序章:
2010年に友人から譲り受けて乗り始めたプジョー406は、5年経って走行距離は15万5千キロになりました。5年で3万キロですから大して走ったほうではありませんし、なにしろヨーロッパの車ですから20万キロくらいはなんということもありませんが、マフラーやヒーターコア、ブレーキキャリパーなどに錆が出てきましてこのまま乗り続けるにはある程度のお金をかけなければいけなくなりました。
そんなときに昨年末に発売されたばかりの新モデルである308の中古の出物がみつかりました。実はこの308というモデル名は2007年から2014年まで発売されていたモデルと同じ名前なのです。普通なら世代をあらわす最後の桁が9になるはずでしたが、「309」という名前はすでに20年以上前に使われていたので仕方なく同じ名前で継続することになったというのです。さて、その2代目308、2014年11月の登録で4,250キロ走行している車でした。色は白。色にはこだわりませんが、SWというステーションワゴンであって後席が広いことが気に入りました。そして驚いたことに排気量がたったの1.2リッターだというのです。406よりちょっと小さいだけなのに、半分以下の排気量のエンジンでちゃんと走るのでしょうか?サイズやパワーを比較してみました。
項目
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406
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308
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ボディ寸法 |
全長4,740mm
全幅1,780mm
全高1,500mm
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全長4,585mm
全幅1,800mm
全高1,475mm
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ホイールベース |
2,700mm
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2,730mm
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トレッド(前/後) |
1,500/1,480mm
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1,555/1,555mm
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重量 |
1,530kg
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1,360kg
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排気量 |
2,946cc
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1,199cc
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最高出力 |
206ps/6,000rpm
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130ps/5,500rpm
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最大トルク |
284.4Nm/3,750rpm
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230Nm/1,750rpm
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トランスミッション |
4速オートマチック
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6速オートマチック
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タイヤサイズ |
205/60R15 91V
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205/55R16
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ボディサイズはほぼ同じですが、重量は200kgくらい軽くなっています。それになんといってもトルクがすごいですね。そのおかげで快適な走りが可能になっているようです。
ただ、いくら中古といっても半年落ちなのでかなりの価格となります。これくらいなら、という上限をオーバーしてしまうのでかなり迷ったのですが、せっかくのチャンスなのでえいやっと・・・・ポチッとしてしまった次第です。
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車庫証明:
さて、駐車場は今までと同じところです。今回もインターネットで車庫証明の申請書をダウンロードして、スキャナーで読み込んで必要事項をパソコンで入力して申請書に直接印刷しました。さらにマンションの管理組合にも駐車場の利用承諾書をもらって最寄りの警察署に申請します。5月13日に申請して、18日以降に発行されることになりました。料金は申請料が2,400円、シール発行手数料が500円でした。

駐車場は一番奥の一番下です。
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なんとかギリチョンで入りました。
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2015年5月22日:引き取り
準備が出来たという連絡を受けて、有明にある販売店に車を引き取りに出かけました。
車を引き渡すに当たり、7,900円を払って納車前点検というのを受けないと、車の保証の継承ができないそうなのでお願いしてあったのです。門前仲町からバスに乗って有明に向かいました。販売店の受付で担当者を呼び出して、車を持ってきてもらいました。洗車されて、ぴかぴかですね。
「お世話様〜」とお礼を述べてゆっくりと走り出します。いやあ、エンジンの音が静かだなあ・・・ほう、アイドリングストップって、結構小気味よくストンストンと止まるのですね。とりあえずガソリンはたっぷり入っているので、一旦自宅に寄って必要書類を持って移転登録のために足立の陸運事務所に向かうとしましょう。
さて、今日から私が新しい所有者となったわけですから、車検証の変更手続きをしなければなりません。移転登録、俗に名義変更という作業です。前の車に続いて2回目ですから、あらかじめネットで調べて必要な書類を準備してあります。ナビで場所を検索して、複数ある中から行きは環七を通るくルートを選択しました。途中のファミレスでお昼を食べて、1時15分過ぎに足立陸運事務所に到着しました。
平日なのに結構混んでいますね。事務棟で申請書を購入して、見本を見ながら記入します。窓口に申請書を提出して整理券をもらって待つこと約15分、新しい車検証が発行されました。
次は都税事務所で「取得税」の納付です。取得税は、車を買ったときに一度だけかかる税金です。基本的には車の購入価格に3パーセントがかけられるのですが、前回は登録後6年以上経過した車だったので課税対象外でした。この車の場合は登録後わずか半年の中古車ですから、評価額がどのくらいになるのでしょうね?新車価格の3パーセントだと10万円を越えてしまいますからねぇ・・・念のため、実際の車の請求書ももってきてあります。高いことを言われたら、買った価格はこれだからと説明しようと思います。窓口のおばさんがパソコンで新車価格を調べて電卓をチャカチャカ叩いて計算しています。ドキドキ・・・・「48,900円ですね」・・・ふぅ、良かった・・「ハイ」。
そして次はナンバープレートの交換です。ドライバーをアルミの封印キャップの上から突き刺して固定ビスを緩めて外したナンバープレートを「返納」。そして隣の窓口で新しいナンバープレートを受け取ります。希望ナンバーにしていないのでどんな番号かわかりませんが、ある程度わかりやすくて簡単過ぎない番号が良いですね。お、「7」が続いて悪くないじゃないすか。
新しいナンバープレートを取り付けてボンネットを開けると同時に係官が来て、「え〜車台番号はどこ?」「そこです」「最近の輸入車はシートの下に番号打ってるのがあるんだよね〜」「ほう、そうなんですか」などと話をしているうちに後ろのナンバープレートのネジの上に封印をパチンとはめて、「はい」と車検証を渡してくれました。これで移転登録手続きの完了です。時計を見ると3時半、約2時間かかったことになります。

最初の申請はここで行います。
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15分くらい待ちました。
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ここで新しいナンバープレートをもらいます。
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もらったナンバープレートを取り付けましょう。
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パッチンと封印して、手続きの完了です。
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前の車より5センチくらい余裕が増えました。
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ですがトレッドが広いので左右のタイヤがぎりぎりです。入れるのに苦労しそうです。
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さて、帰り道は国道を通って千住経由で戻ってきました。自宅に着いて駐車場に車を入れようとすると「キュゥゥ〜」あれ、パレットにタイヤを擦ってる?なにしろバックで入ってきて一番奥に入れるのですから、結構気を使います。きっちりと真っ直ぐにして真ん中に・・・入りました。降りてみてみると、およよ、こんだけ?前の車より車幅は2センチしか違いませんが、トレッドが違うのでしょうね。調べてみたら406は1,500ミリで308は1,555ミリと5センチ以上も違うのですから、無理もありません。タイヤから2-3センチしか余裕がありませんよ。なんとなんと、これは毎回神経を使う車庫入れとなりそうです。
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うちの車、荷物だけではなくゴミも積むのでラゲッジルームが汚れないよう保護したいのですが・・・
やはりパンチカーペットが安くて丈夫ですかね。必要な寸法は幅110センチの奥行きも110センチですが、カーペットだと幅は90センチか180センチなので、180センチのを長さ110センチで切ってもらいました。で、長い分は・・・そうか、後ろのシートを倒して何か積むこともあるから、切らずにそのまま残しておいてそのときの保護に使いましょう。普段は二つに折って背もたれの後ろにはさんでおけばいいのですからね。

余った部分を切り取ります。
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フロアにあわせて切り取り作業、終了です。
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奥の部分は二つ折りにしてシートバックに挟み込みました。すっきりと収まりましたね。
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というわけでそのまま敷くだけでいいかと思ったら・・・お店の人が110センチのところを余分に切ってくれたので左右をフロアの形に合わせて切り取ります。それぞれ5センチくらい切り取ったでしょうか。こんなに余分に切ってくれるなら、1メーターって言えばよかったかも(セコイ・・・)。
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2015年5月29日:スピーカー交換
406に搭載していた「フォーカル」というフランス製スピーカーには非常に満足していました。
なにしろドアスピーカーだけで十分な低音が出るので、用意しておいたアクティブサブウーファーは不要になったほどです。そのスピーカーはもちろん取り外して、308に使うつもりです。
そのために、まずやっておく作業がありました。それは、406はドアにウーファー、ダッシュボードにツイーターという構成でしたので、ネットワークを分解してウーファー用とツィーター用に分けていたのです。308はドアに両方が付いているので分割したネットワークを元に戻しておかなければなりません。ついでに車体ハーネスに合うコネクターも入手して、直接ネットワークに接続できるようにしました。
さて、ドアの内張を外しましょう。最初にツイーター周りのプラスチックトリムと取っ手のトリムを外します。この裏に固定ねじがあるのですね。ねじ2本を外して、それからトリムにへらを差し込んでクリップを外します。最後のクリップはU字ピンを引き抜いて外すはずなのですが、なかなかうまくいきません。なんとかかんとか外してみたら、ピンを引き抜く向きが横ではなく真下でしたね。ですがこれはおかしいです。ピンを引き抜くためのフックは横からでないと差し込めないからです。クリップは差し込んで90度回してロックするのですが、それではピンが下向きになりますので45度に修正しておきます。これで次回は斜め下からフックを差し込めばよいわけです。
ふ〜むなるほど。406のドアは穴だらけでしたが、この車ではふさぐべき穴はありません。白い防水シート以外のところは黒いビニールシートで完全にふさいであります。今回はあらかじめアスファルトシートを買えなかったこともあって、とりあえずこのままでスピーカーを取り付けてみます。
純正のスピーカーは丸いマウントに3本のビスで取り付けられています。フォーカルのスピーカーの固定ねじは4本でしたので、位置を合わせてスピーカーのフレームに穴を開けて固定します。ネットワークはウーファーの横に置きましょう。ハーネスの下にもぐりこませます。それが終わったら次はツィーターです。純正のツィーターを外して、同じ場所に固定しました。おっと、ウーファーにはグリルをつけておきましょう。というのは、ドアトリムの裏側には音漏れ防止のスポンジが貼ってあるので、そのままではスポンジがコーン紙を押さえつけてしまうからです。

406では低音用(下のグレー)と高音用(四角い箱)にネットワークを分離して使っていました。
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車体ハーネスにあうコネクターを入手しました。 |

このコイルを基板に戻すのです。 |

ネットワーク基板は元通りになりました。
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前に切断したウーファーの配線をつなぎます。
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純正コネクターをハンダ付けします。
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308用ネットワークが完成しました。
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この2つのプラスチックトリムを外します。
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ここに固定ネジがあります。さらに下に2本。
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ドアトリムが外れました。 |

テストで音を出してみます。 |

穴という穴はすべて黒いシールでふさいでありますね。 |

マグネットの大きさが純正とこれだけ違います。 |

ウーファー、右が純正品、左がフォーカル。 |

ウーファーのマウントの周囲にスポンジを貼ります。 |

ネットワークはこの位置に固定しました。 |

純正のスピーカーは3箇所で固定されていました。フレームに穴を開けて3本のビスで留めます。 |

スピーカーにグリルをかぶせました。 |

トリム裏のスポンジがコーンに触れそうです。 |

ツィーターのレベルは2にセットしました。
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ツィーターをスポンジで押さえます。
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フックでピンを下に引くと外れます。 |

この位置で穴に差し込んで90度回して固定します。 |
さて、音を出してみましょう。ラジオの音質調整をいろいろいじってみますが・・・どうも406ほどのいい音になりませんね。どうも音質が低音と高音の調整だけで、こもりの原因となる250Hzやボーカルの艶となる2.5kHzあたりをいじれないからのようです。さて困った、今付いているカーステレオはエアコンとか車両の設定画面が含まれているので市販品との入れ替えはできないし・・・・なんとかイコライザーを挿入出来ないか、将来の課題ですね。
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この車、テールゲートを占めるとき「ビィ〜ン」という音がします。多分ナンバープレートが震えているのでしょう。
まずはナンバープレートを下から保持しているブラケットとナンバープレートの間に隙間がありますから、ここに薄いゴム板を挟みました。ところが音に変がありませんね、よく見てみると・・・あれれ、塗装がはげています。どうやらブラケットの折り曲げてある部分が、閉めたときの衝撃でテールゲートに当たってしまうようです。角にクッション材のテープを貼って、さらにブラケットが当たらないようブラケットの裏に固めのスポンジを挟んでおきました。

