マイレシピ公開!<My Favorite cooking>

*自己流 秋の味「いくらの醤油漬け」

秋も深まると都内のスーパーでも生の筋子が出回るようになります。
私が学生のころは、秋に札幌に帰らない限り食べることが出来なかった貴重品でしたが、いまではすっかりポピュラーになっていくらの冷凍は一年中ありますし生の筋子でさえどこのスーパーでも置くようになりました。なかには専用のタレと作り方の説明書が付いているものもありますが、以下に私流の作り方をご説明します。

まずは筋子の選び方。
時期が遅くなるといくらの粒は成長して大きくなるのですが皮が固くなります。かといって未熟だと旨みがありません。

そこで、全体にきれいなオレンジ色で透明感があって、かつ外側の薄膜がやや破れて成熟した中の粒がこぼれそうになっている物を選びます。

そして一粒の内側の目が黄色っぽく濁ったり(中が油っぽく見えるのは成熟しすぎです)血が混じっておらずくっきりと澄んだ赤色をしているものがいいでしょう。

右の写真をご覧ください。
いかにも美味しそうに見えませんか?

身を出すためには、テニスのラケットや網を使ってこすり落とす方法もありますが、私はお湯を使います。
ボウルに熱湯を入れて、2-3秒指を入れていられるくらいの「あちち」な温度に水を差して調整します。
ざると別のボウルに冷塩水を用意します。

筋子をお湯の中に入れると瞬間的に外の薄皮が白く濁って縮まります(写真下左)から、裏返すように開いてゆすります。この時点からぽろぽろといくらがこぼれてきますし、薄皮はグニュグニュと固まってきますから手早く残ったいくらを指先で皮から剥がしていきます。時間がかかるといくらが煮えて皮が固くなります。薄皮は手早く取り除きます。

 

一度全体をざるに空けてお湯を切り、すかさず冷塩水にとって残った薄皮やつぶれたいくらをつまみだします。流水を注ぐとつぶれたいくらが浮いて流れていきます。これを3-4回繰り返してください。イクラがだんだん白っぽくなりますがこれは清水に触れたせいですので心配ありません。

 

最後にもう一度塩水に浸してから水気を切ってください。さっき白っぽくなっていたいくらですが、塩水に入れると透明になるのがわかると思います。
漬け込むタレは醤油と日本酒を5:1でまぜたもの、これに好みでショウガの絞り汁を入れてもいいでしょう。甘いのがお好きならミリンを加えても結構です。いくらを漬け込んで丸一日冷蔵庫で味をしみこませて完成です。

 

あとは白いご飯を用意して・・・・もうこの先は説明は不要ですね!!

こちらはサーモンの刺身を一緒に乗せて「鮭の親子丼」を作りました。

 

=>一覧へ戻る