<Summer vacation 2005>
2005年夏休み:北軽井沢

い東京を脱出!

今年の夏休み、遠出はしませんが、かといって連日30度を超す東京にいるのもたまらない・・・ということで8月15日の朝9時半に東京を出発、関越道を北上しました。

高速道路を高崎で降りて406号線を西に向かいます。榛名町、倉渕村を抜けて二度上げ峠を登るまでは気温は32度。それが峠を越えてからずんずん下がり、北軽井沢に入ったときには24度くらいになっていました。思わず車のエアコンを止めて窓を開けて風を車内に入れてしまいました。丁度お昼となったので、途中のイタリアンレストランで食事をして山荘には午後2時頃に到着。

夕方になって、万座鹿沢の町に降りて旅館の温泉に外来入浴してからスーパーで買い物をし、夕食は山荘で取りました。
翌晩は、いつもの「ツツジの湯」へ行って温泉に入り、夕食もそこでいただきました。群馬県は豚肉が美味しいと思うのですが、いつもここに来ると注文するのが豚カツ。今回は丼にソースに浸した豚カツが載る「ソースカツ丼」と、これも名物の「ジャンボ豚カツ」そして「キノコのカレー」を注文しました。ジャンボ豚カツは、何と言っても手のひらの倍くらいあるボリウムが自慢です。ここにはほかにも「ジャンボエビフライ」もあり、これも25センチくらいのエビフライが2本付いてきます。

8月17日、お昼に美味しいそばを食べようということで、上田市まで出掛けて昔の北国街道の宿場であった柳町の有名なソバ屋「おお西」に行ってみました。ここは昔の商家をそのままお店にしているので古いキャッシュレジスターや箱形の階段がそのまま店内のインテリアになっています。注文したのは、ソバの実の芯近くの1番粉から作った「更科」と外側も使った普通の「田舎ソバ」、そしてソバの甘皮ごと細かく挽いた粉で作る「挽きぐるみ」の3種類です。「更科」はソバの風味は強くはないのですが、上品な甘さが特徴です。特にここのはソバに粘りがあって、まさに今まで食べた中では一番に美味しいソバでした。これに匹敵するのは、福島県は山都町の宮古ソバでしょうか。

さて北国街道の宿場はこの上田の手前にもあって、「海野宿」といいます。以前に一度訪ねてはいるのですが、まだ日暮れまで時間があったので帰り道に寄ってみることにしました。
国道18号を東に向かい、標識に従って千曲川の方に降りていくと公営の駐車場があります。宿場の入り口にあるのが白鳥神社。日本武尊にちなんで命名され、真田氏の縁の神社でもあるそうです。
その先には両側に古い家並みが並びます。いくつかは土産物屋とか食堂になっていますが、ほとんどがそのまま住民の方が住んでいるところが観光地の宿場町とは違います。
家によっては、隣との間にりっぱな飾り付きの防火壁を備えています。これは「うだつ」と呼ばれ、これを造るにはかなりの費用がかかったことから家の格式を表すものとされて、俗にいう「うだつが上がらない=商売に成功しない」という言葉の語源になりました。

山荘は灯籠型で下が駐車場です

濃い緑がうれしいですね

ソースカツ丼は800円

ジャンボ豚カツは厚さ1センチでこのサイズ!

柳町のソバ屋「おお西」です。

店内はこんな感じ。

奥に縁側があります。

左から「更科」「挽きぐるみ」「田舎そば」

店の横の井戸です。

北国街道の宿場の雰囲気があります

風情がありますね。

海野宿の入り口の神社

ご神木はこの大きさです。

道路の脇には疎水が流れています

これが「うだつ」です

各家に屋号がついています

民家その1

民家その2

民家その3

民家その4

民家その5

昔懐かしい半鐘です

4日目、8月18日、涼しかった北軽井沢滞在最後の日です。
午後までゆっくりと過ごして、中の条経由で渋川インターから関越道に乗って東京へ戻りました。
毎年、2-3回は行っている北軽井沢ですのでいまさら歩き回ることはしませんでしたが、それでも東京とは10度違う気温が最大の魅力・・・今回も
すっかり満足して帰京したのでありました。

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