2014年1月26日 プチ修理
2014年です。
12月にエンジンをかけに行って以来でした。
この週末は気温もあがるということで、様子を見に行ってきました。外から見たところ問題はなく、バウのビルジも溜まってはいませんでした。オイルをチェックしてエンジンをかけます。
そうだ、前に仮止めしておいたシートバックを固定しておきましょう。一カ所につきボルト1本タッピングビス2本で固定されているのです。しっかりと締めて完了。
続いてスイムラダーのロックも付けておきましょう。これはラダーのラッチが弱くなって、水面に触れると引っ張られて外に出てしまって、水にあおられてしまうのを防止するように、ステンレスのロックを取り付けるものです。去年のうちに部品は買っておいたのです。

久し振りにやってきました。どこにも問題はなさそうです。よかった・・・ |

シートを取り付けます。 |

ボルトとタッピングネジの3本で固定されています。 |

助手席のシートバックが固定されました。 |

次はコクピットのシートです。こちらも完了。 |

このラダーが水流に引っ張られて出てしまいます。 |

そこでステンレスのロックレバーを取り付けました。 |
桟橋から腹這いになって身を乗り出してネジを締めていると、リトルオーションアのスタッフがカートを押しながらやってきました。「いや〜びっくりしましたよ。向こうからだと足しか見えなくて、誰かが倒れていると思って、救急車を呼ぶところでした。」ですって。
さて、次はコクピットのビニールシートの浮いているところを張り直さなくては。
2014年2月23日 チェック
もう2月も終わりです。
1カ月経ってそろそろ様子を見に行こうと思っていた矢先でした。係留所を管理する東京都の公園協会から「重要」というはんこを押した手紙が来ました。あれ、もしかして係留費滞納しちゃった?
怪訝に思いながら封を切ってみると、なんと桟橋に侵入者があったとのことでした。なので何か壊されたり盗られていないか調べてほしいということです。ちょうど船に行こうと思っていたところですから、早速午後に出かけてきました。土手の上からざっと見回すと・・・ん?別にフェンスが壊れた様子はありません。ゲートを入って、ずっと奥まで桟橋を往復してみましたが、フェンスも係留してある船にもこれといった異常は見つかりませんでした。
まあ、それはそれとしてトリニティには問題はなさそうです。それにしても汚いですね。雪が積もったあとの煤のあとが全体に残っています。よほど掃除をしようかと思いましたが、まだ風も水も冷たいので、もう少し暖かくなってからにしましょう。キャビンを開けると、うは、床にラックから落ちた書類が散らばっています。これは大きく揺れたようですね。バウのマットレスの上に積んであったシートも崩れています。
で、ビルジはどうかな?階段の下のハッチを開けてみると、やはり5センチくらい水がたまっていますね。電動のビルジポンプを動かし、そのあとは灯油ポンプでくみ出します。今日はこんなところかな。

デッキの床に煤の黒い縞ができています。 |

キャビンの屋根の上も真っ黒、ザラザラです。 |

左上の壁の書類ラックから落ちています。 |

ちゃんと積み上げておいたシートも崩れています。 |

雨水が5センチくらい溜まっていました。 |

ビルジポンプを回して汲みだしました。 |
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桟橋を歩いていたら、私のワンコリード式係留索回収機を見つけました。うふふ、真似してくれていたんですね。
2014年3月29日 船の掃除
ようやく暖かくなってきました。そろそろシーズンインですので船の掃除にかかりましょう。冬の間に煤がついて汚くなっていますので船体を洗いにやってきました。
水中ポンプに高圧洗浄機をつないでデッキを洗い流します。デッキの汚れはきれいになりますが、屋根にこびりついた煤の黒い点々は高圧洗浄ではなかなかきれいになりません。やはりクレンザーを振りかけてブラシでこするのが一番良いようです。そのあとを流水で洗い流します。
次は室内の拭き掃除です。ダッシュボードにも細かい砂埃がたまっていますので、ウエットシートできれいに拭き取ります。おや、コクピットの天井の照明にクラックが入っていますね。片方は触ったら劣化したプラスチックが割れてしまいました。仕方ないのでユニットを取り外して持ち帰り、補修することにします。
さて、最後に飲み物を入れ替えておきましょう。冷蔵庫とクーラーボックスの飲み物を見て賞味期限が過ぎているものを持ち帰ります。そして近くのディスカウントショップに出かけてビールyソフトドリンクを買い込んできました。

