Trinity 日誌

*My boat life 2020

 ・船体掃除
 ・猫対策
 ・スピーカー交換
 ・スピーカー取り付け
 ・船検の準備
 ・江戸川BBQ
 ・船検
 ・トイレの修理

 

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2020年3月11日 船体掃除

今年は新型コロナウィルスのせいでボートショーが中止になりました。
まあ、ショー会場に行っても特に買いたいものがあるわけではなく、新艇とか新技術を見て回るだけですが、それでも無いとなると寂しくなりますね。

そうはいっても冬の間に船が汚れるのはいつものとおりです。春になったら船掃除、毎年のお約束です。そこで今年も出かけました。
結構煤がたまっていますね。それに日陰になる左舷のガンネルの上が苔で黒くなっています。いつものように水のくみ上げポンプを動かしてデッキブラシでゴシゴシやります。ん?ちょっと待てよ、キャビンの天井からコクピットの屋根まで足跡が付いていますよ?コクピットの屋根の上まで登るとすると、足跡の主はネコですね。これまでデッキでウン〇をしたり、誰か船に入り込んでいると思ったら、ネコだったか・・・・何か対策をとらなくてはいけませんね。
それは後のこととして、さあ掃除だ。
水を流しながらなので洗剤を使わなくてもきれいになります。いやあ、それにしても今年はいつもより汚いんじゃないかな?


PA用のスピーカーが落ちていました。

ブラケットがさびて朽ち果てたのですね。

全体に煤がくっついています。

左舷は日陰なので苔が生えています。

おや、ルーフに点々と白いものが・・・

何とコクピットの屋根まで。この足跡はネコですね!

洗うとこんなにきれいになりました。

ちょっと緑っぽいのは苔なのです。日陰だからでしょうね。

はあ、きれいになりました。

おあれほど汚かったガンネルもこのとおり。

コクピットのルーフにはいつものカビが。

メラミンスポンジで落とします。

最後にコクピットのルーフのビニールレザーのカビ落としです。メラミンスポンジでこすり落とします。エンジンを始動してオイルを回し、春の目覚めの儀式は終了です。

  

2019年3月12日 猫対策!

猫は桟橋からスイムラダーに乗り移り、ガンネルを超えてデッキに降りてくるのだと思います。であればその途中に侵入を阻むいばらの道を置いてやろうじゃないか、ふっふっふ。

ということで、100円ショップで買ってきました、ネコ除けマット。
これを侵入経路に敷き詰めてやるのです。ガンネルの上をメインに3か所にマットを置き、そのままでは風で飛んでしまうので30号の重りをぶら下げました。


100円ショップにありました。

スイムラダーから最初に足を置くのはここ。

そしてここを通って、エンジンハッチに降りるはずです。

外から見るとこうなりました。これなら大丈夫でしょう。

これで一応の防御はできたと思うのですが、プラスチックは紫外線に弱いですからね、寿命的にはそれほど長くないでしょう。重要なのはこの船には入らない方がいい、とわからせることなので続いてネコ除けの薬品を撒こうと思います。

 

3月20日 スピーカー交換

今日は気温が20度くらいになるということです。
先日脱落していた屋根のPA用のスピーカーを取り換えたいと思います。

今まで使用していたのは、秋葉原で買ってきた安いトランペットスピーカーでした。ホーンの形が丸いので風の抵抗を受けますから、できれば背が低い角型がいいなと思ってアマゾンで検索してみました。

そうしたら、このようなサイレン機能付きのマイクとスピーカーのセットが2000円前後で売られていたのです。しかもスピーカーのホーンは樹脂製ですからさびることがありません。ただ、写真にはアンプらしきものが写っていませんが、マイクとスピーカーは直結されていてスピーカーに12Vを給電するようです。つまり、スピーカー後部の丸い部分にアンプが入っているのでしょう。さて、実際に品物が到着したところで早速テストしてみました。確かにホーンやサイレンはそれらしいけたたましい音がするのですが、マイクから話してみるととても人間の声とは思えません。明瞭度も悪く何を言っているのかわからないのです。たぶんそうではないかと思っていたのですが、このシステムはアンプとはいっても12ボルトをスイッチングしてスピーカーに流しているだけで、単音ではそこそこ使えても人間の声をHiFiで再生するのは難しいのです。
結局分解してアンプを取り去り、単なるスピーカーとして使うことにしました。船にはマイクもアンプも付いていますからね。

さて、取り付けるにあたって船のアンプにつないでみたところ、音が出ません。アンプが悪いのか、マイクか・・・いったんアンプとマイクを取り外してうちに持って帰り、テストすることにしました。


スピーカーを仮接続してみましたが音が出ません。いったん一式を持ち帰ります。

ふむ、アンプは正常に作動しているようです。

さてと、あらためてスピーカーを取り付けに行かなければなりません。しかしこのところ天候が悪くて寒いので、暖かくなるまでスタンバイ状態です。

 

