて見ると・・・・うう!約45万円。
なんとその内訳が、ガスケットなどの小物部品と工賃が20万円弱でこれは想定内なのですが、場所代、つまり浦安マリーナに船を置いておいた料金が一日約3000円で4月30日から7月13日までの75日分、それに上下架料3万円で25万円となっています。うは、修理代よりも場所代のほうが高いんですねえ。そりゃ入った日出た日はそうかもしれないですが、エンジンが到着してからでもビニール被ったまま手が付いていな日だってあったのになあ、負けてくれないのかなあ・・・・などとウジウジ言いたくなりますが仕方がありません。
ともかく今回のエンジントラブルは、アメリカから取り寄せたエンジンが送料と消費税込みで約45万円、マリーナへの支払いが45万円、それに自分で調達した部品や雑費を入れると総額でざっと100万円の出費とあいなりました。トホホ・・・・

 

7月26日 メンテナンス

さて、壊れたエンジンですがそのまま捨てるのももったいないので、誰か欲しい人がいるのじゃないかヘッドとブロックをオークションに出してみたら両方とも同じ人に売れてしまいました。それじゃあ、と発送するために、マリーナに出かけました。アメリカから送ってきた時の資材を使って木枠を組み立てます。ところがマリーナには釘がないということがわかって、浦安の金物屋やDIYセンターを回ってコースレッドを買いに行くはめにもなりましたが、ともかく組み上げることができました。あとはトラックに積み込むだけなのですが、なにしろ200kgはあろうかというものですから人手では持ち上がりません。フォークリフトで上げてもらうよう頼んだら使用料とオペレーター費用が掛かると言われました。送料は着払いなのですが、さすがにこれまで受取人に請求することはできませんね、やむなく現金で支払いました。

さて、あとはトラックを待つだけ。ところがマリーナから依頼してもらった福山通運が、エンジンと聞いて運送を断ってきました。中古のエンジンは運ばない、というのです。オイルは抜いてありますし、木枠に入っているので他の荷物を汚す恐れはないのですけどねえ・・・結局、西濃運輸が運んでくれることになりました。


台上のエンジンの周りに木枠を組みます。

はい、梱包終了です。発送OK!

さて、2時を回りました。次は桟橋に向かいます。途中でお昼も食べよう。
マリーナに置いてあった間、オーニングを取り外していたのでコクピットは砂だらけになっています。まずは拭き掃除から始めましょう。

それからシフトケーブルの調整です。実は試運転のときに気がついたのですが、前進からニュートラルに戻してもクラッチが切れていなかったりリバースに入りにくい状態になっているのです。シフトケーブルの連結部分を外してケーブルの長さを調整します。

最後にバッテリーを交換します。
車のバッテリーを新品と交換したのですが、別にバッテリーがダメになったわけではありません。まだまだ使えると思いますので船の始動用の片方と取り換えることにします。今までのはCCAが700A、取り換えるほうは720Aです。


このケーブルがドライブのシフトレバーを動かしています。長さを調整します。

上のバッテリーを取り換えます。

取り換えたのは右側の方です。

あとはガソリンを補給したいところですが、もう5時を過ぎてしまいました。次回にやることにして、帰るとしましょう。今日は疲れました。

 

8月1日 オーニングの手直し

船が浦安にあるときに、ようやく出来上がったオーニングを取り付けたのですが、止め金具の位置が合わないところがありました。いつまでもそのままというわけには行かないので、連日35度という猛暑の中、船に行ってきまいた。昼間は気温が上がるので、少しでも涼しいうちにと朝8時に家を出ました。しかも朝だとコクピットが日陰になるので楽なのです。

さて、金具の位置が合わないのは3か所です。
まずは上部中央の「ヒネリ」で固定するアイレットと左右のボタン(ホック)です。なぜかわからないのですが、全体的に3センチくらい左舷側にずれているのです。そして次は左舷の窓枠部分です。4つのボタンのうち、一番上はまあいいのですが、下の方が長さが足りなくて、無理に引っ張るとパツンパツンになってしまいます。そして一番問題なのが階段の上のところです。ちゃんと古いシートを下にして型を取ったのにどうしたことでしょう。いくら引っ張っても留めることができません。

さて、では上部中央から手直しと行きましょうか。なんといっても取り付けの基準となる場所ですから、ここを最初に直しておかないといけません。現物合わせで正しい位置をマークして、ポンチで穴を開け直します。アイレットは付け直し、ボタンは再使用できないのでニッパーでこじって外し、新しいボタンを加締めます。