照明器具の角に割れ目が走っています。 |

もう片方は、ちょっと触っただけで割れました。 |

これだけの飲み物を買ってきました。 |
冷蔵庫の中のドリンクを全部入れ替えました。 |
いやあ、今日は風が強くて川も波だっていましたね。さて、これでいつでも走れますよ。最初の出船は花見でしょうか?
2014年4月5日 大横川
ついに桜の季節となりました。
今年は誰からも花見の提案はありませんでしたし、ゲストも集まりませんでした。それでもせっかく船の準備をしたので、一人でも出てみようかと思っていたのですがどうも天候が思わしくないようです。
昼食を終えて、船に行こうかと思っていたら急に空が暗くなって雲が広がりだしました。気温も下がり風が出てきたので結局あきらめて陸路で大横川に行って見ることにしました。

大横川の桜はまだ十分に咲いていました。天気も回復して、これなら船で見に来ればよかったですね。 |

今年も和船が出ていました。 |

この船の船頭さんは女性ですよ。 |

それにしてもいい天気になりました。残念至極です。 |

ここが和船の乗り場です。 |

乗船を待つ人の列が長く続いていました。 |

この船は予備なのでしょうか、繋がれたままです。 |

これにも船舶登録があるのですね。 |
一時崩れた天気はまた回復していい天気となりました。これなら船で来ればよかったですね。それにしても桜だけはたっぷりと楽しむことができました。
2014年4月13日 照明の修理
ようやく3月29日に外してきたコクピットの照明の修理に取りかかりました。なにしろプラスチックが劣化しているので、気をつけないとボロボロ崩れてきます。まずは枠の部分にエポキシ接着剤を使って裏から補強します。そして大きく欠けた部分もエポキシパテで成形して壁を作りました。これが完全に硬化したらサンドペーパーで成形して塗装します。
さて、硬化させている間に照明部分の作業をしましょう。もともとは12V5Wのウェッジベース電球ですが、これをLEDに置き換えましょう。ソケッットを外して、LEDチップが集積されたユニットをシリコンで固定します。配線を付け替えたら完了です。最後にチップは白色なので、照明の色が蛍光灯みたいな昼光色ですからマジックインクでちょっと赤を差して電球っぽい色にしておきましょう。黄色いゼラチンシートもしくはセロファンを入れると簡単ですね。

ちょっと触っただけで割れた照明を直します。 |

完全に割れて、しかも3センチくらい欠けています。 |

接着剤で全面的に補修します。 |

電球のソケットは取り外しました。 |

電球のソケットを外してLEDのユニットをシリコンで固定します。 |

LEDのモジュール周囲に赤い色をつけました。 |

その結果、赤っぽい色が出るようになりました。 |

エポキシパテが固まりました。 |

サンドペーパーで形を整えました。 |

ハウジングを塗装しました。 |

光源と塗装したハウジングを組み付けて完成です。 |

透明なOHPシートに黄色くプリンタで印刷しました。 |

それを着色フィルターとして使います。 |

シートを丸く切ってLEDモジュールとレンズの間にいれたらいい感じの色になりました。修理完成! |
2014年4月26日 照明の取り付け
いい天気です。船に作業に行きましょう。
ところが午後になって南風が強くなりました。桟橋では川面がチャプチャプ、船も桟橋もグラングラン揺れています。場合によってはちょっとクルージングなんて思っていましたが、それどころではないですね。揺れる船内で天井の照明だけ取り付けます。
光源を電球からLEDに変更しましたので、配線には極性があります。プラスとマイナスを仮配線で確認してからちゃんとつないでテーピングします。

