*あんたも「アン肝」?
冬に熱燗の(と言って私の好みはぬるめなんですが)日本酒と最高に合うつまみの一つはアンコウの肝つまり「アン肝」ではないでしょうか。嬉しいことにうちの近所の魚屋では冬にはよくみかけます。もっとも安いのは中国産、ほとんどがこれでタマに見かける国産も多くが北海道や青森産で、いわゆる茨城のものはとうてい庶民の手に入る物では無さそうです。
とは言えお店では高価な「アン肝」も生のを魚屋で買えばそう高い物ではありません。一気にひと腹全部切って贅沢をしてみようではありませんか。
さて、作り方は難しくはありません。全体を洗ったらまな板の上で血管に残っている血を庖丁の先で押し出しながら血抜きをします。軽く塩をまぶして器に入れ、ひたひたに日本酒を注いでショウガを2-3片入れて蒸し器にかけます。大きさにもよりますがおよそ15-20分、中心まで火が通るように蒸し上げたら出来上がりです。粗熱がとれたらサランラップで巻いて形を整え冷やしてから切っていただきます。
ざっと洗って裏返し、血管の中に残っている血は切れ目を入れて先端から押し出す。 |
蒸し容器に入れて酒をヒタヒタに注いで、ショウガを乗せる。 |
強火で約15分から20分蒸し上げる。 |
15分経過した蒸し鍋の中。 |
暖かいうちに巻きすで形を整えながら冷ます。 |
冷めたら巻きすを開き、1センチ厚に切る。 |