マイレシピ公開!<My Favorite cooking>

*淡泊で美味、活タコしゃぶ

北海道では魚の種類がいろいろと違うのですが、「マダコ」もその一つです。東京や関西でいうマダコとは異なり、実際は「ミズダコ」のことを北海道では「マダコ」と呼びます。とにかく大きくて、茹でたものでも足の太さが大人の腕くらいありますし、頭もラグビーボールくらいになります。体長は2メートルくらいになるのではないでしょうか。足はもちろんですが、頭の美味しいこと、特に礼文島周辺のが美味しいとされていますが、海水で茹でてあるので塩味が付いていますから醤油を付けずに食べていただきたいですね。淡泊な中の甘みがたまりません。北海道のスーパーならどこでも「タコの頭」を売っています。普通はぶよぶよした皮を剥いで食べますが、いつか岩手の方の居酒屋では皮付きで出していました。
その「マダコ」、足ですが東京では「北海タコ」と称して最近では生のまま刺身用として売られることが多くなりました。これをひとつしゃぶしゃぶにしてみましょう。

食べる1時間くらい前に土鍋その他の鍋に水を入れ、昆布を1-2枚沈めておいて下さい。

その間にタコの処理です。タコは皮をすっかり剥いでしまいます。吸盤のところが美味しいので大きいところは一個ずつ小さいところは2-4個まとめて皮から切り離しておきます。ブヨブヨの皮は食べません。そして身の方はなるべく薄く斜めに削いで5センチくらいの長さにして皿に取ります。


茶色い皮と身の間に庖丁を入れて吸盤ごと剥がします。

皮から吸盤だけ切りだし、身は薄くスライスします。

タコはこんな風に吸盤と脚のスライスとに分けて盛りつけます。淡泊な味なので野菜もあっさりとしたものを。

火を付けてお湯がコトコトいいだしたら昆布を引き上げます。そして沸騰したらタコのスライスを箸でさっと泳がしたらポン酢のほか、市販のシソドレッシングや梅ドレッシングでいただきます。
ただ、味が非常に淡泊ですからポン酢などはそのままでは強いので、薄い出汁で伸ばす方がいいでしょう。辛目がお好きな方は唐辛子や紅葉おろし、薬味のネギなどを追加すればいいでしょう。とにかく茹ですぎに注意することです。どうです?吸盤ってプチプチコリコリして美味しいでしょ?

  

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