ライトの点灯を確認します。これが正しい極性です。 |

配線を決めてテープで絶縁します。 |

コネクターをつないで本体を固定します。 |

フィルターを入れてカバーを付けて完成です。 |
2014年4月29日 トリニティ始動!
ゴールデンウィークが始まりましたが、今年は潮干狩りには不適な潮周りです。
仲間からのBBQの誘いもないですし、何より天気予報では雨となっていました。前日になって雨は夜からで日中は曇りで済みそうという予報に変わりました。これはシーズン初の潮干狩りに出られるかも?あとは風次第ですね。
さて、朝になりました。穏やかです。ちょこっといってみましょうかね。BBQがなくても結構、アサリが採れなくても結構、潮風を吸ってブワアッと走らせることができればいいや、と出かけました。船橋港の干潮は10時50分と早いです。9時半に出船して10時半に現地に着きたいですね。
三枚州にはたくさんの船が出ていました。東京湾も穏やかです。ディズニーを過ぎたら左転舵方位90度、3750回転速度21.5ノット、水温良し、油圧良し、燃料良し!トリム修正、蹴り上げちょい・・・・きゃほほ〜海だあ〜いやあ、久しぶりのクルージングです。
ほぼ平らな海面を、幕張のビルは見えませんが浦安の海岸を横に見て東進します。市川航路から出てくる貨物船をかわして若干沖だししてから船橋航路に入ります。貝殻島には6艇くらいがビーチングしています。一番奥に船を着けて、ありゃ、はしごを持ってくるのを忘れました。久しぶりだとこういうことです。ともかく船から椅子とクーラーボックスを降ろして一休み。
さて、今年のアサリはどうでしょう?やはり全然ダメかと思ったそのとき、とある場所でいきなり大粒の2個が見つかりました。さらにひとかきでまた1個。ここはいますよ。結局2メーター四方のエリアでそこそこの量が採れましたが、その外側には全然いないのです。面白いですねえ。1時間半で夕食に十分のアサリが採れました。
12時半、東の風が強くなってきました。これが南に変わる前に帰るとしましょう。潮干狩りをしていた人もぞろぞろと引き上げて行きます。

曇り空ですが、久しぶりに見る航跡の美しいこと。 |

エンジン回転3750回転、21ノット。快調です。 |

10時40分、いつもの三番瀬に到着しました。 |

とりあえず1杯。う〜ん来てよかった。 |

そこそこの船が来ていますよ。ですが、島でテントを張ったりBBQをしているグループはいません。 |

相変わらずかなりの人が来ていますね。 |

二人で1時間半でこれだけ採れました。ホンビノスは小さいのだけ採って大きいのは捨てました。 |

元気なアサリがビローンと吹管をのばしています。 |

ボンゴレビアンコを作ります。 |

わはは。山盛りのアサリが入ったスパゲティとなりました。 |

こちらは大粒のアサリだけ選んで作った酒蒸しです。どうです!この中身のぷっくりとして大きいこと。 |
帰りも穏やかなクルージングでした。使用燃料は52リッター。波がなかったので非常に消費が少なくて済みました。
帰宅して、砂抜きをしたアサリで酒蒸しとボンゴレスパゲティを作りました。久しぶりの三番瀬のアサリ、美味しかったです。もう一度くらい行きたいなあ・・・
2014年7月13日 お掃除!
ゴールデンウィーク以来、エンジンをかけに何度か来ましたが船を出してはいませんでした。
今年も花火に出る予定ですし、船もかなり薄汚れてきたので掃除をしましょうかね。今日は曇って日差しも強くないので作業日和です。
まずは船体にぽつぽつと付着している煤を洗い流しましょう。クレンザーでデッキブラシをかけ、汲み上げポンプの水で洗い流します。
次はキャビンのビルジの排水です。このために電動の灯油ポンプを買ってきました。ただ、先端が三つ又になっているので浅い水だと吸い上げられません。そこで3つの脚の部分を削り落としました。これでかなりのところまで電動で排水できます。
次は拭き掃除。コクピットの上に黒いカスみたいなものがいっぱい落ちています。ああ、これが原因ですか。日除けのシルバーシートの縁の布が太陽光で劣化してボロボロになってしまったのです。
最後にキャビンをざっと整理して・・・・書類入れも・・・ありゃりゃのりゃ、船検が切れてる!!!
そういえば4月ごろになんか来ていましたねえ、通知が。すっかり忘れていましたよ。それにしても今日気がついてよかった、今から手続きをすれば花火までに船検を受けることが出来そうですからね。

