*究極の秋の味「マツタケ祭り2011」
今年もやってきました、マツタケ祭り。
例によって、兄貴分である知人がマツタケを一箱送ってきて、「これで何か作るように」とのご下命でありやんす。 去年は前菜に大きなケガニを使いましたが、今年はぜひ、アニキの好きなタラバを使いたい。そこでいいタラバを仕入れてもらうべく、築地の水産会社に電話して注文を依頼しました。
「台風で船が出ていないからね〜荷が無いかもしらんよ。それに仮に入っても高いよ〜」
といわれましたがともかくお願い。で、朝品物をもらいに行ってきました。
「シャチョー、いいのが入ったわ!」 私の顔を見るなりいつものお兄ちゃんが発泡スチロールの箱を持ち上げました。ラベルにはくっきりと「根室」の文字が、そして2.4の数字。ズバリ注文どおりのサイズです。一応箱を開けて、肉付きをチェックします。おお、元気がいい。
早速持ち帰って、冷蔵庫の上から年に数回しか使わないカニ専用の鍋を降ろして、ゆではじめます。さあて、これで一品出来上がり!
2.4キロのタラバです。なかなか良いカニです。 |
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大鍋をとりだして20分ゆでます。 |
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タラバのボリュウムがあるので、ほかのメニューはシンプルに。その結果、
・お刺身:白ミル、千葉産天然ブリ、タイ
・活タラバ塩茹で
・マツタケの玉子焼き
・マツタケホイル焼き
・マツタケのフォアグラ炒め
・マツタケご飯+マツタケのバター炒め
・マツタケとはんぺんのお吸い物
・白菜の漬物
・メロン
というメニューを考えました。
まずは到着したマツタケの仕込みです。続いて、マツタケご飯用にスライスしたマツタケを味付けし、みじん切りのマツタケと三つ葉を刻み込んだ玉子焼きを作ります。ほかの準備も出来ました。ぶつ切りのマツタケは、フォアグラで炒めます。大きいマツタケはホイル焼きに使いましょう。そしてマツタケご飯。アニキはマツタケご飯にマツタケのバター炒めをどっさり乗せて食べるのが好きなので,フォアグラ炒めとは別に薄切りをバターで炒めるようにします。さて、仕込みが終わりました。
マツタケが到着しました。去年より傘の開き方が小さいです。 |
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石突きをきれいにして、料理に合わせて切ります。 |
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味付けしたマツタケをみじん切りにして混ぜ込みました。これを丸くくり抜きました。 |
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一番大きなマツタケはホイル焼きに使いました。 |
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フランス産のフォアグラ。これでマツタケを炒めます。 |
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熱々のホイル焼きを開くと良いかおりが立ちのぼります。 |
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いい香りと、スダチの酸味、そしてシャクシャクの歯ごたえが絶妙です。 |
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マツタケのバター焼きをのせてマツタケご飯を食べ、マツタケのお吸い物、最高でしょ? |
今回、特に選んだタラバが好評でした。 素晴らしい甘みとジューシィさは、これまでに食べたどのタラバよりも優れていました。やはり、箱のラベルにスタンプされていた「根室」の文字は伊達ではない、一般的な ロシアのタラバに比べて、北海道近海のタラバはえさが違うのでありましょう。 ご馳走様〜