11月7日(土)第3日目 今日もいい天気です。気温はミラノよりは暖かくて13度くらいでさわやかな感じがします。今日は朝食のあとベネチア観光に行きます。ホテルがあるノベンタ・ディ・ピアーブからベネチアまでは45キロ、バスで約1時間かかります。ホテルを出てすぐに高速のインターがあって、そこから南下すること約40分、ベネチアは陸から離れた島なのでそのあとは両側に海が広がる海上道路を15分くらい走って、西の端にある大きな駐車場にバスが止まりました。周りを見ると巨大な一般車両用の駐車場もあります。そして土産物屋さんがたくさん並んでいて、盛んに客引きをしています。ベネチア市内は縦横に運河が走って一般の車の出入りが許されていませんから、観光客はここでバスやマイカーを降りて、定期水上バスやチャーターしたボートで観光の起点であるサンマルコ広場に向かうわけです。駐車場から観光の中心であるサンマルコ広場までのクルージングの時間は20分くらいです。 私たちが乗船したボートは70人乗り位の大きさです。コクピットに上がって船長に話しかけて「私も日本のボートオーナーだ」と自己紹介したところ、「それじゃあ、操船してみなよ」とあっさりと舵を持たせてくれました。水路は広く、速度も10ノットくらいでゆっくり進むのでなんということはありません。5分くらい操船させてもらったところで着岸するサンマルコ広場近くの桟橋が見えてきたので、そこで舵を代わりました。私の船舶免許は営業船用ではありませんし、そもそも日本の免許が有効なのかわかりませんが、楽しい旅の思い出となりました。
船着場から5分ほど歩いてサンマルコ広場で解散、自由行動になります。私はオプションのゴンドラ乗りを申し込んだので、そこで5人ずつゴンドラに乗船します。 街の中の運河は幅が狭く4メーターくらいです。潮の具合がわかりませんが、干満の差はあまり大きくはないのでしょうか。ぐるっと一回りをして30分のゴンドラツアーは終了。 サンマルコ寺院は修復中で、半分工事用のシートがかかっていました。続いて向かったのは旧市街の奥にあるベネチアガラス工房です。最近はほとんどのガラス作品が中国製になっていて、ちゃんとしたベネチアガラスの本物は少ないということです。この工房はもちろん、すべてが本物とのことです。ガラス細工の実演があって、そのあとはショールームを見て歩きましたがやたらと金ピカの物が多いですね。あいにく私はあまりガラス製品には興味がなくこれといって欲しい作品も見つからなかったので、何も買わずに出てきました。 さて、そろそろお昼を食べましょう。時間の具合がわからなかったので、ここのレストランは日本で調べてきてありません。ガイドブックではカニ肉のサラダが有名と書いてありましたが、日本で美味しいカニを食べているのであえてここでカニにはこだわらず、ツールスト向けのリーズナブルな値段のレストランをぶらぶら歩いて探すつもりです。
とある路地に、小さなオステリアがあろました。ここはどうかな?15.5ユーロ(約¥2000)でランチセットがありますよ。英語のメニューも出ています。ここにしましょう。 食事のあとはサンマルコ広場に集合して、また水上バスでバス駐車場に戻ります。その前にレストランでトイレを済ませておきましょう。何しろ本当にイタリアは公衆トイレが少ないところですからね、トイレがあるところではこまめに行っておくに限ります。
食べ終わって小路を抜け、運河にかかる橋を渡ると、そこがサンマルコ広場です。 アーケードを抜けて高い塔の下で集合して、船着場まで移動です。来たときは別の、より大きな船に乗ってバスの駐車場に戻りました。
そのあとは、バスでフィレンツエ手前のカレンツァーノという街まで280キロ、4時間の行程です。ホテルの到着したのは7時、もう真っ暗です。このホテルにはレストランもあるのですが、歩いて10分くらいのところにフランス系のスーパーマーケット「カルフール」があるのをストリートビューで調べてありますので、行ってみましょう。中にフードコートがあるかもしれませんし、なんなら惣菜を買ってきてもいいですね。
美味しい生ハムとビールは良かったのですが、惜しいかなサンドイッチは見た目と違ってパンはポロポロと崩れますし、ビーフンは薄いカレー味がいまいち。まあまあの春巻きは当然ながら皮がパリッとしていません。ちょっと期待はずれの夕食となりました。 さて、明日はフィレンツエを見て回ります。 |
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