クレンザーでデッキをゴシゴシ。いやあ、ずいぶん汚れていましたね。 |

川の水を汲み上げて洗い流します。 |

はい、きれいになりました。 |

これが灯油用の電動ポンプです。 |

この3つの脚を削り落としました。 |

日除けの縁の黒い布がボロボロになって剥がれ落ちています。1年しか持ちませんね、これ。 |

げげ!7月10日で船検が切れているではありませんか、これは大変。 |

検査にそなえて救命胴衣などを出しておきます。 |

信号紅炎の有効期限もあと1年ありました。 |
帰宅してすぐに3ヶ月前に到着していた封筒を引っ張り出し、申請書類を書きました。ネットで調べると、7月の検査日は16日は近すぎて無理としても23日にあります。それならば数日で新しい検査証がもらえるでしょうから、8月2日の花火には十分間に合います。
2014年7月14日 船検の申請
たまたま今日は休暇をとっていたので、バイクで新木場の日本船舶検査協会まで直接書類を持参することにします。途中で郵便局に寄って、検査料24300円を振り込みます。検査教会の建物は新木場駅のそば、木材工場団地の中にあります。2階に上がって書類を提出すると、「はい、では23日ですね、前日に確認の電話が入りますから。」とすみやかに手続き完了。
2014年7月23日 船検を受けました
前日の電話で検査は朝8時からとなりまし た。
遅れてはいけないので、朝7時に家を出てバイクで係留所に向かいます。あと500メーターで着くというところでストトンとエンジンが止まりました。もしやと思って下を覗くと、案の定チョロチョロとガソリンが路面にこぼれています。これ、チョイノリの持病とでもいうべき不具合で、キャブレターのドレンボルトが振動で緩んで脱落してしまうのです。とりあえず燃料コックを閉めて漏れを止めて、バイクを押していきます。近くでよかった、これが家を出てすぐだったら検査に遅刻ですよ。とりあえず先に検査を終わらせてからバイクをどうにかしましょう。
7時45分に船に着いてエンジンをかけ、備品を再チェックして検査員の到着を待ちます。8時、検査員2名が到着して、検査の開始です。「整備記録を頂いていますから、エンジンはかけなくても結構です。じゃ、ラッパを鳴らしてください。」「はい、プヮァ〜」「オッケーです。では航海灯を点けてください」という感じで順調にチェックシートに印がついていきます。
「はい、これで合格です。検査証と船検手帳を預かります。新しい検査証は着払いで送りますからね」「どうもお疲れ様でした」というわけで、約15分で無事検査終了。
さて、今度はバイク です。
足を乗せるステップカバーを外すとキャブレターが見えます。写真の左の黒くて丸いのがエアフィルターで中央がキャブレターです。リアのホイールカバーを外すとキャブレターとエアフィルターを後方に引き抜くことが出来ます。
キャブレターをひっくり返すと、やはりドレンボルトがなくなっています。さて、どうしよう?ボルト自体は6ミリなのですが、ピッチが細かいのです。船にあるISO規格の6ミリボルトはピッチが1ミリですから合いません。でも、要はガソリンがもれなければいいのですから、シリコンを塗りこんでねじを締め、きつくなったところでボルトの周囲にもシリコンを塗って緩み止めにします。
これでコックを開いてエンジンをかけ、しばらく回して漏れがないことを確認します。よしと・・これでまた走れるようになりました。
バイクが直ったので、それでは花火のために飲み物の用意をしておきましょう。アルコールは前回買っておきましたが子供が二人乗る予定ですから、ソフトドリンクにジュース類を増やしておきます。さあ、あとは花火を待つだけ!
2014年8月2日 戸田花火2014!
いい天気です。暑い一日になりそうです。
今回の花火には日ごろお世話になっているゲストが乗船します。沼津からウニが好きなゲストもいらっしゃいます。なので食材をグレードアップしようと朝6時に築地に出かけました。