どうやらここが当たっているみたいです。
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よく見ると塗装が剥げていました。
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反対側もホラ、同じように。 |

ブラケットの裏にスポンジを押し込みました。 |
これでテールデートを閉めたときの音が「バシン」に変わりました。塗装がはげたところは樹脂なので錆びの心配はないのですが、オートバックスでトヨタ車用の白のタッチアップペイントを買ってポチッと塗っておきました。
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2015年5月30日 ドライビングモニタ装着:
406で使用していた画像記録アイテム、ドライビングモニタを取り付けました。
フロントガラス裏とリアウィンドウに取り付けたカメラの映像をSDメモリに記録して、万が一事故が起きた場合に客観的な証拠となるわけです。フロントカメラと一体になった本体はルームミラーの裏に設置しました。そしてGPSアンテナはダッシュボードに置いて、さらにリアカメラもテールゲート前の天井に固定しました。

ミラーの助手席側にカメラを取り付けました。 |

フロントの映像です。右のカバーがじゃまですね。 |

電源はETCユニットから分けてもらうことにしました。 |

電源の配線分岐の完了です。 |

後方用カメラはここに取り付けました。 |

トリムに穴を開けて細い針金で縛ってあります。 |
テスト画像を見てみると、フロントのカメラにはミラーの付け根のカバーが大きく映りこんでいますね。修正しながら、もっといい場所を探ってみることにします。
6月25日:ドライビングモニタ装着修正
フロントガラス裏に取り付けたカメラの映像をチェックしたら、右側に大きくバックミラーの基部が映りこんでいました。そこで取り付ける位置をやや左側にずらし、カメラをフロントガラスに近づけるために取り付け部分をに角度をつけたいですね。そこでマウントを分解して、アルミのシャフトを取り出し、切込みを入れて曲がるようにしてみました。

カメラのマウントを分解しました。 |

アルミシャフトを曲げました。 |

シャフトに切込みを入れて曲げました。 |

う〜ん、もうちょっと曲げたかったなあ。 |

こちらが今までの取り付け位置。 |

修正後位置は10センチ位左にずれました。 |

前のフロント視野映像です。 |

修正後の映像です。非常に良くなりましたね。 |
シャフトの曲がり具合は思ったほどの効果はなくて、あまりカメラを前方には動かせませんでしたが、右側の視野は改善されました。
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2015年6月 工具箱の変更:
406もそうなのですが、ステーションワゴンというクルマはトランクがないわけです。そこで困るのが収納ですね。特に工具箱を格納しておくスペースがなくて、ラゲッジルームに置いておくと曲がったり加減速のたびにあっちに滑りこっちに当たりで・・・結局406のときはリアシートのヘッドレストからネットを吊り下げて、そこに工具箱を入れていました。
308ではラゲッジルーム床下のスペアタイヤの手前に発泡スチロールのポケットがあるのですが、細長くて普通の工具箱は収納できません。それでとりあえず406のようにネットでぶら下げていたのですが、ようやく手ごろな入れ物を見つけました。
まずはA4サイズのチャックが付いた書類入れですが、大きく見開きになるので工具が一度に見えますし取り出しも楽です。使い終わったらガチャガチャと丸めて仕舞えます。ただ、これひとつでは全部の工具を収納できないので、透明プラスチックの手提げ箱も使用します。こちらにはテスターやカッター、圧着ペンチなど電気系統の修理用具を入れておきます。この二つの工具入れを収めてもまだ少しスペースがあるので、軍手とハンドライトを入れました。

いままで使用していた工具箱。 |

100円ショップの書類入れと手提げボックス。 |

工具は2つに分けて床下に収納しました。左にあるのは55Wのハロゲンのハンドライトです。 |
この部分はフロアのカバーが開くので、簡単に工具の出し入れが出来てとても便利です。
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2015年6月 ガラスルーフの遮熱:
308に乗り始めて1ヶ月、時には夏の日差しを感じる季節になりました。そのようなときに、308のエアコンは非力に感じられます。なにしろ時速100kmでも2000回転と非常にハイギアードなトランスミッションのせいで、街中を走っているときはほとんど1700回転前後しか回っていません。そのせいなのでしょうが、コンプレッサーもろくに回転していないらしく、暑い日には車内がモワアッとしています。それに拍車をかけるのが広大なガラスルーフです。しかもシェードが昔より薄く光を通す素材になったため頭のうえから熱気が降り注いできます。
これはナントカしなければと考えて、すぐに思いついたのは手元にあったフロントウィンドウ用のサンシェードです。これをガラスルーフとシェードの間に差し込めば・・・その効果たるや、抜群です。
さて、原理はこれでよいとして、フロントウィンドウ用ではサイズが小さく、しかもバックミラー部分の切り欠きがあるせいで光が漏れてきます。そこでもっと大きくて四角いものはないかと、日曜大工センターを探したところ・・・・ありました。90センチX140センチはドンピシャのサイズです。さっそくガラスルーフにあてがって、両端をレールの上に差し込んでみるとぴったり、そのままいけそうです。

ついにいい物を見つけました。このサイズで700円はお買い得でしょう! |

レールの上に両端を挿し込み、ガラスルーフに押し付けながら少しずつシェードを閉めます。 |
シェードを開けて保温シートを後ろからガラスルーフに押し付けながら少しずつシェードを閉めていき、そのままのサイズで何もしないで完全に熱と光を遮断することが出来ました。
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2015年8月8日 カーゴネットの装着:
308SWのラゲッジルームの床には前後方向に2本 のレールがあって、レール上をスライドするフックが4個付いています。このフックにベルトやネットを引っ掛けて積載した荷物を固定することができるようになっているわけですね。
現在、ラゲッジルームのフロア全体にカーペットを敷いているためにレールが隠れているのでフックも使えない状態になっていますが、せっかくあるのだからこれを利用しないのはもったいない、というわけでパンチカーペットに切込みを入れてフックを露出させてカーゴネットを固定するようにしました。

フロアレール上のスライドフックです。 |

カーペットを切ってスライドフックを出します。
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ラゲッジネットを取り付けました。 |
これで手持ちのカーゴネットも活用することが出来ました。
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2015年8月9日 ラジオユニットの取り出し:
308のオーディオについては、スピーカーをフォーカルに交換したのですが純正ラジオのトーンコントロールがいわゆるバス/トレブルだけでイコライザーがないためにいまいち本領を発揮していません。
そこでイコライザーアンプを組み込めないか、配線図を調べてスピーカーへの結線の様子を見ようとラジオユニットを引っ張り出すことにしました。ところが308のラジオは従来のような1DINユニットをはめ込んであるのではありません。センターコンソールの中央にあるのはタッチ式のディスプレイパネルだけで、ここでラジオやエアコン、ナビ、トリップコンピューターや車両の設定などを全てコントロールします。そしてラジオユニット本体はコンソール表面にはなく、CDプレーヤーの下の空調スイッチのパネルの裏側に隠れているのです。そしてそのパネルを外すためには、専用工具を左右の溝に差し込んでロックを解除しなければなりません。そのために鉄板を加工して工具を自作することから始めました。

ラジオユニットはセンターコンソールのパネルの裏側に取り付けられています。 |

自作した専用工具です。 |

ステアリングコラムのカウルを取り外します。
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ここの溝に専用工具を差し込みます。 |

このように専用工具で爪のロックを解除します。 |

ラジオユニットを取り出しました。上の細長いのはCDプレーヤーです。 |
こんな苦労をしてようやく純正ラジオユニットを引き出すことが出来ましたが、裏のコネクターを見て???配線図とはまったく違っていてスピーカーに行くはずの4組8本の配線がありません。これはどういうことなのでしょう?配線図が間違っているのか、それともこの車には付いていないはずの外部パワーアンプがあるのでしょうか?
一旦、ラジオは元に戻してあらためて調べなおすことにします。
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2015年8月19日 アルミペダルの取り付け:
308を運転していて気になるところがあります。それはアクセルペダル。特にペダルがオフセットしているわけではないのですが、アクセルペダルの右側、つまりホイールハウスまでが広く開いています。そのせいではないのでしょうが、なぜか右足がだんだんずれていって気がつくと靴の親指の付け根あたりがかろうじて引っかかっている状態になります。406のときは、ホイールハウスがもっと張り出していたため足が右にずれてもホイールハウスに当たったのですが、308はアクセルペダルの右側が広く開いているのでどんどんずれていって足が外れることもあるのです。足がずれる原因は、ペダルの形と材質、プラスチックであるために滑りやすいわけですね。
そこでカーショップを回ってペダルカバーを探しました。もちろんAT用で、大事なことはアクセルペダルの横幅が広いことです。赤や青の派手なものがありますが、シンプルであまり目立たないほうがいいですね。オートバックスに手ごろな値段のものがありました。
ではアクセルペダルから。ペダルの構造から両面テープで貼り付けるのですが、カバーがペダルの踏面のカーブに合っていませんね。もうちょっと曲げたいのですが、注意しないと穴が開いているのでそこから折れ曲がってしまいます。型があればいいのですが、そうもいかないので板で段差を作って金槌で叩いて端から順に少しずつ曲げていきます。
カーブが合ったらブレーキクリーナーで脱脂して両面テープで貼り付けます。
次はブレーキペダルです。このペダルにはゴムのカバーがかかっています。どうしたものか迷いましたが取り外して高さを抑えることにしました。ブレーキペダルのカバーは両面テープではなく鉄製のステーをネジ止めしてそれを裏側に曲げてペダルをくわえ込むようになっています。

308のペダルはアクセルの右が広く空いています。 |

オートバックスで買ったアルミペダルです。
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カバーを叩いてペダルのカーブに合わせます。 |

カバーの裏に両面テープを貼り付けます。 |

ペダルを脱脂してカバーを貼り付けました。 |

ブレーキペダルのゴムカバーをはがしました。 |

このように裏側にステーをネジ止めします。 |

ステーを折り曲げてカバーを固定しました。 |
取り付けは簡単で30分で作業は終了しました。さて、その結果は?
アルミペダルを取り付けてから、アクセルペダルから足が滑り落ちることはなくなりました。うん、これはいいですね。
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2015年9月19日 デジタルサウンドプロセッサーの取り付け:
前回、センターコンソールのラジオユニットを引き出してみて、そこにはスピーカー配線が来ていないことがわかりました。308の最上級グレードにはDENONのオーディオシステムが搭載されていて、左リアフェンダーの内側にパワーアンプが設置されていますが、この車は普通のオーディオなのでパワーアンプがないことになっています。とはいえ念のためにトリムをめくってみると・・・・ありましたよ、パワーアンプが!ちゃんとスピーカー配線らしき2本4組のケーブルが出た青いコネクターがついています。そして黒いコネクターは電源とライン入力でしょう。

この位置にパワーアンプがありました。 |

トリムの裏側にパワーアンプを見つけました。 |
ライン入力があるのなら、その前にイコライザーを挿入すればいいわけです。そこでどんな信号なのか調べることにしました。というのは普通は音声信号はシールド線を使うのですが、ハーネスは普通の電線だけだからです。ということはバランス伝送をしている可能性があります。オーディオ機器を接続する赤白のケーブルは芯線が信号線で外側がシールドでアースにつながり、2本で信号を送ります。これがアンバランス伝送です。一方、2本の線にそれぞれ正信号と反転信号をのせ、さらにアースを加えた3本の線を使うのがバランス伝送で、ノイズの影響を受けにくいという利点があります。

はたして、 オシロスコープでラジオからのライン信号を調べてみたところ、案の定バランス伝送になっていました。つまり2本の音声信号線のどちらもアースに落ちていないわけです。そうなると入力と出力がバランス伝送になっているイコライザーを使用しなければならず、バランス伝送が基本となっている放送機器ならともかく市販品のカーオーディオではまず見かけないのでちょっと面倒です。
つまり、308のオーディオは、下図のようにコンソールのヘッドユニットからバランス伝送でラゲッジルームのパワーアンプに送られ、そこからドアに戻ってネットワークで高音と低音に分けられてスピーカーで再生されます。
この音質を調整するためには、ヘッドユニットとパワーアンプの間にグラフィックイコライザーを入れるのが一般的なのですが、上記の理由でバランス伝送がネックになります。そうなると残る手段はパワーアンプからのスピーカー出力から信号を取り、別のパワーアンプでスピーカーを駆動する方法です。昔は出力が3-4ワットのカーステレオが普通でしたから、そのスピーカー出力につないで20ワットくらいにパワーアップするイコライザー付きのブースターアンプなどというものがあったのですが、さすがにもうそういう製品はないでしょう。ですが、このデジタル時代にはもっとすごいものがありました。それが「デジタルサウンドプロセッサー」です。スピーカー出力であれLINE信号であれ、入力信号をデジタル変換してイコライザー機能はもちろん、必要なら帯域を分割するネットワーク(チャンネルデバイダー)機能や左右のスピーカーとかツイーターとウーファーから耳までの音の到達時間の調整(タイムアライメント機能)まで簡単に出来るようになっているのです。

