マイレシピ公開!<My Favorite cooking>

*熱くて辛いソウルの味「韓国豆腐」

昔アメリカからソウル経由で帰国した時のことです。機内で隣の席に座ったほぼ同年代の韓国人の金君と友達になりました。私がソウルに2-3日滞在するというと「それなら市内を案内する」という訳で美味しい本場のプルコギ(網焼きではなく中央が高い鍋で薄切りの肉を焼き、最後にヤカンのスープをかける)も初めての味でしたが、それにも増して印象に残ったのがこの「湯豆腐」です。
「豆腐は好きか?旨い豆腐の店があるんだ」ということで連れて行ってくれたのは小さな汚い店ですが、牛肉味、豚肉味、海老味の3種類、正確には湯豆腐というよりは居酒屋の「肉豆腐」に近いですね。私は豚肉味を注文したのですが、それがとても美味しかったので日本でも味を思い出しながらマネをしてみたのがこの料理です。最近でこそ、「スンドゥブ」などと言われて女性の間でも人気になっているようですが、40年前は全然知られていませんでしたね。

3-4人前として絹ごし豆腐2丁を使います。他に必要な物はニンニク、一味唐辛子にタカの爪か出来れば糸状に細く切った唐辛子、そして豚肉3-400gです。あとはお好みでニラとかネギくらいあっても良いですね。
まず小さめの土鍋に水を入れ、輪切りにしたニンニクをたっぷり入れて豚肉をゆでます。灰汁をすくったら豆腐を入れて大きく崩し、唐辛子と塩、化学調味料を入れて煮込みます。塩ラーメンにニンニクと唐辛子が入り麺の代わりに豆腐というイメージですね。日本の湯豆腐はことりと動いたら出来上がりで煮込んではいけませんが、これはしっかりと味がしみるようにグツグツやってかまいません。
辛さはお好みで調節してください。韓国で食べたのは真っ赤でしたが、それは韓国産の唐辛子パウダーが入っているからです。日本の唐辛子では真っ赤にしたら辛すぎてしまいます。


豚肉を煮て、そのスープでお豆腐を煮込むわけです。塩味をしっかり付けた方が美味しいです。

5分ほどグツグツ煮込んだら出来上がり。

スープと一緒にいただきます。辛さは唐辛子やコチュジャン、豆板醤でご自由に調節してください。

このバリエーションで、牛肉味もチキン味もできますね。熱くて辛くてフーフーヒーヒー言いながら食べる美味しさ、いかがですか?

  

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