Trinity 日誌

*My boat life 2011

  ・初釣行!

  ・トリニティが動いた!

  ・ボートショー

  ・GWでチョイクルージング

  ・発泡ウレタン作戦始動!

  ・ついにドック入り!

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2011年1月15日 初釣行!

2011年となりました。
船仲間からヤリイカ釣りに行きませんかというお誘いがありました。この週末は全国的に荒れ模様になるという予報ですし、何もこんなサブ〜い時に行かなくてもという気はしますがヤリイカは美味しいですよね〜結局食い気に負けて「いいとも〜」と返事をしてしまいました。
当日下架ということで集合は8時半。7時に出ればいいので楽です。道も空いていて1時間ちょっとで高速を降り、釣具屋でヤリイカの仕掛けとアサリを買いました。気温は1度と低いですが、風もなく穏やかな朝です。4人でマリーナを出て南下するとすぐに波が大きくなってきました。剣岬まで行って、これは到底イカ釣りのポイントまでたどりついたとしても釣りにならないだろうということで、あきらめてカワハギ釣りに変更です。

ところが右舷の2名は立て続けに釣り上げるのですが、私がいる左舷はどうも振るわない。そのうえもう一人が釣り始めたものですから、ボウズは私だけとなって・・・アセルことしきり。
激シブのなか、ようやく1枚を釣り上げることが出来ましたが、今回は船中で12枚と非常に寂しい釣果となりました。

そのあとアマダイも試しましたが全くアタリはなし・・そんなわけで風も強くなってきたので早めに帰港して、全員で反省ラーメンを食べに行きました。うむむ、このラーメンなら、反省もまた良し。


久し振りに見る景色です。青空がいつまで保ちますか・・・

では、いざ出港。

この船にとっても今年初の航海だそうです。

一番竿。なかなか良い形ではありませんか。

次は船長。何度かばらした後、ようやく上げた1匹です。

ともの仲間がついに上げました。これもは大きい!

ようやく来ましたよ〜ちっこいけど。

着岸後、ただちに上架して移動です。すでに空は曇り、時折突風がびゅーびゅー吹いています。

これが「反省ラーメン」です。家系の豚骨ラーメンでした。

この麺がまた美味しいのです。ラーメン「中」で750円。

夕食です。甘エビとマグロ、それにカワハギの肝和えを作りました。

帰りも道は空いていて1時間ちょっとで帰宅しました。A船長、どうもお世話様でした〜今度はうんと釣れるところに連れて行ってくださいネ。

そして帰宅後・・・・宅配便で到着した荷物は、ネット注文した燃料ホースに切り替えバルブ、それにホースとの接続に使う3/8インチのタケノコです。やはり輸入艇のインチ規格のものはボートショップでは見つかりませんね。今回、ヤフーの掲示板で教えていただいたショップに3/8インチの切り替えバルブがありました。ホースにはプライミングポンプが付いています。私のエンジンでは必要ありませんが、給油経路が長くなるので、ポンプがあったら始動が早くなることでしょう。
さて、問題はいつこの寒さが緩んで作業に取りかかれるかですね!

  

2011年2月5日 トリニティが動いた!

穏やかで暖かい午後となりました。こんな時こそ、作業をしなければ罰が当たります。
ということで今年になってから初めて船に行ってきました。

部品の方は準備できていますので、あとは予備のタンクとエンジンを接続するだけです。古くて堅くなった燃料ホースを苦労して外して新しいホースと取り替えます。続いてガソリンスタンドで携行缶に40リッター購入し、タンクに注ぎ込みます。漏れがないかチェックしてオーケー!

