*夏限定!「塩水ウニ丼」
夏の北海道と来ればやっぱり「ウニ丼」だべさ。これ食べないと、来た甲斐がないっしょや! ウニは日本全国どこでも採れますが、北海道でウニの名所と言えば知床に利尻、礼文、日高もありますか、これらは皆、昆布の名産地なのです。そう、ウニは昆布を食べて育つので、美味しい昆布のあるところに美味しいウニがあるわけですね。 |
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アワビのところでも書きましたが、私は海水浴に行くと必ず「何かを採る」のが目的の一つです。 うちの子供もご多分に漏れずウニは大好きなのですが、小さいときからちゃんと採ったばかりのウニの味を覚えさせ、ただし「お寿司やさんで、いつもこれと同じウニが食べられるとは限らない。だからパパがいいと言った店以外ではウニは注文してはいけない。」と言い聞かせて育てました。苦くて薬臭いウニで高い金を払うなんてバカらしいだけですものね。 |
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さて、ちゃんとしたお店、そして「ウニ丼」とくれば、小樽は「ふじ鮨」の「生うにちらし」であると断言させていただきましょう。 どうしてここの「生うにちらし」がいいかといいますと、普通の「ウニ丼」は丼なりチラシの容器にご飯をよそってウニを載せただけ(写真右上)なのですが、「ふじ鮨」のはまず、酢飯を使っていること、これはお寿司やさんだから当然として、次に器が下の写真のように底が浅く大きいわけですね。 「ウニはそこらにあるのを採って食うもの。ウニなんかに金払う気がしない」と長年ほざいてきた私がそういうのですから・・・「間違い無い!!」
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上:普通のウニ丼
下:ふじ鮨の生うにちらし |
ウニの種類:
では、ここでウニの説明です。 旬は夏、しかも場所によって漁期が決まっておりその時期以外には生のとりたての味は楽しめないことになります。そこで普通はミョウバンなどで身を締めて見た目を良くし、防腐剤を使って冷凍した「板ウニ」が流通しているわけですね。 |
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そんな中、近年「塩水ウニ」とか「海水ウニ」というものが出回っています。 最初は、札幌市内のスーパーで積丹産のものを見つけて買ってみたところ、100gのパックが¥980と安いにも関わらず非常に美味しかったので、以来お気に入りになってしまいました。 さて、この美味は東京で手にはいるのか? 縁の三角の部分を引っ張るとシールが切れて蓋が取れます。中は海水がびっしり詰まっていますので、あわててこぼさないようにしましょう。 ここは甘みを一番感じるように、ザルにそっとあけて海水を切り、さらにペーパータオルで水気をとります。そしてまずはこのまま、醤油を付けずに食べてみてください。 どうです?これがウニの本当の味だったのか、いままで食べていた板ウニはなんだったのか、ああもうこのまま死んでもかまわない(・・はオーバーとしても)という気持ちになること請け合いです。 このあと、ウニ丼にするときはゴマを振りかけたご飯の上にウニを載せてタレを回しかけるだけです。 まあ、安いものではないですが、北海道まで行って3000円だしてウニ丼を食べると考えれば十分納得のいく味であると申せましょう。 もう一つ、特に日本酒のつまみとして評判がいいのは、卵豆腐の上に塩水ウニを乗せたものです。卵豆腐のやわらかな甘みがウニの甘さをさらに引き出してくれます。 築地以外で入手する方法としては、「塩水ウニ」はネット販売のサイトがたくさんありますので検索してみると良いでしょう。最後に、都内で「塩水ウニ」を出しているお店(私は行ったことはありませんが)を紹介しておきます。 |
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