ただ、高機能であるデジタルサウンドプロセッサーはそれなりに高価で、ヨーロッパ製のAUDISONとかMATCH製品は10万円くらいもします。もう少し安い製品はないかと探してみたところ、何とパイオニアからデジタルサウンドプロセッサーを内蔵したカーラジオが商品化されているではありませんか。
それが今回使用する「Carrozzeria DEH-970」です。
このモデル は、AM/FMラジオであってCDやUSBそれにBluetoothにも対応するカーステレオのヘッドユニットでありながら、サウンドプロセッサーと50W×4のパワーアンプを内蔵して定価が35000円という驚きのマシンなのです。しかも1DINサイズとコンパクトですから、まさにうってつけなのであります。せっかくのラジオやマルチソースプレーヤー部分を使わないのはもったいないですが、デジタルサウンドプロセッサーとパワーアンプだけでも利用価値は大きいのです。その特徴をまとめると;
1. 2系統LINE入力あり
2. スピーカー出力に直接接続可能
3. 50W×4ハイパワーアンプ内臓
4. ネットワーククロスオーバー機能
5. 左右独立16バンドグラフィックイコライザー
6. タイムアライメント機能
7. 自動タイムアライメント&グライコ調整機能
ということになります。4番のネットワーク機能については、ドアにツイーターとウーファーが一緒の配線で接続されているため、将来ドアの配線を増やしたときに利用することにします。この製品をネットオークションで探した結果、定価よりはるかに安く入手することが出来ました。さあ、それでは取り付け作業にとりかかりりましょう。
最初の課題は、このユニットをどこに取り付けるかということです。操作面から言うとセンターコンソールがいいのですが、もちろんそんなスペースはありません。グローブボックスも狭くてだめです。ステアリングコラムの右側奥とか助手席のシート下なら設置できますが、そうするとラゲッジルームの純正パワーアンプから長くハーネスを引いてこなければなりません。一度設定をしたらそのあとはソースを変えたりはしませんので、パワーアンプの近くのラゲッジルームでもいいわけです。トリムの裏なども探した結果、床下のスペアタイヤの横にナビのユニットが設置されていますが、その上が空いているのでそこに置くことにしました。そこなら電源はナビから分けてもらうことが出来ますし、パワーアンプとも1メーターくらいのハーネスで結線することが出来ます。
さあ、配線が終わりました。とりあえずお任せでイコライザーの設定をして見ましょうか。運転席のヘッドレストに測定用のマイクをセットして、DEH-970の測定開始ボタンを押します。ドアを閉めて数秒すると、車内から「ザァー」というホワイトノイズが聴こえてきました。数分して音が出なくなったので、様子を見てみると、ディスプレイに「設定終了」の文字が出ていました。これで完了です。

電源はナビユニットから分岐しました。 |

スピーカー配線をカットして割り込みます。
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パワーアンプからDEH-970への「行って来い」のハーネスを作りました。 |

ナビユニットの上にベロクロテープで固定しました。 |

パワーアンプとの配置を見てください。 |

このようにヘッドレストにマイクをセットしました。 |

音場調整の自動設定が終了しました。 |
さて、このあとはいろいろなソースを聴きながらイコライザーをいじってベストの音になるよう、煮詰めて行けばいいわけです。とりあえず今の段階でも低域が図太くなり、高音がすっきりと抜けが良くなったのがわかります。前と比べて明らかに良くなっています。デジタルサウンドプロセッサー、素晴らしい効果を上げてくれました。これからのドライブがいっそう楽しみですね。
<問題発生>
実はこの作業中に不思議なトラブルが発生しました。作業中はイグニッションをオフにするわけですから当然純正のパワーアンプの電源は切れている状態なのですが、シグナルプロセッサーとつなごうとして一度スピーカーのコネクターを外したり配線をカットしたりすると、そのあとパワーアンプからは全く音が出なくなってしまうのです。普通のオーディオアンプは、出力をショートしない限り、電源が入っていて無負荷状態でボリウムを上げたとしても音が出なくなることはありません。しかし純正のパワーアンプにはなんらかの検出回路があって一度出力回路がオープンになるとアンプの作動を完全に止めてしまうようです。しかも一度そうなると、イグニッションをオン/オフしても、バッテリーを外しても復帰することはありません。
唯一の解決方法は、出力ケーブルをもとのスピーカーにつなぎなおし、イグニッションをオンにしたまま電源や入力、CANのコネクターを一旦外して再度差し込むことです。これで音が出るようになります。ただし、そこで電源を切ってスピーカーの線を外したらまた同じ状態になりますので、音を出しながらスピーカーの線を外してシグナルプロセッサーにつなぎ変えてやらなければなりません。
この検知回路は、電源オンの前にスピーカー出力のインピーダンスをチェックしていると思われます。というのは、上記の方法で一度パワーアンプを生き返らせても、イグニッションをオフにしてドアをロックして数分後に車両がスリープモードになると、またアンプが死んでしまうからです。そこでパワーアンプとシグナルプロセッサーの間に5オーム5Wのダミー抵抗を入れてみました。5オームにしたのは、手元に4オームや8オームの抵抗がなかったからです。これによって、もし起動時にチェックがあっても正常にスピーカーが接続されているとパワーアンプに認識させることが出来ます。

結果は大成功。こうしてしばらく駐車したあとでも正常に音が出るようになりました。いやあ、最近のクルマはCANで種々のユニットが相互に通信しているので、昔のようにオーディオだけ改造したりするのがとても難しくなりましたね。
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2015年9月20日 スタッドレスタイヤの組み付け:
前に406で使っていたスタッドレス、まだ1-2シーズンは使えるくらいの山は残っていたのですが、サイズもホイールの穴数もちがうので308には使えません。そこでネットで安いタイヤを購入することにしました。ブリジストン、ヨコハマ、ダンロップ・・・・中国製はめちゃくちゃ安いですねぇ1本5000円くらいですよ。でも406で使っていたブリジストンのスタッドレスは、静粛性はありますが高速でのグニャッとしたステアリング感覚が気になりました。もともとプジョーには欧州の硬いタイヤが合うんですね。そうするとミシュランが一番いいのですが、値段も高い。スタッドレスの使用頻度から考えるともうちょっと安いのが欲しいですね。そこで見つけたのがピレリの「アイスアシンメトリコ」というタイヤです。非対称パターンで日本の雪質にあわせて開発されたタイヤだそうです。ピレリもプジョーの純正になっていたことがありますので信頼できますし、価格的にもぴったりです。
さて、ネットで買ったタイヤが到着しましたのでホイールに組み込みをしようと思います。タイヤショップに持ち込むと1本1000円くらいで組み込みをしてくれるのですが、入れ替えをするのではなく新品のホイールに新品のタイヤをはめ込むだけなら自分でも出来そうです。実は最近、原付バイクのタイヤ交換をしたばかりで、そのときに専用工具も買ってあるのです。

ネット購入したタイヤが到着しました。 |

タイヤレバーと組み付け専用のワックスです。
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バルブも新品をネットで買いました。 |

新品のホイールにバルブを取り付けます。 |

タイヤのビードにワックスを塗ります。 |

非対称パターンなので表と裏があります。 |

最初にタイヤの裏側をホイール内に入れます。 |

続いて表側をホイール内に入れていきます。 |

4本とも組み込みが完了しました。まだ空気が入っていないのでぶかぶかの状態です。 |

コンプレッサーで空気を入れていきます。ビードがはまると「パーン」「パーン」と2度大きな音がします。 |
4本のタイヤの組み付けは1時間かからずに終了しました。この状態ではバランスが取れていませんので、それだけはタイヤショップに依頼します。すでに何箇所かに聞いて、オートバックスが1本500円でやってくれることを確かめてあります。
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2015年11月22日 オイル交換:
308のエンジンは新開発のEB2エンジンで、適合オイルは0W30という低粘度の化学合成油です。推奨交換頻度は1年または2万キロとなっていて、これはヨーロッパより厳しい環境ということで半分になっています。
我が308は、走行距離は9000キロですが登録が昨年の11月なのでちょうど1年経っています。もう少し先でも良いような気がしますが、オイルの色を見るとかなり黒くなっているのとこれから冬になるので早めのオイル交換をすることにしました。オイルを抜くためのバキュームタイプのオイルチェンジャーは、いつも船のエンジンオイル交換に使っているものを借りてきました。オレンジ色のホースの先に細いホースをつないでオイルレベルゲージの穴に差し込みます。レバーを数回シャカシャカ上下させると黒いオイルが吸いだされてきました。

オイルチェンジャーのセットが出来ました。 |

細いホースをゲージガイドに差し込みます。 |

オイルが吸いだされました。 |

純正のオイルを注入します。1リッターボトル4本を用意しました。 |
オイルが完全に吸いだされたところで、新しいオイルを入れます。規定のオイル容量はフィルター込みで3.25リッターですが、今回はフィルターは交換していないので1リッターボトル3本でちょうど正しいレベルとなりました。
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2015年12月6日 タイヤ交換:
今年は暖冬とのことですが、かといって雪が降らないとは限りませんからあらかじめタイヤを交換しておきます。今回初めてピレリのスタッドレスを使ってみましたが、さてその性能を試すのはいつになるのでしょうか?

タイヤを交換しています。ハブボルトが4本から5本に増えたので手間がかかります。 |

さて、このパターンはどんな走りを見せてくれるのでしょうか。 |
さて、タイヤのバランスをとってもらったときに空気圧は2.4にしてもらってありますが、気温も下がっているので今は2.35くらいになっています。308にはタイヤ空気圧の警告灯がありますので、設定をリセットしておかなければなりません。
走ってわかるのはこのタイヤ、さすがにヨーロッパ生まれだけあって前のブリジストンとは違ってステアリングの切り始めでグニャッと来る感じがありません。そして高速でもほとんど走行ノイズの増加がありませんね。まったくスタッドレスということを意識しないで走れそうです。あとは雪上のグリップがどの程度なのか、興味があるところです。
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2016年3月 ツイーター移設:
この車のオーディオシステムは、ドアにツイーターとウーファーが一緒になっているためにコイルとコンデンサーで構成されたネットワークによって帯域を分けていました。ですがDEH-970にはネットワーク機能があって、DSPで帯域を分割して内臓の4チャンネルアンプで高域と低域をステレオで再生することができます。つまりアンプとツイーターやウーファーが直結されることによってネットワークによる音への影響を排除できるわけです、しかしそのためにはそれぞれのスピーカーに1ペアずつのケーブルが必要です。ドアには1ペアの配線しか行っていませんから、もう1ペアを通してやらなければなりません。しかしツイーターをダッシュボードに持ってくれば、配線はずっと楽になりますし音像も上に上がってきます。

さてではツイーターをダッシュボードにどうやって固定したらよいでしょうか?
ツイーターは丸くて薄いので少し起こした状態でダッシュボードの上におきたいので、そのための台を作ることにしました。バルサなどの木材ブロックを削る方法、円筒を斜めに切る方法などいろいろ検討しましたが、粘土で整形するほうが重量もあってよさそうです。樹脂粘土やエアコンホースのパテなどは手軽ですが、硬化させて塗装するには不向きです。結局100円ショップで見つけた石粉粘土を使うことにしました。乾燥後はサンドペーパーもかけられますし、塗装も出来ます。
塗装が終わったらツイーターを差し込み、底に両面テープを貼ってダッシュボードの奥に設置します。ツイーターの正面がバックミラーに向かう方向にしておきます。ケーブルはフロントウィンドウとダッシュボードの間の隙間にへらで押し込みます。そのまま左側のサイドシルにそってトリムの内側に入れ、ラゲッジルームのDEH-970のリアスピーカー端子に接続します。いままではフロントの左右はドアスピーカーにつながっていて、リアはサブウーファー代わりにリアシート下に設置したボディソニックユニットにつないでいたのですが、今度は4チャンネルともフロントスピーカーが使いますのでボディソニックを駆動するアンプがありません。そこでオークションで安いMGTのパワーアンプを入手してありますので、それを追加で使うことになりました。