そのあと、エンジンに火を入れます。5ヶ月ぶりですからね。これまで毎回来るたびにイグニッションをオフにしてクランキングしてオイルが落ちきらないようにしてきました。まずは5秒ほどクランキングして30分休み、次は30秒間クランキングしてゆっくりとエンジンにオイルを循環させます。もう良いでしょうね、そこでイグニッションをオンにしてエンジンを始動しました。アイドリングで5分ほど暖機をした後、そうね、久し振りなので川を走ってみましょうか。例によって上流の中川を走り、滑走状態やエンジン水温に問題がないことを確認しました。さ、これで取りあえず短距離の航行は出来るようになりました。この後は・・・いよいよタンクのシール作業だ・・・


ガソリンを40リッター給油します。

いざ、上流目指して航行開始です。水面は穏やかです。

いやあ・・・久し振りですね、この風景。

滑走開始。問題はないですね、良かった。

 

 

2011年3月5日 ボートショー

あれからタンクの修理は全然進んでいません。寒い日が続いたこともあり、もうすぐボートショーなので、会場でアドバイスをもらったりFRPの情報を仕入れられるのではないかと思ったからでもあります。

さて、ボートショーの日となりました。
会場入りする前に横浜中華街でお昼を食べました。美味しい中華にビールと紹興酒ですっかりいいご機嫌になってホンワカ気分で会場へ乗り込みました。

入ってすぐに目に付いたのは、トーテムポールのようにカヌーを立てているチタン工業何とか会。いやあ、また今年もお目にかかれましたね。軽くて強いチタン製品、いつ見ても楽しいですね。今年はチタンのプロペラがありました。

さて、ジェットやグッズのショップを抜けて一番奥へ進みます。そこはヤマハのブース。一番端にあるのはUF-29ですね。モデルチェンジしたと聞きました。中を覗くと、シートが助手席にひとつとその後に前向きに二人用が付いています。これはいいですね、横向きだと揺れるときにうまくホールドできなくて、体が疲れることがあります。
そしてお次はバウの先端を四角くしたというニューボートです。27フィートだそうですが、やはり冷蔵庫も電子レンジも設置できませんね・・・トイレは相変わらず立てはしませんが、広さはありますね。でも、トイレの前の空間は無駄に思えますねぇ・・せめてコートロッカーとか引き出しにしても良かったのではないでしょうか。どの船を見ても、ベイライナーのパッケージングの良さを越えるものはないように思えます。


さあ、会場に到着。でもなんか人が少ないですね〜

え?ヨットもこれだけしかないの?

これがモデルチェンジしたUF-29ですって。

SC40のフライブリッジに登ってみました。

眺めがいいのは当然としても、会場の人影はまばらです。

お、このテーブル照明いいですね。アイディアいただきです。

今年はさらなる大出力エンジンは出ませんでした。

これがバウの先を四角くした27フィート艇です。

で・・・トヨタはポーナムの第3世代と35ftを出品。

今年もお会いできましたね。

今回のショーではポーナム35が披露されるとのことですが、場所は中ではなく屋外の展示広場だそうです。歩くと15分かかりますし、フローティング展示も取り止めになって中古艇の展示だけだそうなので外を見るのは止めました。

船を買って以来、ボートショーだけは毎年見に来ていますが、幕張の頃は本当に活気がありましたね。年々寂しくなるボートショーをみるのは寂しいことです。それと共に、昔はショーの後に10人くらい集まって飲み会をやった船仲間も最近はすっかりバラバラになってしまい、とうとう宴会の参加者もいなくなってしまいました。
さて、後何年、乗り続けられるのでしょう・・・

 

2011年3月12日 トリニティは無事でした!

3月11日、忘れもしない大きな地震が東日本を襲いました。
テレビでは宮城や福島に押し寄せる津波の映像と、燃えさかる千葉のコンビナートを映し出していました。それを見ながら、当然心配になったのは船のことです。係留場所は東京湾からはかなり遡った河川ですし、途中にはまさにこういうときのための水門があります。だから大丈夫だろうとは想像していましたが、やはり自分の目で見なければ安心できません。とは言え、帰宅するにも5時間もかかりました。主な幹線道路は大渋滞で歩道は歩いて帰宅する人で一杯です。船に行きたくても自分自身が疲れていて、とても出かける気になれませんでした。

