*オランダで作った日本の味「洋風親子丼」
皆さんは、外国で日本の食材や調味料がないときに日本料理を作るとしたらどうしますか?
私が初めてオランダに出張した37年前、週末にオランダ人の家に招かれたときに「何か日本の料理を作ってくれないか」と頼まれたのです。「どれどれ」と、近所のスーパーに出かけました。いまでこそ醤油とか日本酒もかなりみかけるようになりましたが、当時はそれも地方の村のスーパーだったこともあって日本のものは何もありません。そこでひらめいたのが醤油やみりんを使わない、オランダの食材だけで作る親子丼でした。今日はそのレシピをご紹介しましょう。
まずは鶏肉の用意をします。
とは言ってもモモ肉を掃除して一口大に切るだけなのですが、日本とは違って外国では骨を外したモモ肉というものはありません。骨付きのモモか一羽丸ごとのどちらかです。ですからままずそれをさばいて骨と肉に分ける作業が必要です。切ったモモ肉には軽く塩コショウをして下味を付けておきます。骨はせっかくですから、水から煮立ててチキンスープを作っておくと良いでしょう。
野菜は、日本ではエノキとたまねぎを使用しましたが、マッシュルームなどのキノコ類とかピーマン、ニンジン、さらにはズッキーニでもいいでしょう。
味付けにはマギーやクノールなどのチキンコンソメスープの素を使います。顆粒でもサイコロでもかまいませんが、必ず味見をしながら調節してください。少し甘みを入れるほうが親子らしくなるので、砂糖も加えます。どうせ洋風にするなら、油はオリーブオイルを使い、仕上げにバジルを振るとイタリアン風味になって面白いと思います。
玉子についてひとこと。日本風の親子ではトロトロの玉子の加熱加減が喜ばれますが、外国ではせいぜい半熟程度までがよくて生っぽいのは嫌われます。ですので、玉子にはしっかりと火を通しましょう。その分、パサパサにならないよう日本風よりもスープを多くしておきます。
最後にご飯です。当然ながら日本のお米もありませんので、イタリアの粒が細長い種類を使うわけです。このお米もパサパサしやすいので、多目のスープにすることでのど越しが良くなります。
下味をつけた鶏肉をオリーブオイルで炒めます。 |
たまねぎとエノキを加えてさらに炒めます。 |
コンソメスープの素を加えます。 |
チキンスープもしくはお湯を加えて軽く煮立てます。 |
溶き玉子を流しいれて大きくかきまぜます。 |
ふたをして1-2分蒸らします。 |
仕上げに乾燥バジル、もしくは生パセリのみじん切りをふって出来上がりです。 |
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皿に盛ったご飯にかけて、さあいただきましょう。 |
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ふたをして1-2分蒸らします。 |
ふたをして1-2分蒸らします。 |
ふたをして1-2分蒸らします。 |
ふたをして1-2分蒸らします。 |
ふたをして1-2分蒸らします。 |
ふたをして1-2分蒸らします。 |
ふたをして1-2分蒸らします。 |
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ふたをして1-2分蒸らします。 |
いかがです?海外に限らず、日本であってもたまには洋風にしてみると、リゾットとはまた違った美味しさの料理としてお役に立ちますよ。
鶏肉と玉ねぎを切ります。 |
オリーブオイルでベーコンを炒めます。 |
玉ねぎを炒めます。 |
鶏肉を炒めてチキンスープを加えます。 |
溶き玉子にマヨネーズを混ぜます。 |
玉子を注ぎます。 |
ふたをして1-2分蒸らしたら出来上がりです。 |
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さあ、召し上がれ。 |