4月4日 スピーカー取り付けと猫対策

ブラケットが腐って脱落したPA用のトランペットスピーカーですが、ようやく天候が回復したので取り付けに行ってきました。
マイクとアンプは前のままです。
その後は猫除けをさらに強化すべく、猫が嫌う薬剤をマットの下に置きました。薬剤の効果は2ヶ月だそうです。6月になったら交換しましょう。


固定完了です。前のよりすっきりして、いいですね。

アンプも元の位置に戻しました。アルミに空いた丸い穴でマイクの感度を調整します。

柑橘系の香りですが、ネコには嫌な臭いだそうです。効果があるといいのですが・・・

 

6月2日 船検の申し込み 

今月は誕生日があるせいで、いろいろなものの更新が重なってしまいます。

そのひとつ目は船検、クルマの車検と同じように船も定期検査があるのですね。船は検査場に持ち込むのではなく、検査官が係留場所まで出張ってくるので、検査自体は10分で済んでも結構な検査代を払わなければならないのです。今日は最初に最寄りの郵便局に行ってボートの定期検査代¥23,400を振り込んでから、新木場の日本小型船舶検査機構まで行って申請書を出してきました。検査を受けたい日まで1週間しかないのと、申請書を郵送する封筒を破いてしまったので、新木場まではバイクでひとっ走りであるから、直接持参した次第。

それから予約しておいた区役所に行ってマイナンバーカードの電子証明の更新、これも誕生日が期限となっているのです。そのあとはバイクを買った販売店にリコール作業の予約をするつもりが、手元に部品があるから今ならすぐ出来ると言われてそのままバイクを預けてきちゃいました。
そして誕生日というと大物がもうひとつ、運転免許の更新も来ています。江東区にある運転免許試験場は6月1日から業務再開したそうですが、初日は混んでいると思ってやめておいたのだけれど、そろそろ行ってみようかな。

 

6月4日 船検の準備 

来週受ける船検の準備をしに桟橋へ行ってきました。

灯火器を点検し、ホーンが鳴ることを確認、エンジンもかけます。前回の中間検査で作動しなくて指摘されたブロアも回ることを確認。次は備品です。まずは救命胴衣。今の検査では、自動膨張式はボンベが未使用であるかシールを確認して、それから気のうが正常に展開するかどうか息を吹き込んでチェックするらしいのです。試しに継ぎ足し用のホースから息を吹き込むともちろん気のうは膨らみます。ところが、それをたたもうとして・・・あれれ?どこからエアを抜くのかな?ビニール浮き輪なら注入口の根元をつまむとエアが抜けるのですが・・・だめです、抜けません。と言って別にバルブはないし・・・ボンベを外してもだめですね。ネットで調べてもこのメーカーは載っていないのです。
ボンベが付いているユニットをじっくりと調べるとなにやらバルブのようなものがありますが・・・違いました。じゃあこれは?真鍮のナットがあったので外してみると、タイヤのエアバルブみたいなものがあるじゃないですか。真ん中にピンも立っています。六角レンチでピンを押してみると、プシュー・・・抜けた!

しかし、ホントにこれやるのですかね・・・後の始末が大変ですよ、皆さん。
あとは、消火バケツOK、浮き輪OK、リフレクターもOK。信号紅炎は前回の中間検査に合わせて購入したから大丈夫ですね。12月までオーケーです。

さて検査の準備は終わって、次は船の点検です。何しろコロナ騒ぎの間、ずっとほったらかしにしていましたからね。
あ、やっぱりバウにビルジがたまっていますね。吸い揚げできるポンプを繋いでシンクから艇外に排水します。20リッターくらい溜まっていた感じです。


おや、トイレの水が出ない?
スルハルバルブを開いて、ボウルに水を入れてみましたが吸い上げませんねえ・・・以前吸い上げホースにイガイが入り込んで大きくなって詰まったことがありましたが、またかな?それを防止するために秋にバルブを閉めておいたんだけどなあ。それとも着底したときの泥が取水口に詰まったか・・・。これは修理はホースを外すのが大変なので、次回にまわします。船検には関係ないもんね。

 

6月7日 江戸川BBQ 

私はフェイスブックでボートのコミュニティ「船(海)っていいね!船舶クルーザー!ボートオーナークラブ」に参加しています。かつてのヤフーの掲示板とは違ったメンバーと友人になることが出来ました。
その中のひとり、千葉県在住のI氏が桟橋でBBQをやるから来ないかと誘ってくれました。初対面ではありますがなかなか行動的な感じがしますし、人脈も豊富なようですので参加させてもらうことにしました。何しろ初めての参加なのでBBQのルールもわかりません。会費はいいとして何品か差し入れを持っていきましょうね。まずは定番のなんちゃってかに玉ですよね。それに魚勝で買ったアナゴを煮つけにしましょう。そして・・つぶ貝よりはサザエのつぼ焼きの方がインパクトがありますよね。