そして翌日、良い天気です。朝食を済ませてから万一に備えて息子に手伝ってもらうつもりで二人で車で出かけました。ナビで見ると千葉方面に向かう道は目茶混みです。高速道路の湾岸線や7号線、京葉道路が閉鎖されているせいでしょう。裏道を通って荒川を渡り、すぐに左折して住宅街の中を通り、一旦行き過ぎてから逆方向で京葉道路を戻ります。普段なら15分で着くところを40分かかって到着しました。

土手の上から恐る恐る見た光景は・・・良かった!浮いています。ちゃんと並んでいます。

 

船に乗って、内外を点検します。ハルに傷もなければ、キャビンもそのままです。ビルジもたいして増えていません。ふと見ると、前のクリートのロープが2重に巻いてあります。誰かが舫をつめてくれたようです。きっとリトルオーシャンのスタッフでしょうね、有り難いことです。
というわけでようやく安心することが出来ました。来たついでにエンジンをかけておきます。それから、対岸に係留している仲間の船も点検しなくては。とは言っても中までは入れないので土手の上から見るだけですが・・・大丈夫ですね。電話して船が無事だと伝えてあげましょう。

 

2011年5月8日 GWでチョイクルージング

あれから2ヶ月。途中で一度、物をピックアップがてらエンジンをかけに来ただけで全然船を動かしていません。修理作業も進まず、かといって船をだすでもないうちに花見の季節が過ぎ、そして潮干狩りのシーズンとなりました。

あの三番瀬はどうなったのでしょう?テレビのニュースでは三番瀬の海浜公園は液状化と地盤沈下で営業再開は出来ず、今年の潮干狩りは行わないとのことです。ではあの干潟は、そして貝殻島はどうなったのでしょうか?調べてみたらこんな情報が見つかりました。
http://mytown.asahi.com/areanews/chiba/TKY201104190614.html

http://urajichi1111.blog130.fc2.com/?mode=m&no=215&cr=a34 ..... bd82682d74

そしてこのゴールデンウィーク、いつも行く仲間から4日に三番瀬に行くという連絡がありましたが生憎その日は予定があって参加できません。後日聞いた話では、貝殻島は形が変わっていたものの健在、ただしアサリは全然採れなかったそうです。もしかすると液状化でヘドロが吹き出してアサリが窒息したのかもしれませんね。

そんなわけで今年は三番瀬に行くことはないようです。とはいっても、せっかくの休日ですから、船の掃除くらいはしなくては。そう思って船にやってきました。見るとデッキの上は雨による埃の縞模様が出来ています。早速デッキブラシと汲み上げポンプでゴシゴシ。天気がいいので一汗かきましたがきれいになりました。次はガソリンの補給です。40リッター給油して、エンジンをかけます。少し走らせましょうね。今日は東京湾に出たいです。

う〜実に久し振りの潮の臭いです。南風があるのでところどころに白波が見えます。三枚州の先まで走って写真を撮って帰るとしましょう。


いや〜久し振りですね、この景色!自然と気持ちが和みます。

もうちょっと待てば夕陽が橋にかかるのですが・・・まだ作業があるので戻ります。

さて、次にここを走るのはいつになるのでしょうか。海はやっぱりいいなあ・・

桟橋に戻ってから、船内の片づけをしてビールなど飲み物を持ち帰ることにしました。なにしろ全部去年の夏に買ったものですからね、賞味期限が切れる前に入れ替えなければ・・・。

ああ、短時間でしたが楽しいクルージングでした。さて、次回はいつ?

 

2011年5月22日 トリニティの掃除!

燃料タンクについては、これまで決定をズルズル引き延ばして来ましたが、ついにプロの手に委ねることに決定して、エンジン換装でお世話になったホーエイさんにヘルプコール。宜しく御願いしま〜す。

そして、船の回航にそなえて船内の片づけをしに行ってきました。工具類をまとめ、ついでに冷蔵庫の中もきれいにして時間が経った食品や飲料を取りだし、かび臭くなった割り箸やコップを処分。