粘土を丸めてツイーターと同じ大きさのビンのキャップを押し込んで整形します。 |

100円ショップで見つけた石粉粘土です。 |

固まる前にコードを通す穴を開けておきます。 |

乾燥したらサンドペーパーでデコボコを修正して滑らかなカーブにします。 |

こんなところでいかがでしょう。 |

出来上がりはこうなるはずです。 |

ツイーターを塗装した台に差し込みます。 |

平端子をカシメてケーブルを延長します。 |

ケーブルはダッシュボードの横を通します。 |

アンプのところまで引っ張って来ました。 |

左側のツイーターはここに取り付けました。 |

右側はここです。 |

DSPをネットワークモードにして帯域の分割を設定します。ツイーターは3.15kHzでカットします。 |

サブウーファーのアンプはここに置くつもりが・・・ |

結局ここに置くことにしました。 |
さて、DEH-970をネットワークモードにして再起動します。
全ての設定がリセットされているので、初期設定からやりなおします。純正のカーステレオの音声がAUX2に入るので、外部入力設定もオンにしておきましょう。ではいよいよ帯域の設定です。サブウーファーは100Hz以下でいいでしょう。ドアウーファーは100Hz以上にして、ツイーターとは3.15kHzで分割します。カットオフは24dB/octですぱっと切っておきたいと思います。ラウドネスはオフ、イコライザーもフラットにしておきます。タイムアライメントはあとでやるとして、まずこれで音を出してみましょう。
う〜ん、高域が強いですね。ツイーターレベルを4dB下げてみると良い感じです。中域が厚くなりましたね、張り出してくる感じです。では、耳で聞いた印象でイコライザーで補正した状態でどんな音になっているのか、周波数特性を測ってみましょう。今はフリーソフトで正弦波のスイープ信号と周波数スペクトラムを表示する便利なプログラムがあるので、それを使います。周波数は20Hz〜16kHzとして、無指向性の音場測定用マイクは運転席のヘッドレストのところにおいておきます。パソコンから出力したスイープ信号を再生してスピーカーから出た音圧レベルをマイクで拾って測定してみました。
う〜ん、なるほど。750Hzと2kHz前後に落ち込みがありますね。そしてツイーターの受け持ち範囲である3.5kHz以上のレベルが低いですね。耳で聴いて高域がうるさいと思ったのですが、こうしてみると下げる必要はなかったようです。ではあらためてイコライザーで補正しましょう。ツイーターのレベルは0dBに戻します。800Hzから2kHzを持ち上げます。

周波数特性を測定するプログラムです。 |

測定マイクはここにセットしています。 |

まずは最初の特性です。750Hzと2kHz辺りに落ち込みがありますね。 |

イコライザーで補正します。これは耳で聴いて補正した最初の特性カーブです。 |

落ち込んでいるところをイコライザーで持ち上げてみます。これでどうかな? |

どうですか?かなりフラットになりましたね。 |
これでスピーカーから出る音のバランスはとれました。
続いてはタイムアライメントの調整があります。これは各スピーカーからでる音の時間差を前後させるものですが、これがまた非常に複雑なんです。
普通、ステレオというのは二つのスピーカーの中心で聴くことによって正面にボーカルが定位して左右に楽器が広がるわけです。ところが車の場合は運転席は右のスピーカーに近くて左のスピーカーから遠いために右の音が大きく聴こえてバランスが崩れてしまいます。また、音が空気中を伝わる速度は遅いので左右から同時に出た音も右のスピーカーの音が先に耳に到達しますので余計右寄りに聴こえることになります。

そこでデジタル処理で右側のスピーカーから出る音をわずかに遅らせて左の音と同時に右の耳に到達するようにしてやりますと、まるで右のスピーカーをドアの外側に置いたように自分の正面にボーカルを持ってくることが出来ます。これがタイムアライメント(時間差補正)です。さらに左右の耳とドアのウーファーやダッシュボードのツイーターとの距離も差がありますが、これにも補正をかけてやると一つのフルレンジスピーカーと同じように鳴らすことが出来ます。そのためには自分の耳からそれぞれのスピーカーまでの距離を入力するとあとはDSPが適切な時間差補正をしてくれるということです。

いやあ、すごい技術ですねえ。グラフィックイコライザーは昔もありましたが、右と左の音をずらせて出すなんて、アナログ処理では出来ませんでしたからね。ともあれまずは運転席に座って、左右の耳から各スピーカーまでの距離をメジャーで測ります。その結果は右ウーファー80センチ、右ツイーター95センチ、左ウーファー120センチ、左ツイーター135センチとなりました。順にスピーカーに数値を入力して音を聴いてみます。ほぉぉ〜確かにメーターパネルの上にびしっと音像が定位しますね。
ところで、これで周波数特性も変化してしまったはずです。再び特性を測ってみたらこうなりました。75Hzが持ち上がり、600Hzがちょっとへこんで2kHz以上が低めです。

そこでイコライザーをこのように調整しなおしました。

その結果は、こうなりました。まだ1kHzがちょっと出ていますがほとんどこれでオッケーでしょう。

650Hzに落ち込みがありますが、これは干渉によるものと思います。あらためて試聴してみるとバランスもよくなっています。とりあえずこれでしばらく聴いてみるとしましょう。
ふう、苦労しましたがやった甲斐があったと思います。
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2016年4月 ネットワーク除去:
この車のスピーカーは、これまでドアにツイーターとウーファーが一緒に付いていてコイルとコンデンサーで構成されたネットワークによって帯域を分けていました。それをDEH-970のDSPで帯域を分割して、ツイーターをダッシュボードに移設したわけです。
一方、ウーファーはというと、時間の都合でネットワークを間に挟んだままになっていました。つまりDSPで高域をカットしてそれをさらにネットワークで高域のカットをしていたのです。ただ、DSPよりもネットワークのほうのカットが甘いので実際にはネットワークは働いていないのと同じでした。とはいっても回路に余計なものがないほうが好ましいので、ネットワークは取り外してアンプとウーファーを直結してしまおうと思います。そのためにはドアトリムを外さなければなりません。
前回の手順を思い出しながらドアトリムを外し、スピーカーユニットも取り外します。ネットワークは基板を引き出して、車体側ハーネスのコネクターとスピーカーの端子を接続します。
あとは元の手順で組み付ければ良いのですが、窓ガラスから落ちた雨のしずくがスピーカーのマグネットにかかっているようです。ビニールのカバーをかけておくことにしました。

ドアトリムを取り外しました。 |

前にネットワーク基板にハンダ付けしたコネクターを外してスピーカー端子につなぎます。 |

スピーカーケーブルが出来ました。 |

ビニールシートをスピーカーにかぶせます。 |
これでドアウーファーは直接アンプに接続されました。耳で聞いてわかるほどの音の違いはありませんが、精神的には安心です。
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2016年7月9日 パネル延長作戦:
今回の作業は、パイオニアのDSP内臓カーステレオの遠隔操作パネルの作成です。と言っても新たに操作パネルを作るのではなく、もともと盗難防止のために操作パネルだけ外して持ち出せるようになっているので、外した状態で本体との間の接続を延長しようというものです。
私の車のステレオシステムは、純正のカーステレオのあとにDSP内臓のパイオニア製DEH-970をつないで、イコライザーとか各スピーカーのタイムディレイ処理をしています。そのカーステレオはラゲッジルームの床下、スペアタイヤの横に設置されているので運転席で音を聴きながら調整することが出来ません。テールゲートを上げて調整したら運転席に座って音を確認する、違ったらまた後ろに戻って調整する・・・を繰り返すわけです。なんとか間をケーブルでつないで運転席まで操作パネルを持ってこれないか、解決方法をずっと考えてきました。
一番のネックはコネクターです。CDを挿入するためにパネルは前に倒れます。その状態で引っ張ると操作パネルは外れます。そのためパネルと本体は20ピンの接点を持つコネクターで接続されています。コネクターと言っても差し込むタイプではなく、パネルを立てると接点同士がバネで押し付けられて電気や信号が伝わる仕組みです。
このタイプは一番厄介です。差し込むコネクターなら、近い大きさの端子を見つけて差し込んでおいて端子全体をエポキシで固めればいいのですが、接触式では押し付けた状態を維持して固定する方法を見つけなければなりません。
さらにケーブルで延長してはたして正常に動作するかという問題もあります。操作パネルと本体とどんなプロトコルでつながっているか、ネットで調べてもまったく資料が無かったのでどのピンにどんな信号が載っているのか見当が付きません。電圧降下やノイズも気になります。数十センチは延ばせるでしょうが、数メーターでも大丈夫かどうかはやってみるまでわかりません。
一方、配線数も20本となると大変です。パネルは運転席に固定するのではなく、調整するときだけ取り出してくるので、多芯シールドケーブルだとかなり太くなりますし、できるだけやわらかいケーブルを使いたいところです。そうするとやはりリボンケーブルですかね。
たまたま秋葉原でジャンクのデスクトップPCのIDE内部配線用のリボンケーブルを見つけたので、それを半分に切って使うことを思いつきました。マザーボードとマスターとスレーブのドライブを39ピンのコネクターで接続する、いわゆるATA133のケーブルで、長さは90センチあります。全ての線がツイストペアになっていて、リボンケーブルよりやわらかく、ノイズにも強そうです。このコネクターを20ピン分切り、ケーブルを2つに裂いてしまいます。そしてコネクターに抵抗のリード線を差し込んで、コネクターの2.54ミリピッチを2ミリピッチの接点に合せて曲げ、エポキシで固めます。これを本体にあてがって接触する位置で支える台をこれもエポキシで造ればいいようです。
また、ケーブルの両端はメスのコネクターですが、間にリード線を差し込むことでメス同士をつないで必要な長さにつなぎ足すことも可能です。
こうして製作にかかったのですが、思わぬトラブルが起きてかなり時間がかかりました。たとえば、出来たケーブルをテスターで導通チェックしていたら、不思議なことにあちこちでアースにショートしているのです。調べてみたら、IDEのコネクターって、ピン配置は2列ですが、ケーブル側は3列で真ん中に共通アースの端子が走っています。そしていくつかのピンはコネクター内でアースにつながっていたのです。だから分解してそのアースを切ってやらないといけない・・・ところがコネクターを分解するためにはいったんリボンケーブルをはがす必要があります。そしてまたコネクターにつなぐわけですが、一度はがすと旨く圧着できなくて隣の端子につながったり、めくれてきたり・・・一度圧着に失敗するともう元に戻すことが出来ないのです。仕方が無いのでそのケーブルは捨てて、また新しいケーブルで最初からやり直しです。こうしてなんとか本体側の接触コネクターとケーブル、そして延長する中継ケーブル2本が出来上がりました。

操作パネルを取り外した、本体側です。上のスロットがCDの挿入口になっています。 |

本体側のコネクターの接点です。 |

こちらがパネル側の接点です。 |

ATA133のケーブル。長さは90センチです。中間のコネクターは不要なので取り去ります。 |

ケーブルは全てツイストペアで片方はアースです。 |

コネクターを取り外します。 |

半分に切って抵抗を差し込みます。 |

リード線を切りそろえました。 |

中央の列がアース板。黒い部分で端子に接触しているではありませんか、参った! |

アースを切り取って元のように差し込みます。 |

本体への接触コネクターが出来ました。 |

本体側のケーブルが完成しました。長さは90センチあります。 |
一方、反対側のパネルのほうは5本の固定ネジを外すだけで裏ぶたを外すことができて基板が簡単に取り出せるので、コネクターの根元に直接ケーブルをハンダ付けします。接点の位置をテスターで確認しながら、順に一本ずつハンダ付けします。こちらは何の問題もなく、簡単に終了しました。
出来上がったケーブルを全てつなぐと約3メーターになるのですが、はたしてそんなに延長して正常に働くかどうかわからないので、一番短い状態でテストしてみましょう。12ボルトの電源をつなぎスイッチオン・・・あれ、何も表示されない?おっとそうでした、パネルを外したときには表示を消すようなセンサーが本体側に付いているのでした。それを押してやると、OK、無事に点灯しました。全ての操作も正常に出来ます。よかったぁ。
ではこれを3メーターまで延長してみましょう。大丈夫、正常に動作しますね。
ふう、ようやくできました。後はケーブルをきちんとまとめてコネクターの抜け止めの加工をして完成です。