場所は旧江戸川ですが、どうしよう?船で行くのが簡単なのですが・・係留場所からの交通が面倒です。タクシーが捕まらないんですよね〜やっぱり順当に地下鉄で行って帰るのがいいのかなあ。


旧江戸川です。ここは何度も通っています。

桟橋です。護岸に固定されています。

差し入れのなんちゃってかに玉にアナゴの煮つけ、サザエのつぼ焼きです。

初対面のI氏。アクティブで人脈豊富です。

お友達の皆さんもユニークな方々でした。

うれしいことに、BBQの会場でI氏の紹介で千葉県のフリーのメカニックと合うことが出来ました。かつてチルトシリンダーの修理工房を立ち上げたとき以来個人的に注目していたのですが、その当人と直接知り合いになれたのです。早速今困っているシフトレバーを見てもらうようお願いすることが出来ました。

 

6月10日 船検

今日は船検を受けてきました。

船にも定期検査があるのですが、クルマとは違ってブレーキテストはないし排ガス規制もないので10分程度で終わる簡単なものです。
それはともかく、今日は南風が強かったですね。川なのに水面に白波が立っていますし船はグラングラン揺れていました。船に乗っていると気持ちが悪くなるので検査員が来るまで桟橋で待っていたくらいです。

さて、約束の時間から5分ほど遅れて意外と若い検査員氏がJCIの制服にキリリと身を包んで到着。
最初に灯火器をチェックして、エンジンの刻印を見つけるのに(去年エンジンの修理でブロックを交換しているため)苦労していましたが、始動と急発進防止装置の作動を確認してキャビンへ。
いよいよテーブルの上に積み上げておいた救命胴衣の確認です。膨張式を3個出しておいたのですが、桜マークの確認とタイプの書き取りだけで期待?していたガスボンベの使用済みチェックや息を吹き込んでの展開確認はやりませんでした。まあ、現場の作業としては大変ですものねぇ・・・。
そのあとはレーダーリフレクター、黒球、救命浮環、消火バケツをチェックして、最後に船検証と手帳を回収して去っていきました。

新しい船検証は明日の夕方出来上がるそうなので、新木場まで取りに行く旨伝えました。

 

7月13日 トイレの修理

久々の船の修理ネタです。
船検を受ける前にトイレの水が出ないことに気が付いていました。昨日は涼しかったので雨の合間を見て修理に行ってきました。
実は何年か前にもトイレの水が出なくなったことがあって、その原因は意外にも「イガイ」でした。というのは船底から水を吸い上げるホースにイガイが入り込んで成長し、ついにはホースをふさぐ大きさになったのです。まさかまた同じことが起きたのでは?いえいえ、それはないでしょう。なぜなら船に乗らない冬の間から春まではイガイが入り込まないようにキングストンバルブを閉めていたからです。それはともかく、どこが詰まっているのか順番に調べていきますか。

まずはバルブに固く差し込まれているゴムホースをプライヤーでつまんで隙間を作り、そこにCRC666を吹き込んで全体に馴染ませて引き抜きます。キングストンバルブをそうっと開くと、水がぶわっと溢れだしました。ということは、キングストンバルブの船底取水口は詰まっていません。次はホースです。キングストンバルブ側の開口部からワイヤーを差し込んでみます。十分奥まで差し込めましたので、大丈夫そうです。
もっと確認するために今度はトイレの手動ポンプを分解しました。ここにホースの反対側の開口部がありますので、ワイヤーを差し込んでいったところバルブ側の開口部から先端が出てきました。通じていますね。最後はバルブ側をバケツで受けて、ポンプ側から水を流し込んでみます。細かな木くずと小さなイガイともに十分な量の水が出てきましたので、大丈夫でしょう。念のためにポンプを組み立てて、今度はバルブ側を川水を汲んだバケツに差し込んでポンプを動かして水を吸い上げることを確認しました。どうやら細かな木のくずとイガイのかけらがホースの中に溜まって水をせき止めていたようです。
手動ポンプのピストンに耐水グリスを塗って組み立てて修理完了です。


船底からの取水バルブ。トイレのポンプへ行くホースを外しました。

もとはシフトケーブルだったワイヤーです。

ポンプ側からワイヤーを差し込んでみます。

別に引っかかるところはないようです。

先端が反対側から出てきました。

ホースに水を流したらこんなごみが出てきました。これが原因だったようです。

グリスを塗って組付けます。

ピストンにはグリスをたっぷり塗り付けます。

ちゃんと水を吸い上げていますね。修理完了です。

さて、空が暗くなってきました。急いで帰宅しましょう。

 

9月30日 様子見です

久々に船を見に行ってきました。
新型コロナのせいで、ただでさえ落ちていたアクティビティが今年は完全にゼロになってしまいました。試走以外、クルージングらしいことは何もしていません。このまま今年が終わってしまうのでしょうか。


全然乗っていないのでシートにカビが生えてしまいました。

天井のシミも広がっています。

これもカビなんですよね。

せっかくの天気なのでちょっと走らせてみました。

 

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