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*から揚げじゃないよ!「ザンギ」

北海道の定番料理のひとつに「ザンギ」があります。
よく、「鶏のから揚げのことを北海道ではザンギと呼ぶ」といわれますが、北海道人にとっては「ザンギはから揚げとは違う、
似て非なるもの」なのですね。じゃあ、どこが違うかといわれると、「鶏のから揚げは衣の味を付けて揚げるが、ザンギは醤油やみりん、生姜、にんにくなどにしっかり漬け込んだ鶏肉を揚げる」ということでしょうか。

ただ、地方によってはこれと同じ方法で唐揚げを作るところもあるので、実際のところ「これこそがザンギの作り方」というほどの違いはないのかもしれません。ですが、北海道人のDNAにはザンギとから揚げを区別する味覚が備わっていると申し上げておきましょう。

さて、では作り方ですがちょっと大きめに切り分けた鶏のもも肉に、醤油、みりん、すりおろしたニンニクとショウガを加えて、最低1~2時間くらいから丸1日味をしみこませます。

目安としては;

鶏もも肉ぶつ切り:1kg
しょうゆ     :大匙 4杯
みりん      :大匙 4杯
鶏ガラスープ(粉末):大匙 1杯
おろしにんにく  :大匙 3杯
おろししょうが   :大匙 2杯
塩        :小さじ 2杯
オールスパイス、ナツメグ、黒コショウ: 少々

そして浸け込んだ汁に玉子に小麦粉もしくは片栗粉を加えてドロッとした衣を作り、2度揚げすれば出来上がりです。


もも肉の脂や余分な皮、筋を取り除きます。

調味料を混ぜて1時間以上置きます。

玉子を割りいれ、小麦粉と片栗粉でやや固めの衣を作ります。

180度で2度揚げをします。

上げるときに端を油に暫時触れたままにします。

出来上がったザンギ。衣が残ったので竹輪を揚げちゃいました。

油で揚げるときに、できた揚げ物は一気に鍋から引き上げずに端が油に接した状態で数秒止めておくと衣の油が鍋に戻って行きますので、あとの油切りが少なくてすみます。

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