オーニングを取り付けてみたのですが・・・・金具が合わないところが3か所もありました。

一番最初に取り付けるところなのに、3か所とも右にずれてしまっています。

左舷の窓枠です。下部の長さが足りません。

一番違うのがここ、5センチくらい足りません。

アイレットとボタンを付け直しました。これでまず中央がきっちり決まったわけです。

さて、あとの2か所はミシンの作業が必要なので持ち帰ってやりましょう。

ところで、川の水位が高いですね、大潮が近いわけです。こういう時に係留バースの柱にLEDを取り付けるべきです。これ、昔付けていたのですがバッテリーがダメになったりしていつの間にか無くなっていました。太陽電池の庭園灯なんですが、白色LEDに緑と赤のキャップを被せてあるのです。バウに立って柱に縛り付けるだけです。さて、そのままエンジンをかけて少し動かしてみます。前の週にシフトケーブルを調整したので、大丈夫かチェックするのです。うん、前進も後進もオッケーですね。ではガソリンを補充しましょう。暑いので今回は40リッターだけにしましょう。まだ半分チョイ入っているので戸田の往復には十分です。

最後にオイルを見ておきましょう。載せ替えたばかりのエンジンではありますが、4日の戸田の花火がありますので念のために点検しておくのです。ん?レベルゲージに白いものが・・・・ふき取って改めて差し込んでから引き抜いてみると・・・げげげ、なんじゃこりゃぁぁぁぁ!!!白いクリームのようなものが付着しています。オイルが、オイルが乳化しています。水が入っています。これは大変だ。


バースの柱にLED庭園灯を付けました。

シフトレバーの具合はいいようです。

エンジンルームには台風のときに降った雨水が少量溜まっていました。

レベルゲージの乳化したオイル。本来なら透明なオイルが付着するはずです。

オイルのフィラーキャップの裏も乳化したオイルが付いていました。

本来、エンジンの中では冷却用の水がドライブで汲みあげられ、エンジンのウォーターポンプによってシリンダーブロック内に送られ、全体を冷やした後、排気管で排気と混ぜられて船外に排出されます(直接冷却方式)。この水はオイルと混じることはありません。何らかの原因でオイルの通路にこの冷却水が入った場合、もしくはオイルパンに水が入ると、本来混じらない水と油が細かなつぶになってクリーム状になります。これが乳化です。それにしてもいったいどこから水が入ったのでしょう?。そして、それはエンジンブロックの組み立て(アメリカでの作業)に起因するものなのか、あるいはマニホールド類の取り付け作業(日本での作業)によるものなのか、はたまたそれ以外の理由によるものでしょうか?
今の時点ではっきりとしていることは、これで「今年の花火はナシ」になった、ということですね。くぅぅぅ・・・・

 

8月3日 オーニングの手直し(続き)

持ち帰ったオーニングは、折り返し部分の縫い目をほどいてアイロンをかけました。これでボタンやアイレットに必要な外寸を確保して、あとは別の布ではさんで補強をして縫い付ければいいのです。

さて、縫い付けが終わりました。あとは穴を開けて金具を取り付けるだけですが、ここでまた失敗をしてはいけないので、金具つけは現場でやることにします。
ということで、また朝8時に桟橋目指して出発しました。今日も暑いですねえ、すでに気温は30度を超えています。ではオーニングを取り付けてみましょう。おお、足りなかった寸法はちゃんと確保されています。金具の位置をマークして、ポンチで穴を開けて、金具を加締めて・・・・ハイ完了しました。


折り返してあった生地を伸ばしました。

上下から布ではさんで縫い付けます。

左舷の窓枠です。下部の長さが足りません。

4か所とも余裕で固定できました。

一番違うのがここ、5センチくらい足りません。

3か所とも無理なく固定できました。

さあ、これでオーニング関係の作業は終了です。いやあ、長かったですねえ。四国のテント屋さんに生地を発注したのが3月後半でしたから、4か月かかったことになります。まあ、エンジンのことがなかったらその半分くらいで出来たかもしれませんが・・・では費用をまとめてみましょうか。(端数切り上げ)

会社名
内容
金額
(有)細木テント ボートカバー 6m
14,300
窓用ビニールシート 0.5x1.4m
2,200
金具類 ヒネリ10組、ホック10組
7,200
送料
2,000
クイックファスナー YKKビスロンファスナー 1.8m2本
1,600
送料
360
金具(追加) ホック15組
450
送料
360
ゆうこうマリン(株) ポリエステルミシン糸
600
送料
900
合計
29,970

ということで、材料費は3万円となりました。あちらこちらネットで探して分かったことですが、金具とファスナーの値段にずいぶん開きがありました。ですのでこれでも若干無駄使いをしたところがあります。ともあれ、今回やってみてわかったことは、ある程度ミシンに心得のある人ならば、作業場さえあれば家庭用ミシンでもオーニングの自作は可能である、ということです。あとは、この材料費とプロに頼んだ場合の差額をどう考えるか、ということになりますね。

 

8月19日 船のチェック

夏休みが終わったので、船の様子を見に来ました

エンジンルームを見ると、エンジンの両側の排気マニフォールドとライザーがありません。これは10日に浦安マリーナのメカニック氏がエンジンを見に来てくれたのですが、プラグを外してみましたが特に異常はなく、マニフォールドからの水漏れを調べるために外して持って帰ったからです。その結果はまだ聞いていませんが、早くはっきりしてほしいですね。