取り外した操作パネルの裏側です。 |

5本の固定ネジを外してみました。コネクターがよく見えます。 |

これなら上から直接ケーブルをハンダ付けすることが出来ますね。 |

同じピン配置になるよう注意しながら1本ずつハンダ付けしていきます。 |

全部ハンダ付けしました。赤と青の線は全てアースです。 |

パネル取り外しセンサーを押さえておきます(赤丸)。矢印の2か所で接点を固定します。 |

一方をフックにひっかけ、反対側をねじ止めして接点を固定しました。 |

短い組み合わせで無事に表示が出ました。動作も正常です。 |

3メーターの長さにしても問題なく作動しています。やったね! |
これで運転席から全ての調整が出来るようになりました。ではタイムアライメントとイコライザーの調整を改めてやってみたいと思います。

取り外した操作パネルはここまで延長できました。聴きながら調整出来て便利です。 |

それぞれのスピーカーとの距離も測りなおしました。 |
いやあ・・・パネルの延長には苦労しました。でも、その分、うれしいです。
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2016年9月18日 ワイパーブレード交換:
最近雨の時にワイパーを使うと若干筋が残るようになりました。そろそろ交換時期ですね。
308のワイパーブレードはフラットタイプです。純正のブレードを買ってありますので、交換も簡単です。今回はフロントだけ交換します。アームを立てて、ロックを押しながら引くと、簡単にブレードが外れます。新しいブレードをカチッとはめこんで、作業終了です。
問題はここから。次回からはゴムだけ交換できるようになるのかどうか、調べてみたいと思います。両端にあるクリップを外すとゴムが出てきました。おや、これって昔からあるゴムと断面の形が同じですね。ということは幅とか長さだけ同じものを探せば、ゴムだけの交換ができるというわけです。

取り外した、ワイパーブレードです。 |

このクリップを外しましょう。 |

ここにロック爪があります。 |

細いドライバーの先で持ち上げます。 |

クリップが外れました。 |

これがフラットタイプのブレードに使われていたゴムです。見たことのある形ですね。 |
ということで、あとはオートバックスに行って同じサイズの替えゴムを探してくるだけですね。
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2016年11月5日 フィルター類交換:
308は登録して2年経過しました。走行距離は17000kmです。ここで、エンジンのエアフィルターと室内の花粉フィルターを交換しましょう。
花粉フィルターはエアコンのユニットの前にあります。ハンドルの下にもぐりこんで、センターコンソールの側板を固定しているクリップを外します。あとはそのまま手前に引くと側板が外れて前のほうに花粉フィルターが差し込まれているのが見えます。上下に2段になっているので、タブを引っ張って下のフィルターを外し、次に上のフィルターを引き下ろして外します。こぼれた花粉が散らばっていますので、掃除機で吸い取りましょう。あとは逆手順で取り付けておしまいです。フィルターには活性炭が入っているので黒っぽく見えます、そこに斑点のように黄色く見えるのが花粉の塊です。
次はエアフィルターです。
エアフィルターのカバーを外すためにはエンジン横のエアインテークダクトを外さなければなりません。10ミリのボルトを外し、つながっている細いホースを外してから、エアクリーナーケースカバーの固定ねじを緩めて外します。フィルターが見えてきました。新しいフィルターと並べてみると、古いほうが薄黒くすすけているのが分かります。煤煙のせいですね。このあとも逆の手順で元に戻します。

矢印のカバーを外して下にあるクリップを外します。フィルターは前方にあります。 |

黄色い斑点が花粉の塊です。結構溜まるものですね。 |

これが新品のフィルターです。 |

ダクトの固定ボルトを外しています。 |

カバーを外したらフィルターが見えました。 |

上が新品のフィルターです。黒いのは煤煙です。 |

交換が完了しました。きれいですね。 |
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2016年12月3日 タイヤ交換:
今年は雪が早かったですね。幸いすっかり溶けてしまっていますが、今年は雪が多いのかもしれません。
ということで、タイヤを交換しました。保管しておいたスタッドレスの空気圧を測ると、2.0前後になっています。確か空気圧は2.3くらいにしていたはずですので、電動ポンプで加圧します。が、たいして空気を入れないうちにギャーという音がしました。こわれちゃいましたね。これ、もともと中国製のおもちゃみたいなものでしたからね、代わりを買うことにして空気圧はそのまま、あとでスタンドでエアを借りるとしましょう。

スタッドレスに換装中です。 |

こちらは夏タイヤのミシュラン。17000キロ走ってまだ半分くらい山があります。 |
ということで、空気圧が大幅に下がった状態で走り始めたのですが・・・・空気圧警告が出ませんね。本来はタイヤ交換をしたらリセットするのですが、わざとそのままにしておいたのです。これで正常に働くのでしょうかね?だんだん空気圧が下がっていく状態のときだけ警告するようになっているのじゃないかと思いますけどね。
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2017年1月31日 ウォッシャー液漏れ修理:
走行中、メーターパネルに「ウォッシャー液が少ないから足してちょ」というメッセージがでました。ちょうど給油しようと思っていたところなので、ガソリンスタンドで給油をしているとお兄ちゃんか「タイヤの空気圧、見ますよ。ウィンドウウォッシャー液、入れますよ〜」とやってきました。いつもは断るところですがいいタイミング、「ウォッシャー液お願いします。」と頼むとすぐにジョッキからジョボジョボと補給をはじめましたが・・・「あれえ、お客さん、これ漏れてますよぉ!」とのこと。
見ると右フェンダーの先から地面にポタポタと水が落ちています。エンジンルームにウォッシャー液をこぼしたのでもなく、タンク一杯にしたら漏れ出したようです。ウォッシャー液のタンクってたいていエンジンルームとかバンパーの後ろに付いていて、のぞけば見えるのですが、この車のウォッシャー液タンク本体はフェンダーの内側に付いているんじゃなかったっけ?タンクの接続部が緩んだか、はたまたタンクかホースにひびでも入ったか?とにかくディーラーで見てもらわなければなりません。

青いキャップがウォッシャー液の注入口です。 |

バンパーの裏からちょろちょろ漏れてきます。 |
そのままディーラーに行ってはみたものの、あいにく土曜日とあってフロントにはお客さんがたくさんいます。工場内もてんやわんやで、とても「ちょっとリフトで上げてみて」と頼めるような状態ではありません。フロント氏に話をして平日の予約を取って帰ってきました。
でもって、今日はその予約の日なのです。
前の車で馴染みの原工房でなら、「タンク、割れてない?それ外してみてよ?」とか言いながら一緒に工具持って覗き込むところですが、なにしろ新車保証がある車でメーカーの正規サービス拠点に来ているのですから勝手に工場内に入るわけにはいきません。大人しく待合室でサービスのコーヒーを飲みながら本を読んで待つこと約1時間。「原因がわかりました。給油パイプとタンクの接合部のパッキンから漏れていました。タンクを交換してもまた再発すると思いますから、別なパッキンを使って組みます。」という説明でした。
はは〜ん、なるほどね。樹脂の成型品にありがちな不具合で、接合部の勘合がぴったりじゃないわけですね。だから正規のパッキンじゃ歪を吸収しきれなくて漏れちゃう、タンクを代えても元々タンク自体が歪んでいるから直らない。そこでもっとフレキシブルというか、懐が深いパッキンで抑え込んじゃおうという・・・昔からの輸入車あるあるなのでした。
そんなわけで、修理も終わり、洗車のサービスまでしてもらって帰ってきた次第です。
もうひとつ、この車にはフロントソナーが付いていて駐車場やスタンドなどの斜面でソナーが反応したときや、渋滞で前の車に接近してソナーが反応した後に必ず「オートマチックパーキングブレーキ不良」のメッセージが表示されるのです。さらに数十メーター走るとまた警告メッセージが出て、今度はサービスランプとブレーキ警告灯が点灯します。とはいっても、電動パーキングブレーキに異常はなくて、エンジンを再始動すると警告灯は消えますので実害はありません。
ノイズのせいじゃないかと思うのですが、ほかにそういう話はないか聞いてみました。
どうやら初めてのケースのようですが、診断機によるとソナーのセンサーの一個に故障コードが記録されていたので、センサーを交換することになりました。ただ、センサーはボディ色に塗装しなければならないので、準備ができたら電話をもらうことにしてそのまま乗って帰ってきたのでありました。
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2017年3月20日 タイヤ交換:
前日のスキーが今シーズン最初で最後ですね。もうスキーに来ることはないので、スタッドレスを夏タイヤに戻してしまいましょう。友人が手伝ってくれたので、手早く終わらせることができました。
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2017年3月23日 フロントソナー交換:
有明のサービス工場から電話があって、交換用のフロントソナーが準備できたとのことで、車を持っていきました。待合室で待つこと1時間半、部品交換が終了したので帰ってきました。これでしばらく乗ってみて、警告メッセージが出る不具合が出なくなればセンサーが原因だったことになります。
結果は・・・警告灯の点灯に変わりはありませんでした。
すなわち、ソナーが原因ではないということです。それでは何か?どうもアクセルとブレーキを同時に踏むことに関係がありそうです。私は昔から左足でブレーキを操作します。右足でアクセルを踏みながら左足でブレーキをかけると、素早く発進できますし細い道や人通りが多い道など急停止できるのでより安全に走れます。
これまでそうやって運転していても全然問題がなかったのですが、この308では診断プログラムのバグなのでしょうが、ペダルを同時に踏むとエレクトリックパーキングブレーキの不良と言う警告が出てしまうらしいのです。
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2017年5月30日 ツイーター交換:
FOCALのスピーカーはウーハーとツィーターの組み合わせで、クロスオーバーは2.5kHzです。ですのでDEH-970のマルチチャンネルのフィルター設定もそれに合わせてあります。
しかし、ダッシュボードにツィーターを設置するのならクロスオーバーをもっと低くして800Hzとか500Hzくらいでつなぎたいものです。そうすればボーカルの帯域がダッシュボード上に移動するので、とても良い音場が目の前に広がることになります。そのためには小口径で中低域までしっかり再生できるスピーカーユニットが必要です。そこでオークションで探してみたところ、デンマークのVifa社のユニットが目に留まりました。1インチなのにフルレンジなのです。
*Vifa VM-28AM01-08 1インチフルレンジスピーカー仕様
インピーダンス 8Ω
パワーハンドリング 5W
ボイスコイル直径 12.5mm
アルミ振動板、布エッジ、布ダンパー
ネオジウム磁石
硬質プラスチックフレーム
SP穴径28mm、フレーム外径31mm、取り付け穴ピッチ36mm
重量 21g
さっそく入手して音を聴いてみると、200-300Hzは問題なく再生できます。それにしても小さいですね、コーンに1円玉がすっぽり入ってしまいます。早速車からツィーターを外してきて、Focalのツイーターの代わりにVifaのユニットを仮に入れてみました。隙間ができるので、塩ビのパネルでドーナツ状のバッフルを作ってパテで固定しました。
これでDEH-970のクロスオーバーを変更して・・・と言っても実は設定できる周波数の最低が1.25kHzなのです。サブウーファーのフィルターを使うと250Hzで分けられるのですが、ちょっと低すぎますね。とりあえず1.25kHzで実験してみましょう。