ところでふと隣を見ると、横の船がやけに近い・・・見ると、桟橋側の舫が緩いのか浮き船台がポストを越えてこちらのバースに入ってきています。もしやと思って左舷のハルを見ると・・ありゃ、こすれてる。風で押されて浮き船台がトリニティをゴリゴリしちゃったみたいです。とりあえず船台の向こう側の舫をつめましたが、重くて一苦労しました。
本来はこの係留所は浮き船台は禁止なのですが、両側のユーザーの同意があれば良いと公園局が黙認したらしいのです。それで、隣のオーナーから電話で承諾を求められ・・・まあ、お隣同士、イヤと言いたいところをグッとこらえて承知したわけですがネ・・・こんなことくらい気を使って欲しいものです。ただでさえバースの収容サイズをオーバーして盛大にはみ出しているので、バックで入れるこちらとしてはとても入れにくくて迷惑しているのに。

 

2011年6月25日 発泡ウレタン作戦始動!

燃料タンクの修理については、ホーエイさんに依頼してあるのですがその後進展がありません。
そこで現状のまま穴をふさぐ方法について、あれこれ考えてみました。基本は内側から樹脂でふさぐことですが、これは場所を特定できないので難しいとわかりました。疑わしい部分にたっぷりとはけ塗りすることも考えましたが、そのためには天板がすっかり露出しなければいけません。汚水タンクと清水タンクを取り去り、上からタンクを押さえている板をはがす・・これはかなり大変な作業です。しかも床との隙間は40センチくらいしかないため、ハッチからもぐりこんでの作業となります。何度か下見をした結果、この作業は一人で行うのは無理であるという結論に達しました。

次の案は外側から封止するものです。つまりタンクとその外側を囲む壁との1-2センチの隙間に液体状のものを流し込んで後に固める、と言う方法です。もちろん、その物体はガソリンに溶けない性質のものでなければなりません。
では、それはなにか?コンクリートでは重過ぎます。軽いのは発泡性の樹脂ですが、発泡スチロールや発泡ウレタンはガソリン耐性がなさそうです。水ガラスはどうでしょう?成分は珪酸ソーダという粉末ですが水に溶かして酸を加えるとゲル状に固まります。ゼラチンみたいなものです。これは良さそうですが、やはり重量があります。と言うようにあれこれ樹脂を調べるうちに、ウレタンにはガソリン耐性があることがわかりました。最初に思いついた樹脂なのですが、イメージ的にガソリンに溶けると思い込んでいたのですがよくよく調べるとそうではないことがわかりました。発泡ウレタンには1液性と2液性があり、1液性は簡便ですが空気中の水分によって発泡するので、一度にすこしずつしか膨らみません。2液性ならば膨張率も大きく、一度に十分に膨らますことが出来ます。そこでネットで探して「ハンディフォーム」という製品を注文してみました。

まずはガソリン耐性の確認です。ガラス瓶に1液性の発泡ウレタンを吹き込んで十分に硬化させ、ガソリンを注いで一晩置いてみました。まったく変化しません。これはいけるかもしれません。燃料タンクの下はビルジで常に濡れていますので完全に乾燥させるためには上架してドレンを抜きたいところです。早速ホーエイさんに電話して上架の手配をしてもらいました。土曜日に上げて、日曜に発泡ウレタンを注入、1週間くらい放置して完全に硬化したところでガソリンを少しずつ入れてみようと思います。これでうまくいけば安いものですし、もしそれでダメなら、そのときはタンク交換をすればいいというわけです。


これが2液性のハンディフォームです。

ガソリンの耐性を調べるために1液性のフォームも買いました。

うまく膨張したので硬化してからガソリンを注ぎます。

ガソリンでは全く溶けませんでした。

 

2011年7月13日 ついにドック入り!