排気マニフォールドがないのでプラグが露出しています。カバーがかけてありました。

オイルに水が混じった原因としては、
1.マニフォールド取り付けの際のガスケット類の不備によるもの
2.再使用したマニフォールド内部の腐食やクラックによるもの
3.アメリカから購入したエンジンブロックの不具合によるもの
の三つが考えられます。
とにかく原因がわからないと修理も出来ませんからね。一日も早くクルージングできるようになってほしいと願っています。

さて、修正したオーニングの様子はどうでしょう?
台風がありましたけれども、外から見てもちゃんとボタンは止まりフックも外れてはいません。大丈夫なようですね。悪いのは見てくれだけですが、別に糸がほつれているわけではないから、オッケーでしょう。


左舷の窓枠です。問題ないようです。

中央部もしっかりと固定されていました。

 

9月2日 再び船のチェック

前回の訪問から2週間が経過しましたので、また船の様子を見に来ました

エンジンルームを見ると、エンジンの両側の排気マニフォールドが付いていますが、ライザーとエルボーがありません。ということは排気マニフォールドには問題がなかったということです。これでライザーがオーケーなら、一番心配していたエンジンブロックに原因があることになります。


排気マニフォールドにテープが貼ってあります。エルボーは右のタンクの上にありました。

おっと、ここで気が付いたのですがエルボーは燃料タンクの上にありますね。ということはエルボーもオッケーだったようです。うーん、心配になってきました。

 

9月19日 みたびの船のチェック

さらに2週間が経過したので、船の様子を見に来ました

おやあ、台風のあとですがそのせいか左側のスピーカーの横に雨水が入っています。確か8月にガラス窓の周囲のコーキングをやり直したはずなんですが、効果がなかったみたいです。
そうそう、ワイパーのゴムも痛んできています。ゴムだけは手持ちがあるので取り換えましょう。ねじを外してブレードを取り外し、ラジオペンチでゴムを引き抜いて新しいゴムと入れ替えました。

さて、エンジンは?完全に元に戻っています。まだコクピットにはオイルやガスケットなど作業途中を思わせる機材や部品がおいてありますが、エンジンそのものは運転できる状態になっています。オイルゲージを引き抜いてみると、当然ながら透明なオイルが入っています。では、少し運転してみましょうか。5分アイドリングしてエンジンを止め、オイルをチェック。オイルは透明です。ではまた始動して今度は2500回転と3200回転でそれぞれ1分ほど回して再びオイルをチェック。依然として透明ですねえ。それでは少し走らせてみましょう。
舫を解いて上流に向かいます。途中滑走を2回して中川に出ましたのでここでしばらく巡行してみます。川を上ること約20分、Uターンして桟橋に戻りまたオイルをチェックしましたが、オイルに異常はありませんでした。これって、どーゆーこと?直ったの???


左舷の窓枠の下に雨水が溜まっていました。

窓枠はちゃんとシールされていますけどねえ。

外したブレードからゴムだけ入れ替えます。

これできれいに拭けるようになりました。

エンジンは完全に元通りに組み立てられていました。

始動前にオイルをチェック。当然ながらきれいに澄んでいます。

中川上流の葛飾の方まで走らせてみました。

いやあ久しぶりのクルージングですねえ。

今日はここまでにして帰宅。翌日の朝、完全にエンジンが冷えた状態でもう一度オイルをチェックしましたが全く水は入っていません。一体どういうことなのか、浦安マリーナに電話してメカニック氏に聞いてみました。結果的にマニホールドもライザーも問題は見つからず、かといってエンジンブロックも大丈夫なようなのでメカニック氏にも見当がつかないということでした。ともかく、もう一回オイル交換をするのでそれでしばらく様子を見てほしいということになりました。

 

10月10日 水温センサー交換

前回のテスト走行で水温警告のセンサーがおかしいことに気が付きました。以前から設定より低い温度で鳴り出すことがあって、抵抗値のカーブが狂っているのではないかと疑っていたのですが、どうも狂いが一段とひどくなった気がするので交換することにしました。

そこでインターネットで注文したのですが、発注からかなり経ってセンサーが送られてきました。水温センサーはサーモスタットハウジングに取り付けられていますが、それを外すためには周囲のホースをどけなければなりません。
取り出したセンサーを見てみると、なんと腐食して穴が開いています。これじゃあだめですね。


水温センサーはここにあります。周りのホースを外さなければなりません。

上は新品、下のセンサーには穴が・・・。

新品のセンサーを取り付けました。

エンジンを始動したので、念のためにオイルも調べましたがもちろん濁ってはいませんでした。船内の道具はそのままになっているので、まだオイル交換は終わっていないようです。

12月26日 点検

年末となり、風もなく穏やかな天気なので船の様子を見に行きました

インペラの部品を注文してあるのですが、まだ到着しません。こんな暖かい日なら交換作業にうってつけなのですけれどねえ・・・年が明けて春になってからになりそうです。


水面も穏やかでほとんど無風の良い天気です。

そんなわけで、今年は一段とアクティビティの低い年でした。来年はエンジンも新しくなったことですし、もっとアクティビティを上げたいものですね。

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