コーンと1円玉が同じ直径です。 |

それにしても小さいなあ・・・ |

Focalのツィーターを外してVifaのユニットに塩ビのバッフルを作って入れてみました。 |
音を出してみると・・・おお、いいじゃないですか!ボーカルの音像がしっかりと上に上がりましたよ。1インチでも中域のふくらみは十分に出せそうですね。
そうなると、本格的にこのユニットをダッシュボード上に設置することを考えましょう。いまのツィーターのマウントは大きすぎますからね。多分、市販のツィーターのダッシュボード用で角度が付いているもののケースに入るのではないでしょうか?再びオークションで探します。欲しいのは外側だけなので、音がビビっていようが断線していてもかまわないから200円くらいでないかと探したのですが、やはりどれも1000円はしますね。
結局、アルパインのツィーターを手にいれて作業開始。まずは分解して、Vifaの1インチフルレンジをツィーターのケースに入れ込むことができるか、検討します。ユニットの固定方法にちょっと工夫が必要ですが、大きさ的には入るので何とかしましょう。最初にグリルを移設してはめ込み、ユニットは周囲をエポキシで埋めて大きさを合わせて固定しました。うん、できたね、今までのよりずっと小さくなりました。

オークションで入手したアルパインのツイーター(左)とVifaの1インチユニット。 |

Vifaのユニットはツィーター本体よりわずかに小さいので、十分中に入るでしょう。 |

グリルを一部加工してVifaに合わせます。 |

塗装したグリルをかぶせました。 |

周囲の隙間はエポキシで埋めました。 |

底面後部を削ってケーブルの穴を開けます。 |

内部に吸音用のスポンジを詰めます。 |

上下のカバーをかみ合わせて出来上がり。 |

出来上がったVifaフルレンジスピーカー。ツィーターよりコンパクトです。 |
さて、あとはダッシュボードに固定して、音の調整をしましょう。そこに両面テープを付けてガラスの下にチョイチョイ。コネクターを接続して作業終わりです。

最初にレベルをチェックします。このユニットは8オーム、ウーハーは4オームですから、帯域で3dBくらいウーハーを下げますかね。クロスオーバーは目いっぱい下の1.25kHz、カットはウーハー側は-24dB/octで上は6db/octでどうでしょう?これなら低音でコーンがビビることもありません。そしてイコライザーで中域をちょっと持ち上げておきます。
ああ、ボーカルがしっかりと目の前に広がりますね。これでドライブが一層楽しみになりますよ。
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2017年6月10日 インナーバッフル取り付け&デッドニング:
中高域がよくなったら今度は低音の締まりのなさが気になりだしました。
実はドアにウーハーを取り付けたときにデッドニングをしていないんですよね。工場で防水シートがきっちり貼り付けてあったのでそれをはがすのがもったいないような気がしたのです。ところが音のチューニングのネット記事を読んでいるときに、パイオニアのインナーバッフルというのが目に留まりました。ドアとスピーカーの間に挟んでバッフルの慣性質量で振動を抑え込むというものです。これはいいかもしれません。さっそくアマゾンで注文しました。到着して中を見てみると、メタルバッフルというだけあって結構重いですね。
ではドアトリムを取り外しましょう。インナーバッフルは3本のボルトとナットでドアパネルに取り付けることになっています。位置合わせをして、パネルに穴を開けてバッフルをボルトで固定します。スピーカーのフレームの当たり面にクッションを貼り付けてねじ止めすれば出来上がりです。

パイオニアのインナーバッフルです。 |

結構重い材質で作られています。 |

純正の台座を取り外します。 |

インナーバッフルを固定しました。 |

3本のボルトナットでドアパネルに固定されています。 |

エア漏れ防止のクッションを貼り付けました。 |

スピーカーを4本のねじで固定します。 |

スピーカーのケーブルはスポンジで囲まれた凹みから外に引き出します。 |
次はデッドニングです。防水シートを破らないように丁寧にはがします。デッドニングに使うのは406のときに使用したアスファルトシートです。耐水性があり、ズシッと重い素材です。これをはさみで切り取って両面テープで開口部に貼り付けます。その上から防水シートを貼り付けてトリムを戻して作業終了です。

成形された白い防水シートをはがしました。この開口部をふさぎます。 |

アスファルトシートを使います。 |

開口部の周囲に両面テープを貼りました。 |

アスファルトシートを貼り付けました。この上に防水シートを戻します。 |
さて、音を出してチェックしましょう。うん、いいですね。低音がすっかり変わりました。前の406みたいに締まった低音が出ています。よかったよかった。もっと早くやればよかった。
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2017年8月16日 シートクーラー改造:
私は夏の間はシートの上にシートクーラーという、ファンで室内の冷気をシートと体の間に送る装置を使用しています。
406はレザ ーシートでしたので、汗でべとつくのを防止してくれるシートクーラーは非常にありがたいものでした。
308はファブリックのシートなのでそれほどではないのですが、それでもお尻と背中がスースーして気持ちがいいことに変わりはありません。ところが、これを308で使っているとひとつ問題が発生します。
シートクーラーは両足の間にぶら下げられたファンが足元の冷気を吸い込んで尻や背中に送り込むのですが、308の座席の座面が長いのでファンが前面に垂れ下がらず座面の角に斜めに引っかかって、足の間に来てしまうのです。ファンユニットを格納している袋とシートクーラーの座面との間が短いのが原因です。そこで、ファンとシートクーラーの間の布で出来た通路を延長しようと考えたわけです。
簡単にはビニールレザーで同じ口径の筒を作ってそれぞれに縫い付ければいいのですが、つぶれてしまっては空気が通りません。提灯のように骨を入れるのも大変そうです。四角い蛇腹のダクトがないか・・・・そこで思いついたのはエアコンのドレンホースです。蛇腹で曲げやすく、軽くて加工も楽です。ホースは丸いのですが数本横に並べれば幅広のダクトになります。しかもドレンホースは手持ちがあるので買いに行く必要もありません。ホースとホースの間の隙間はこれもエアコン用のパテで埋めてしまいましょう。
手順としては、ファンの格納袋を外し、短く切ったドレンホースを並べて固定し、格納袋を反対側に接続する・・・となります。

この部分を10センチくらい延長したいのです。 |

格納袋の横はチャックになっていて、簡単にファンを取り出せました。 |

格納袋を縫い付けている糸を切ります。 |

ここにホースを入れるイメージです。 |

ホースを固定してゴムシートを貼りつけました。 |

収納袋でホースを包んで縛ります。 |

バッテリーにつないでテストします。 |

ホースを曲げてホットメルトで固めます。 |

ドレンホースを黒く塗装して完了です。 |

車両に取り付けてみました。ファンがちょうど良い位置に来ています。 |
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2017年10月25日 車検:
308はついに最初の車検の時期となりました。
さて、どこに頼みましょうか? 順当に考えるとディーラーなのですが、有明だとバスを乗り継いで往復しなければなりません。いままで406を見てもらっていた原工房だと陸自に持ちこみなので4-5日はかかります。最初の車検ですし、走行距離は22000kmですからね、整備それも部品交換をするような作業も必要ないでしょう。オイル交換はもう半年くらい先でいいし、ブレーキパッドの厚さもまだ8ミリくらいあります。ということはどこの工場でもできるということです。たとえばほら、お隣のタクシー会社の整備工場でも。あそこはちゃんとした認証工場ですから陸運支局に持っていく必要もありません。ですから一日で終わるのではないでしょうか。
というわけで、車を車検に出して来ました。と言っても、なにしろすぐ隣の整備工場ですから駐車場から車を出して道路を渡っただけです。朝9時に車を預けて、午後2時には終了で引き取りました。早くてとっても便利!もちろん不具合もないので部品もなにも使いませんでした。で、その費用ですが、
法廷24か月点検(下回り洗浄、保安確認検査含、輸入車加算) |
¥35,000
|
ショートパーツ、グリス代 |
¥1,000
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ブレーキフルード交換(オプション) |
¥1,860
|
整備費用合計
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¥37,860
|
自賠責保険料 |
¥25,830
|
自動車重量税 |
¥24,600
|
印紙代 |
¥1,100
|
車検代行料 |
¥8,000
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法定費用合計
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¥59,530
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車検費用合計
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¥97,390
|
整備代約4万円に法定費用が約6万円と、合わせて10万円かかった計算になります。
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2018年6月16日 ワイパーゴム交換:
2015年の9月にフロントワイパーを左右交換しました。その時には純正品と交換したので、手元に外した純正ワイパーがのこりました。それを分解してみたところゴムだけ取り出すことができました。
それを持ってオートバックスで同じ形状のものを探したところ、ボッシュの「フラットワイパー用替えゴムAJ75R」が使えるのではないかと判明しました。必要な長さは運転席が600ミリ、助手席が450ミリですが、替えゴムの長さは750ミリあるので十分です。では実際に取り付けられるのかやってみましょう。
まずはオリジナルと同じ長さにカットします。次にオリジナルでは端から2センチくらいのところに幅5ミリほどの切り欠きがあります。替えゴムにも同じ位置にカッターで切り込みを入れました。あとは2枚の金属バネの間に替えゴムを差し込んでいけばいいのです。この時に、替えゴムにはグラファイトが塗られているので手袋をしないと指先が真っ黒になります。

ボッシュ製の替えゴムを買って来ました。 |

オリジナルに合わせて切り欠きを作ります。 |

クリップを替えゴムに被せて押し込みます。 |

2本ともゴムの入れ替えが終わりました。 |

イグニッションオフ後にワイパーをチョンと動かすと、アームがメンテナンスモードになります。 |
こうして、プジョーのワイパーも市販の替えゴムが使用できることがわかりました。ただし、固定クリップには片側だけ出っ張りがあって切り欠きの中に入るようになっていて抜け止めとなっています。ある程度替えゴムを差し込んだら、クリップとゴムをかみ合わせて一緒に移動してロックするのがコツです。
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2018年6月16日 バッテリー交換:
この車も登録後3年半となりました。そろそろバッテリーが心配です。というのは時期的にもそうですが、このところアイドリングストップが働かなくなっているのです。アイドリングストップが働かない原因はいくつかありますが、バッテリーの充電不足もその一つです。今のところ始動にも問題はないようですが、システムはちゃんと劣化を感知しているということですね。
さて、ではどのバッテリーに変えるか?今搭載されているバッテリーは「クラスL3」です。輸入車用で同じクラスのアイドリングストップ対応バッテリーで探すと「ATLAS」というのが安いようですが、聞いたことがない。韓国製なんですね。せめて純正と同じ「VALTA」「AC DELCO」あたりに・・・そうね、BOSCHがいいかもしれません。「BOSCH BLACK-FEB BLE-70-L3」これなら同じL3クラスなのでサイズもぴったりです。もちろんアイドリングストップ対応。アマゾンで購入して2万円ちょっとでした。
車両のメモリを維持するために並列に12Vのバッテリーを繋いでバックアップしながら交換します。最初にバッテリー手前のジャンクションボックスを固定している10ミリのボルト2本を外します。手前に除けるとバッテリーを押さえている10ミリのボルトと10ミリのナットが見えますが、ナットはロングソケットがないと外せません。次はバッテリーの上をまたいでいる樹脂のカバーです。片方はボディアース用のピンで固定されています。これはトルクスのビットで緩めるのがいいですね、ドライバーでは硬くて大変です。
あとはマイナス端子を緩めて外したら、バッテリーを手前に引き上げるようにしてとりだします。新しいバッテリーと入れ替えて逆の手順で取り付ければOK。

ボッシュ製のバッテリーを選びました。 |

12Vのバッテリーを並列につなぎます。 |

ジャンクションボックス1を手前に引きバッテリー固定金具を外します。
アースピンを外してカバー3を手前にスライドさせて取り外します。 |

これをドライバーで外すのは大変。 |

バッテリーを入れ替えました。 |

マイナスターミナルを締め付けます。 |

左はボルト、右はナットで固定します。 |

プラス端子を接続してバックアップバッテリーを外したら作業完了。 |
こうして、バッテリー交換も終わりました。少し走ったらアイドリングストップが作動を始めました。やはりバッテリーを交換してよかったですね。外したバッテリーは船のアクセサリー用として使おうと思います。
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2018年6月21日 オイル交換:
この車も登録後3年半で走行距離が28500kmとなりました。前に9000kmで交換をしているのでそろそろ20000kmです。ということでオイル交換をすることにしました。オイルフィルターもオイルも手持ちがありますから、部品持ち込みで作業だけやってくれるところがないかしら。あ、あそこですね、車検をやってもらったお隣の工場に頼みましょうか。依頼してみたところ気持ちよく引き受けてもらって、朝10時に車を持ちこんで、お昼には終わって引き取ることができました。
ちなみに作業代は1000円。車検のときにポイントが付いていましたのでポイントを使わせてもらい、支払はなしでした。
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2018年9月1日 ホイールセンサー交換:
御殿場からの帰りに308にトラブルが発生しました。
最初は自動パーキングブレーキの不具合でしたが、しばらく走っているとABSや空気圧警告の警告灯も点灯したのです。空気圧警告灯というのはパンクやエア抜けで空気圧の低下があるとドライバーに教えてくれる機能ですが、検知にABSのホイールセンサーを使用しています。ということはホイールセンサーの不具合ですね。ABSやESPは使用できませんが、走行には問題はありません。ただ、部品交換のためにプジョーディーラーに車を持っていかなければなりません。月曜日は仕事があるので、火曜日の入庫を予約しました。

