朝、なんだか音が聞こえないのに違和感を感じて、目を覚ましました。
そうか、エンジンの音がしない、着いたんだ。と思って窓のカーテンを開けてみると果たして、目の前に松山の港があってすでに着岸しているではないですか!すでにご当地キャラクターの「みきゃん」ちゃんが並んで立ち位置を調整したりなんかしています。
これは朝食後の写真です。結構皆さん並んでいますね。さあ私たちも出かけるとしましょう!
下船してJAPANETが準備した無料循環バスを待つ列に並びます。
天気はいいし、暑くなりそうです。
ようやバスに乗り込んで約30分で最初の観光地、松山城ロープウェイ乗り場に到着しました。
ここで降りて後は自分で観光をするのです。登りのロープウェイを待つ列ができていましたが、ロープウェイを待つのもリフトも同じくらいと聞いたので、リフトに乗っています。
おっかなびっくりで久しぶりのリフトに乗るニョーボ。
リフトの頂上に着いてからその先は歩いて登ります。
お、あれに見えるは、我が母船ベリッシマ号ではありませんか?。
これが松山城の天守閣です。
暑いので、名物の「いよかんのソフトクリーム」と「蛇口からでるミカンジュース」を試します。
お城からの眺めです。スクロールしてご覧ください。
こちらは帰り道で撮った写真です。
登りはリフトでしたが、帰りはロープウェイで下ります。
ロープウェイの登り口に、初代城主加藤嘉明公の銅像がありました。
この加藤嘉明公をモチーフに作製された物が「よしあき君」キャラクターです。
そういえば、今朝早くから港で我々を歓迎してくれましたよね、よしあき君?ありがとう。
さて、再び無料バスに乗って次のポイントである「道後温泉」に向かいましょう。
丁度、良いタイミングで「坊ちゃん列車」が戻ってきました。
道後商店街を歩きます。
道後温泉の本館は2024年12月まで改修工事中でした。本館は工事中ですが、「霊の湯」は営業しています。また天皇家の専用浴場である又新殿の見学は予約制で行われているそうです。又新殿は、伊佐庭如矢と坂本又八郎の手により木造3階建ての建物として明治32年(1899)に建設されました。木材は無節の上質な国産の栂材、室内は金箔や銀箔を多く使用するなど、豪華絢爛な装飾に富んでいるそうです。
改修前の道後温泉。(資料映像借用)
道後温泉の父と称せられる伊佐庭 如矢(いさにわ ゆきや)の銅像。
さて、お昼にしましょう。
ところが、道後温泉の名物の食べ物屋(鯛飯、さぬきうどんなど)は限られておりそこに大勢の観光客(つまり我々)がなだれ込んだためにどこも長蛇の列となっていて入れません。ではありますが、一見一六タルトの店に見えるのですが、2階のカフェでタルトとセットまたは別でうどんを出しているところを見つけたのです。これぞ天の恵と言っていいでしょう。入ってみると店内はガラガラ、やったね。そんなわけで無事、食べ物にありつくことができました。
食べ終わって表に出ると、丁度からくりが始まる時間です。
このからくり時計は、1994年、道後温泉本館建設百周年を記念して道後温泉駅前の放生園に作られており、8:00~22:00までの毎時にカラクリ時計本体が音楽に合わせてせり上がり、道後温泉も登場する夏目漱石の小説「坊っちゃん」の登場人物が姿を現す仕組みとなっています。
動画にしてみました。再生ボタンをクリックしてご覧ください。
さて、そろそろ船に戻る時間です。バス乗り場は、からくり時計のすぐ横となっています。
18時ころに船は次の寄港地、宮崎に向けて出港しました。
さて、今夜は「イタリアンナイト」です。
船のドレスコードには3種類あって「フォーマル」「ホワイトナイト」そして「イタリアンナイト」です。「フォーマル」は一番きちんとした服装、「ホワイトナイト」は何か白いものを身に着けるというもの。そしてイタリアンナイト」は本船の船籍であるイタリアに敬意を供して、国旗の緑、白、赤のなから1色を選んで身に着けて食事に出る、というものです。
我々もそれぞれ着替えてレストランに向かいました。
前菜はイカとエビのかき揚げです。
セコンディにはパスタを、スパゲティを選びました。
そしてメインにはオッソブッコ(牛の骨髄の煮込み)をもらいました。
そしてデザートはこれ。
突然音楽が聞こえたかと思うと、賑やかにウェイターさんたちのパレードが始まりました。サービスするウエイターもトリコロールの装いを付けてにぎやかにサーブしてくれますので、まるでお祭り騒ぎのようです。
いやあ、楽しいですねえ。イタリア船ならではの楽しみでした。