*野生の味です「エゾシカステーキ」
北海道では最近エゾシカが増えて森林や農産物の被害が増えていると聞きます。
そこで駆除も目的としてエゾシカを食用に捕獲して加工する自治体が増えているのです。
このお肉も知床のエゾシカを食用肉として販売している斜里町の産物です。もも肉をスライスして冷凍で販売しています。そのひとつを北海道在住の知人から頂戴しました。早速ステーキにしてみましょう。
昔オーストリアのホテルで食べたのはサドルという背中の肉の部分でローストになっており、ジャムのソースをつけていただきました。これは初めてのエゾシカなのでまずは塩コショウでスタンダードにいただいてみましょう。
お肉を解凍するとかなりの血が流れ出てきます。それをしぼってからまな板に広げてキッチンペーパーでしっかりと押さえつけて血を吸い取ります。それからサラダオイルで中火でしっかりと焼きます。味付けは塩コショウにしてみます。焼くほどに血がにじみ出てくるので、レアというよりはウェルダンでしっかりと焼くほうが良さそうです。
解凍したあとまな板に広げて、キッチンペーパーで血を吸い取ります。 |
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フライパンでソテーしながら塩コショウをします。 |
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シカ肉のステーキの出来上がりです。ちょっとスジっぽく見えますね。 |
やはりもも肉だけあって、ちょっとステーキには固い感じです。それでも他の肉にはない独特の風味を楽しむことができました。もっと気軽にいろいろな部位が流通するようになると、楽しいでしょうね。