火曜の朝に入庫すれば、診断をしてセンサーを注文すれば水曜はディーラーが休みでも木曜に部品が到着して交換すれば、金曜には余裕で車を引き取れるでしょう。
有明のディーラーに車を持ち込み、テスト走行しての診断の結果はやはりフロントの左側センサーの不良でした。
部品を交換して無事に金曜日に車が戻ってきました。ちなみに、3年の保証が切れる時にさらに2年間の延長保証に加入しておいたので、修理代金は無料でした。
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2018年11月4日 DSPアンプ入れ替え:
カーオーディオの音質を上げるためにパイオニアのDSP内蔵CDカーステレオを使用していました。
以来約1年ちょっと楽しんできたのですが、ダッシュボードの上の高音用スピーカーがフルレンジなので、クロスオーバー周波数を800Hzくらいにしたいとずっと考えていました。世の中にはちゃんとそのような目的のための製品があるのですね。ドイツのフィッシャー系オーディオメーカーが出しているMATCH5など最適なのですが、日本では本体だけで9万円もするのでちょっと手が出ません。海外のサイトe-Bayだともう少し安いのですが劇的に安いとは言えません。ここでふと思いついたのが中国のサイト。もしかしたら同じような商品を出しているんじゃないだろうか?結果はビンゴ!!すぐに注文しました。納期は2-3週間ということです。
このアンプは、以下のような特徴があります。
・ 20Hzから使えるクロスオーバー(DEH-970は1.25kHz以上)
・ 31chのグラフィックイコライザー(DEH-970は16ch)
・ 最大6chのタイムアライメント(DEH-970は6ch)
・ 85W×4chのパワーアンプ(DEH-970は50W×4ch)
このように完ぺきにDEH-970を上回る性能を持っていいるのですね。そしてすべての設定は、パソコンにインストールした専用プログラムで行うというのもいいじゃありませんか。
そしてある日、中国からの荷物が届き ました。ビニール袋にすっぽりと包んであります。開けてみると本体が入った箱とハーネスが出てきました。このハーネスはISO規格のコネクター用ですね。欧州車はラジオの後ろのコネクターを抜いて間にこれを入れるだけで電源もスピーカーも一切配線しなくても使えるようになっているのです。しかし、私の308は後ろにパワーアンプがあってアンプとスピーカーの間に入れなければならないので、このままでは使えないため加工しなければなりません。つまり、このアンプのコネクターだけを使って、電源と入出力はギボシにして車両と接続するのです。

ISO対応のハーネスが付いてきましたがこれは使えないので加工します。 |

テープをほどいて必要な線を引き出します。 |

308に合わせて切断しテープを巻きます。 |

はい、308専用のハーネスができました。 |

早速携帯電話で音を鳴らしてクロスオーバーやイコライザーを試してみました。 |
そして翌日、車両への取り付けをやりました。
と言っても今使っているDEH-970を撤去して、ハーネスとアンプを入れ替えるだけです。アンプ本体は1DINサイズよりも小さいので、DEH-970があった場所にベロクロテープで固定しました。

トリムをめくってDEH-970のハーネスをPUZUのハーネスと入れ替えます。 |

コネクターをアンプに接続しました。 |

DEH-970と同じ場所に固定しました。 |

音を聴きながら、タイムアライメントとイコライザーを調整していきます。 |

クロスオーバーを600Hzから800Hzの間で変えてベストなセッティングを探しています。 |

これが今まで使っていたDEH-970。パネル延長しちゃったし、売れるかな? |
こうして入れ替えは終わり、本来予定してたようにダッシュボードの上にボーカルがきれいに広がるようになりました。
とはいえ、音調整はまだ始まったばかり。これからじっくりと聴き込んでさらに良いセッティングを見つけなければなりません。楽しみです。
さて、外したDEH-970はどうしよう?
オークションに出したいところですが、改造してありますからねぇ・・・・
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2019年6月20日 サブウーハー搭載:
DEPアンプを交換して半年が経過しました。色々を設定を変更てみましたが、やはりドアウーハーの負担は大きくて音量を上げるとビビりも出てきます。そこでサブウーハーを入れてみることにしました。しかし、サブウーハーには100Wくらいのアンプが必要であり、電流容量に心配があります。しかし、パイオニアから出た新製品はデジタルアンプによって150W出力でも4Aくらいしか流れません。これはアナログアンプの半分です。早速注文してみました。
サブウーハーのユニットはラゲッジルーム左側のポケットに納めました。
助手席の下に置くよりも電源が取りやすく、DSPアンプとの接続も簡単だからです。
最後はDSPの調整です。
ドアウーハーの低音部を100Hzで分割してサブウーハーに持たせるようにします。位相とタイムディレイも設定して、しばらくこれで聴いてみるとしましょう。

パイオニアの新製品。150Wの出力があるのに消費電流が少ないのです。 |

サブウーハーが入ってシステムがこうなりました。サブウーハーの信号はDSPから送られます。 |

DSPの設定画面を開いてサブウーハーをオンにしてカットオフ周波数や位相、ディレイを設定します。 |

サブウーハーはラゲッジルーム左側の物入に置きました。 |
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2019年7月20日 フィルター類交換:
308は登録して2年、走行距離は17,000kmでエンジンのエアフィルターと室内の花粉フィルターを交換しました。あれからもうちょっとで3年になります。いい加減交換しなければいけませんね。
花粉フィルターはエアコンのユニットの前にあります。ハンドルの下にもぐりこんで、センターコンソールの側板を固定しているクリップを外します。あとはそのまま手前に引くと側板が外れて前のほうに花粉フィルターが差し込まれているのが見えます。上下に2段になっているので、タブを引っ張って下のフィルターを外し、次に上のフィルターを引き下ろして外します。こぼれた花粉が散らばっていますので、掃除機で吸い取りましょう。あとは逆手順で取り付けておしまいです。フィルターには活性炭が入っているので黒っぽく見えます、そこに斑点のように黄色く見えるのが花粉の塊です。
次はエアフィルターです。
エアフィルターのカバーを外すためにはエンジン横のエアインテークダクトを外さなければなりません。エアクリーナーケースカバーの固定ねじを緩めて外します。フィルターが見えてきました。新しいフィルターと並べてみると、古いほうが薄黒くすすけているのが分かります。煤煙のせいですね。このあとも逆の手順で元に戻します。
 
矢印のクリップを外してカバーを外します。フィルターは前方の上にあります。 |

黄色い斑点が花粉の塊です。結構溜まるものですね。 |

ダクトを外しています。 |

カバーを固定している2本のねじを外します。 |

左が新品のフィルターです。黒いのは煤煙です。 |

交換が完了しました。こうして比べるとやはり新品はきれいですね。 |
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2019年11月10日 車検2回目:
早いもので我が308は登録して5年、走行距離は45,000kmとなりました。エンジンもトランスミッションも絶好調、一回しか使わなかった延長保証もこれで終了です。
前回同様、お隣の山三さんに車検を依頼しようと思います。ブレーキパッドの残りが少なくなりましたので、あらかじめ買っておいた新品の部品を渡して前後とも交換してもらいましょう。それ以外はブレーキフルードの交換をお願いします。
これは交換したブレーキパッドです。
こうしてみるともう5000キロくらいは全く問題なかったですね。でも次の車検までは持たなそうですのでこれで良しとしておきましょう。
こちらがフロントのパッドです。1センチ弱残っています。

こちらはリア。

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2020年7月20日 車速センサー不良再発:
ある朝、エンジンをかけたらパーキングブレーキの警告灯が点きました。おやっと思って再始動してみましたが、消えません。走りだすとABSとESP、そしてタイヤ空気圧の警告灯も点灯しました。ははあ、これはホイールセンサーだな。ホイールセンサーからの回転信号が入らないためにその信号を利用している機能がすべて使えなくなってしまうのです。走ること自体には支障はありませんが、ABSやESPが効かないといざというときに不安です。
実はホイールセンサーの不良は2回目です。問題は車両の延長保証が切れていることと、前回の不具合が2年前ということです。保証切れは仕方ないとして、部品交換から1年以内なら無償で交換してもらえたかもしれないのですが、2年では無理でしょう。ということでこの修理は自分払いでやらなければなりません。それならば不便な有明に行かなくてもいいわけです。とは言ってもお隣さんでは塗品調達や診断機による故障コード消去に不安があります。となると、お願いするのは406でお世話になった原工房ですね。
 
警告灯もにぎやかですが、始動するたびに警告音やメッセージがうるさいです。 |

今回は原工房に修理をしてもらいます。 |
月曜日に車を持って行って診断機をかけてもらい、どのセンサーか特定してしてもらいました。なんと前回と同じ左フロントのセンサーでした。部品を発注してもらう間いったん車は乗って帰ります。火曜日に注文して、翌日は原工房が休みなので部品到着は木曜日になります。なので、木曜日に車を持っていけば、部品もあるのですぐに作業が出来て金曜日には車を持って帰れそうですね。
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2021年3月22日 夏タイヤ交換:
走行距離が5万キロを超えて、308はそろそろ夏タイヤの残溝が少なくなったので、スタッドレスから履き替えるタイミングで新しい夏タイヤに変更しようと思います。
いろいろネットで探して、結局今のと同じミシュランのプレマシー4を格安で入手しました。やはりプジョーにはミシュランが一番しっくりきますよね。
当初、今のピレリのスタッドレスは自分でホイールに組んだので、夏タイヤの履き替えも自分でやろうとしたのですが、いろいろトライしたにもかかわらずついに古いタイヤのビードを落とすことが出来ませんでした。そこで仕方なく交換を業者に依頼することにしました。
今はタイヤ持ち込みで交換だけをやってくれる業者がたくさんあります。ネットで調べたら御殿場市内のシェルのガソリンスタンドが1本1600円でやってくれるというので、スタッドレスからの履き替えも含めて依頼してしまいました。普通は今履いているタイヤを外して新品と入れ替えて元に戻すわけですが、物置に置いてある夏タイヤを持って行って新品に履き替えてもらい、今履いているスタッドレスと入れ替えて装着してもらっても作業量としては同じことで、かつ私にとっても一番楽な方法です。ほかにバルブ300円、廃タイヤ処分料などが入って総額は9700円ほどになりました。

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2021年7月13日 冷却ファンコントローラー交換:
それは6月の20日ころのことでした。
駐車場から車を出して、マンションの敷地を出ようとしたときにいきなり警告音とともにメーターパネルにこんな警告メッセージが出ました。写真を撮っていなかったのでそれっぽく合成ししてみましたが、「エンジン故障、修理の必要あり」と言っています。