今回の修理はエンジンを載せ換えした東京パワーボートさんで上架をお願いしました。

燃料がタンク半分くらいなので近所のガソリンスタンドで携行缶に60リッター買ってきて出航です。ゆるゆると川を下り、篠崎の水門に向かいます。久し振りですね、ここを通るのは。水門を通るのは私だけです。スムーズに通過して桟橋へ向かいます。着岸してすぐにフォークリフトが船を運んでくれました。


久し振りにやってきました。

江戸川へのゲートが開きました。

すいませーん、またお世話になります。

溶接したスケグ、ちゃんと付いていますね。

さて、帰りはいつになるのでしょうか。

フォークリフトが軽々と運んでいきます。

ホーエイさんに発泡ウレタン作戦の説明をしたところ、ウレタンは溶けなくても発泡部分にガソリンが染み込んで溜まる、つまり水を含んだスポンジ状態にならないだろうかという指摘を受けました。それは好ましくありません。臭いが残りますし、何かの火で発火しないとも限りません。
また、ちょうど同じベイライナーでガソリン漏れでタンク交換をしたばかりの船が構内にあるというのでそのタンクを見せてもらいました。昔見た、トリニティのタンクとまったく同じ状態です。ただ、トリニティのときはひと目でわかる5ミリくらいの穴が開いていたのにたいし、このタンクでは肉眼では穴は見つかりません。目に見えないような小さな穴からでも吹き出すのが表面張力がゼロに等しいガソリンの特徴です。だんだん不安になってきました。
いくら発泡ウレタンが膨らんだと言ってもタンクに塗りつけたわけではありません。タンクの表面との僅かな隙間から滲み出てくる可能性はあります。やはりこの作戦は無理なのかもしれません。

結局、発泡ウレタン作戦は断念して、定石通りタンクをとりだしてステンレスの新品タンクと交換してもらうことに決めました。費用はかかりますが、今後長い間安心して乗ることも、売却することも出来るのですからこれが正しい選択だと思います。幸い今年は震災の影響で戸田の花火も東京湾の花火も中止です。急いで船を直さなければいけない理由はないので、全部プロの方にお任せすることにいたしましょう。

 

2011年8月6日 様子見です

7日から旅行に出るので東京パワーボートに様子を見に行ってきました。

土手から見たところでは全然変わったところはありません。後に回ってみて、ドライブがきれいになっているのがわかりました。前回は藻に覆われていましたので、高圧洗浄をかけてくれたようです。
その結果、あちらこちらに腐蝕が見られました。とくにステンレスのボルト類の周囲がひどいですね。これは全て電触です。ステンレスのプロペラのせいで、ジンクだけでは防ぎきれなかった腐蝕が進んだようです。今回はついでにジンクの交換もお願いしてあります。特にシリンダーのジンクはほとんど無くなっています。危なかったです。


ドライブのあちらこちらが白く粉を吹いています。これはチトヤバイ・・・

パワーシリンダーのジンクはほとんど無くなっています。

裏側の丸いジンクはまだ半分くらい残っています。

ステンボルトの周囲から広がっているように見えます。

ここの四角いジンクはかなり残っています。

これはベイライナー2650の腐蝕したタンクです。

見た目はきれいなんですが、やはり穴が開いていたそうです。

お盆明けにはエンジンを降ろしてタンクを取り出せるだろうとのことでした。一体どこに穴が開いていたのか見てみたいものです。

 

2011年8月27日 再び様子見です

2週間の夏休みを終え、進捗状態を見ようと行ってみました。船は同じ位置にあり、どこも変わった様子はありません。残念ながら作業は全く進んではいないようです。

 

2011年9月10日 再々の様子見です

前回の偵察から2週間、エンジンがおりてタンクを引き出すところとの話をホーエイさんから電話で聞いて、楽しみに飛んでいきました。

船の場所が移動していて、ドライブが外れているのがわかりました。船に登ってハッチを開けてみると、エンジンは降りていますがタンクはまだそのままでした。ちょうど通りかかったM所長に聞いてみると、タンクを降ろすにはあと2-3日はかかるだろうとのことでした。で、エンジンに錆が出ているとのことで、工場に行ってみました。たしかにプーリー始め数カ所に錆が出ています。これもメンテをしなければいけませんね。


ドライブが外れていますよ。

ハッチを開けてみるとエンジンがおりています。

これが降ろしたエンジンです。

プーリーやシャフトに錆が出ています。

エキマニの下の注水口にも錆が出ています。

こうしてみると案外小さく見えます。

ということで、まだタンクのどこに穴が開いたのかはわかりません。もうすぐ10月になるし、そうしたらクルージングしたいと思っていたのですが・・・まあ、気長に待つより仕方ありませんね。