とは言っても車はちゃんと走るし、最初に一回出ただけで後は消えてしまいましたのでそのまま乗って御殿場まで行ってきて、戻ってから原工房に車を持って行きました。
診断機をかけた結果は「アクセルペダルセンサー不良」というものでした。実は去年の7月にスピードセンサーを交換したときに一緒にアクセルペダルセンサーを交換しています。それから1年しかたたないのに?どうして?
じつは私、いつも左足ブレーキで運転するのです。そのほうが右足を踏みかえるよりも素早くブレーキをかけられるからです。時にはアクセルを踏みながらブレーキをかけることもあります。原さんに言わせるとそれがダメだというのです。
ふーん、なんだかよくわからないけれどわかった。わかったから早く直してチョーダイとお願いして、「部品を手配するから少し待て」と言うことになりました。
走り出しのときだけ警告が出るものの走行に支障はないので、車は乗って帰ることにしました。
7月11日、部品が来たというので出かけてきました。
待合室で本など読んで1時間くらい待っていると作業が終わりましたので、「いやあどーも、お世話になりました。」と車に乗り込んですぐの角を回ったら「ビー」と全く同じ症状です。なんだ?直ってないじゃないの。
一回だけ警告が出て、そのあと何ともないところも同じです。帰宅して原工房にメールで顛末を伝えまた翌日車を持って行き、帰りは一世代前の308SWを代車に借りて戻ってきました。
7月13日、修理が終わったというので原工房へ。クーリングファンのコントローラーの不良で低速ファンが回っていなかったのが原因だったそうです。なるほど、だから走り始めてちょっとしてから警告灯が点灯して、エンジンが熱くなると高速でファンが回るので警告灯が点灯しなかったのか。アクセルペダルセンサーは悪くなかったのですね。左足ブレーキでアクセルとブレーキを一緒に踏むことがあるとなぜか「エレクトリックパーキングブレーキ不良」の警告灯が点灯することがあるのですが、エンジンを再始動すると消えてしまうので不都合はありませんでした。ですが、その際にフォールトコードが記録されていたのでそれが原因と思ってしまったのでしょう。良く調べればそのあとにファンコントローラーの不具合が記録されていたはずです。ともかくこれでまた安心して走れます。
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2021年10月13日 花粉フィルター交換:
室内の花粉フィルターを交換しました。
エアコンの空気取り入れ口のところに花粉フィルターが付いているのですが、前回交換したのは2019年の7月でした。それから2年経っているので、そろそろ交換時期です。
フィルターはセンターコンソールの下側、ちょうどブレーキペダルの左側にあります。
ダッシュボードの下に頭を突っ込んで、横のプラスチックパネルを外します。フィルターは同じサイズのものが上下に2個並んで入っていますので、まず下のフィルターを引っ張り出し、次に上のフィルターを降ろして引き出します。
一見きれいに見えますが、よく見ると活性炭で黒っぽいフィルターのところどころに白い塊が見えます。これが花粉ですね。
新しいフィルターの上下を確認して差し込み、グイっと上に押し上げてから二つ目を差し込んで交換完了。これで室内にはクリーンな空気が送り込まれることになります。

矢印のクリップを外してカバーを外します。フィルターはこの奥にあります。 |

白っぽい斑点が花粉の塊です。結構溜まるものですね。 |

新品のフィルターです。「HAUT」はフランス語で「上」の意味です。 |

フィルターを差し込んで押し上げて、もう一個を差し込むのです。
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来月は車検です。オイル交換も依頼する予定です。
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2021年10月26日 車検:
3回目の車検となりました。
そろそろ交換部品も出てくるから、隣の民間車検場じゃまずいかな?もう一回やって、次回からは原工房に頼もうか、そう思ってネットで純正オイルを購入して、昔買っておいたオイルフィルターと一緒に交換を依頼して預けました。
翌日、山三から電話があって「エンジンのブロックからオイル漏れしています。うちでは修理できないのでいったん引き取って修理後に持ってきてください」とのことです。別に駐車場のパレットにオイルがこぼれていたことはないけどなあ・・・ともかく車を受け取って原工房に持って行きました。早速見てもらうと、「あ〜このことか、輸入車ならぜんぜん気にしないけれども国産車やってる人は細かいからなあ。」という言葉。確かにカムシャフトの終端部にプラスチックのキャップが付いていて、周辺にオイルがにじんでいます。私の目で見ても拭き取るだけで良さそうですが、1個100円と安い部品なので交換することになりました。オイルが付着したベルトも交換しましたので、そっちのほうがよほど高かったです。
修理、といってもキャップを新品に交換しただけですが、それでオイルは全くにじまなくなりましたので、あらためて山三に持ち込んで半日で車検は終了しました。
車検の費用は:
重量税 |
¥24,600
|
自賠責 |
¥20,010
|
検査料/代行料 |
¥10,400
|
24か月点検及びブレーキフルード交換 |
¥41,646
|
原工房 キャップ交換、ベルト交換、オイル交換作業 |
¥29,370
|
合計
|
\126,026
|
となりました。
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2020年4月19日 エアコンが冷えない:
あるとき、空調ファンの音がやけに大きいことに気がつきました。いつも「AUTO」で使っているのでファンの音はほとんど聞こえないのです。不思議に思って吹き出し口に手をやると・・・冷たくない。
エアコンの調整パネルでコンプレッサーをオンオフしてみても冷たくならないし、カチンとクラッチが入る音もしなければアイドリングも変化しない。これは、コンプレッサーが回っていないか、冷媒が抜けてしまったかのどちらかですね。
まずはコンプレッサーから行きましょ う。
昔の同僚に連絡して、コンプレッサーの回路図を送ってもらいました。8020がコンプレッサーのクラッチ、PSF1はエンジンルームにあるヒューズボックスです。黒い6ピンコネクターは・・・これだ、これの3番端子と5番端子にテスターを当ててエアコンパネルのスイッチをオンオフしてみます。ふむ、電圧が出たりでなかったりしますね、正常です。次はクラッチ回路です。3番端子と6番端子の導通はありますから、断線はしていません。それでは強制的にクラッチをつないでみましょうか。先ほど調整パネルでエアコンをオンにした時の電圧が12Vよりも低かったので、多分クラッチはPWM制御していると思われますが、短時間なら12Vでも大丈夫でしょう。エンジンをかけて3番端子はアースされているので、5番端子に12Vを供給してやります。アイドリングは若干変化します殻クラッチがつながっていることは確かですが、吹き出し口の風は生ぬるいままです。
これでコンプレッサーは回っているけれども、ガスがないとわかりました。そういえば、昔はレシーバードライヤーにサイトグラスという窓があって、ブクブクする気泡と冷媒を見ることが出来ましたが、今のエアコンには付いていないのですね。
ということで電話で予約を取って原工房へ。
今はエアコンステーションというものをつないでいったんシステム内のガスを全部抜いて適正量入っているかをみるのだそうです。調べたら、案の定、3分の1も入っていないということでした。さて、ではまたガスを入れても漏れてしまうのか?そこで登場するのが「ドクターイエロー」という漏れ止め材です。微細なガス漏れ箇所から空気に触れると固まって隙間をふさぐと同時に黄色いシミができるので漏れた場所がすぐ特定できるのがそうです。この手の漏れ止め材は昔からラジエターの漏れ発見&漏れ止めによく使われてきましたね。
それ以降、エアコンは良く冷えていますので漏れ止めは効果があったみたいです。
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2020年5月24日 車速センサー不良再発:
ある日、走行中にパーキングブレーキの警告灯が点きました。おやっと思って再始動してみましたが、消えません。走りだすとABSとESP、そしてタイヤ空気圧の警告灯も点灯しました。おお、これ知ってるよ、またもやホイールセンサーです。ホイールセンサーからの回転信号が入らないためにその信号を利用している機能がすべて使えなくなってしまうのです。走ること自体には支障はありませんが、ABSやESPが効かないといざというときに不安ですよねぇ。翌週には御殿場に行く予定があるのです。
このホイールセンサーの不良は3回目です。2回ともフロント左のセンサーでした。今度がどちらにせよ診断機をかけて部品を注文してもらわなくてはなりません。幸い日曜日に「原工房」で診てもらうことが出来ました。月曜に注文を入れると火曜日に部品が到着します。それなら水曜日は予定通り出かけられそうです。

警告灯もにぎやかですが、始動するたびに警告音やメッセージがピーピーうるさいです。 |

これは前回の写真。全く同じですね。 |
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2022年9月2日 またも車速センサー不良:
308SWは走行距離が63000kmになりました。
これが最後の車となるのだろうと思っていましたが、免許返納まで少なくともあと5-6年はあるでしょう。それまで今の車に乗れるのだろうか?7年乗って5万キロちょっとですから、あと10年でも10万キロから良くて12万キロです。プジョーとしてはそれほどの距離ではありません。とはいえ、エンジンのタイミングベルトは交換が必要だろうし、サスペンションもそうでしょう。かなりの費用が掛かることになりそうです。
と言って乗り換えるとしても今乗りたいと思う車は308以外にありません。サイズ的にも車ライフ的にちょうどぴったりの車なのです。ところが308は今年の春にモデチェンジが発表されて、一回り大きな車になってしまいました。
まだ1.2リッターエンジンは残っていますが、デザイン的にも好みではない。そうすると同じ308の中古の程度のいいのと乗り換えるという手があります。つまり、今の車は初期型で7年乗りましたから、これを最新型にすれば7年若返るはずです。それなら免許返納までの間タイミングベルトも心配なく安心して乗れるではないですか?
そこで、プジョー東京の認定中古車をネットで調べてみました。ありますね、新古車でさえまだ残っています。それに試乗車や業務車上がりの中古車もあります。価格はハッチバックで230万から250万、SWだと250万から300万くらいです。エンジンも迷いますが、ディーゼルはやめておいてガソリンにしておこうかな。ということで、プジョー有明まで行って実車を見て、ハッチバックのガソリンエンジンのアリュールの青に乗り換えることを決定しました。
車を買い替えるにあたっては、今乗っているSWを売らなくてはなりません。
「売ると決まった途端に車が壊れた」というのはマイカーあるあるです。まさに、駐車場から出ようとしたときにパーキングブレーキの警告灯が点きました。そして走りだすとABSとESP、そしてタイヤ空気圧の警告灯も点灯しました。あいや〜またもホイールセンサー不良じゃないかい?つい3か月くらい前にホイールセンサーを交換したばかりなのにそれが壊れたのだろうか?良く壊れるなあ・・・
このホイールセンサーの不良は4回目です。初めの2回がフロント左のセンサーで、3回目はフロントの右でした。今回がどちらにせよ診断機をかけて部品を注文してもらわなくてはなりません。すぐに原工房に電話を入れて翌日見てもらうことにしました。土曜の3時までに部品を注文すると日曜日か月曜日に部品が到着して修理してもらえます。

警告灯もにぎやかですが、始動するたびに警告音やメッセージがピーピーうるさいです。 |
すぐに原工房に電話を入れて翌日見てもらうことにしました。土曜の3時までに部品を注文すると日曜日か月曜日に部品が到着して修理してもらえます。
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2020年9月8日 オーディオ機器取り外し:
新しい車の納車日が9月15日と決定しました。ということで、その前日の9月14日にSWを売却先に引き渡すこととなりました。
そこでその前に御殿場に行って、搭載している工具やアクセサリーを降ろしたり取り外す作業をしなければならいわけです。ラゲッジルームからは、工具、ケミカル類、軍手、ライト、空気圧計など、グローブボックスからタオル、懐中電灯など、ドアやシートのポケットからはブースターケーブル、雨具、配線図、取説類などを取り出して保管用のコンテナに入れます。
さらに、自分で取り付けたドライビングレコーダー、レーダー検知器などのアクセサリーがあります。そして一番手がかかるのがオーディオ機器です。純正ラジオに満足できずに交換や追加をしたDSPアンプにサブウーファー、FOCALのフロントドアスピーカーにダッシュボードのスピーカもあります。特にドアスピーカーはトリムを外して、保管してある純正のスピーカーに戻さなければなりません。

ドアトリムを外しました。FOCALのスピーカーを純正に戻します。
|
スピーカーを付け替えました。
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ツイーターも元に戻します。
|

ダッシュボードのスピーカと配線を引き出します。
|

Aピラーから配線を抜いています。 |

サイドシルを通るアンプからの配線を外します。
|
サブウーファーを外しました。
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DSPアンプも取り外します。
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DSPアンプのハーネスを外します。
|
どれも、新しい車が来たらにそちらに搭載または取り付けしなおさなければいけません。
やれやれ、新しい車は嬉しいですが、引っ越し作業って結構大変ですね。
2020年9月14日 車両引き渡し:
ついに308SWを売却先に引き渡す日となりまし た。
時間きっかりに陸送担当の人がやってきて一緒に車や書類を確認します。ここであらかじめ書いておいた「譲渡証」の車台番号が一桁足りないことがわかって、大急ぎで書き直すハプニングが起きました。しかも書き直した後からこんどは型式に不要なハイフンが入っていることがわかって再度書き直して、ようやく書類が整いました。下手に書き込んだりしないで自分の名前以外は空欄のままにしておいたほうが良かったですね。
こうして、308SWはあわただしく私の目の前から走り去っていたのでありました。
さようなら、308。7年間、ありがとう。
終わり
=>「308HB」へ続く
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