 

2011年9月23日 久し振りの様子見です

前の週の3連休は出かけてしまいましたので見に来ることが出来ませんでした。もうタンクはおりたかな・・工場を見ると、前からあったタンクの上に新たなタンクが。近づいてみると、それはまさに二つに切断されたトリニティのタンクでした。

横に切っただけではなく、縦にも切り込みが入っています。取り出すのに相当苦労した様子が分かります。で、肝心のガソリン漏れの場所は?ざっと見たところでは全然わかりませんでした。どうせピンホールのような小さな穴なのでしょうね。とは言え、こうやって切断したからにはタンクを修理するというプランは消えたわけです。ステンレスなどで新しくタンクを作ることになるようです。


ベイライナーのタンクが仲良く並んでいます。

ほぼ中央から半分に切断されています。

切断面です。結構アルミが厚いのがわかります。

エンジンルームのハッチを開けてみました。

床は切らずにタンクを切り刻んで取り出してます。

色が変わっているところが隔壁でした。

タンクはここにはめ込んでありました。

奥の青い配管は清水、黒いホースは汚水の配管です。大変な作業だったことがうかがえます。

タンクの上には板が張ってあって清水タンクと汚水タンクが乗っていました。切断面が見えます。

さて、床がそのままということはハッチの幅はタンクより小さいので、前と同じ大きさのタンクを作成しても入りません。もとのタンクは300リッターでしたが、湾口に出る時を別としていつも200リッターくらいで走っていました。重量を減らしたかったからです。ですので、200は少ないにしてもタンクを作るなら250リッターくらいでも構わないとは伝えてあります。また、積み込みが大変なようなら2分割してコック切り替えで使ってもいいとも伝えてあります。
さあ、パワーボートさんはどういう方法で修理してくれるのでしょうか?

2011年10月1日 出直しての様子見です

タンクに開いていた穴はわかったのでしょうか。気になったのでタンクを見に出かけてきました。船のほうは前回から作業は進んでいません。タンクを床におろして見せてもらいました。内側と外側から見ましたが、結局穴の場所はわかりませんでした。前に補修したところのようでもあり、そうでもないようであり・・少なくとも前回のようにはっきりとした腐蝕穴は見つかりませんでした。


タンクの後ろ半分です。

ここは前回腐蝕を修理した部分です。

タンクの内側を調べてみます。

ここはバールでこじって破れた部分です。

内側から見るとでこぼこですね。

こちらは盛ったアルミが突き抜けています。

こうしてみるとタンクの内部構造と断面の形状がよく見えます。

さて、このあとは修理方法を決めなければなりません。ハッチは切っていませんので今と同じ大きさのタンクは入りませんから、一回り小さなタンクを作って入れることになるのでしょうか?

 

2011年10月10日 さて困った・・

船の修理方法について相談したいと言われて見てきました。タンクの周囲のベニア板はFRPが被せてあるのですが、水が滲みて腐っているというのです。タンクを上から押さえている天板とタンク下の支えの板が確かに腐っているようです。対応策としてタンクを持ち上げて支える架台をステンレスで作るという方法とFRPで箱状の補強を作ってその中にタンクを入れる方法を見当しました。ステンレスの補強は、波でボートがたわんだときに接合部にストレスがかかって破壊される可能性があるということで一緒に変形するFRP方式をとることにしました。タンクはそのあとで一回り小さいものを作って入れ込むことになりそうです。かなり時間がかかりそうですが、仕方ありませんね。まあ、花見までには直ることでしょう。


ここは船底ではなく、その上に板がわたしてありました。黒い部分が水が染みこんで腐っています。

タンクの前のほうです。オイル混じりのビルジが溜まっていたのがわかります。

左舷側のベニアはそれほど腐っていません。

右舷のほうが腐りが広いです。

さて、来年は楽しいボートライフが送れるのでしょうか・・・・

2012年に続く

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