まず狙うのは塩水ウニ。中国じゃなくて北海道のものが欲しいのです。あとはカニ、それも花咲ガニがあれば最高ですね。塩水ウニはありましたが、花咲は見つからないままいつもの貝の店「宇田政」へ。ホッキ、いいのがありますねえ、色が黒いから北海道産でコロンと丸くて大きい、これは絶対うまいでしょう。値段はちょっと高めですが、それだけモノがいいということでしょう。6個買いました。そしてサザエ・・・こっちのサイズがいいですね、これも頂戴。あとは・・・磯つぶもありますね、突き出しで使いましょう、1キロください。あとは何が要るかな?活タコだ、サラダ用の。これはどうでしょう、しっかりとして今切ったばかりのようです。大きさも手ごろです。さあ、帰って仕込みをしましょう。
8時半、調理開始です。
いつものようにチキンを下ごしらえして味付けをしておいて、カニ玉から作り始めます。タコをゆでて冷水につけサザエも加熱します。その後は野菜ですね。おっと、11時を過ぎました。魚勝に行く時間です。ここではホタテにバナメイえび、玉子豆腐などを買います。
ということで、今回のメニューは;
・塩水ウニと玉子豆腐
・ナンチャッテかに玉
・磯つぶ煮付け
・タコとミズナのしゃきしゃきサラダ
・ホタテとバナメイえびのバジル炒め
・ホッキの炙り
・サザエのつぼ焼き
・ウンパイロー
・スパイシーチキン
・焼きうどん
となりました。
3時過ぎには調理が完了し、電車で係留所に向かいます。最寄の駅で冷たい飲み物と氷を買って、ゲストの到着を待ちました。タクシー2台で係留所に着いたら出航準備をして出発です。
このように急ぐのは、ちょうど上げ潮にかかっているので早く出ないとまた例の「平和橋」が通れないからです。読みがぴったりあたって、行きでは50センチの余裕で橋をくぐることが出来ました。そして荒川をさかのぼって約1時間、現場に到着しました。
かなりの船が集まっているところを一番左を抜けるようにして先頭のブイのそばにアンカリングしました。ここでハプニング。なんとバウのダンフォースを投げようとしたら手元にシャフトが残って鍬の部分だけ飛んでいってしまったのです。幸い、尻アンカー用のフォールディングのほかに前の古いダンフォースも持ってきていたので、その2つで船を固定することが出来ました。
宴会を始めてしばらくした午後7時10分、カウントダウンの後に打ち上げが始まりました。はあ・・・今年もこれを見られましたね。

焼きうどんの作成中です。 |

料理が出来た分からパックしていきます。今年は6人前。 |

今日のホッキは特大サイズです。うまいぞぉ〜 |

串を打って塩を振り、日本酒をスプレーしておきます。 |

宴会の開始です。ナンチャッテかに玉、塩水ウニと玉子豆腐、磯つぶ、たことミズナのサラダです。 |

ホッキの炙りは船内で調理するのです。 |

花火大会の開始です。 |
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中休みなので肉コースにうつりました。まずはウンパイローです。このあとはスパイシーチキン。 |
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さあ、フィナーレです。 |
今年も上空には西風が吹いていて煙をきれいに吹き飛ばしてくれましたから、いい花火が見られました。ゲストも大喜びだったようです。料理もとても評判がよくて、苦労した甲斐がありました。
さて、帰りましょう。実は満潮を8時に過ぎたばかりで10時現在の平和橋の高さがぎりぎりなのです。とりあえず幸運を期待して中川に入ってみました。ゆっくり近づいて、ゲストに高さを見てもらいます。行けそうですか?そろそろと進んだときに、ぐわっと船が持ち上がりました。その瞬間、屋根のほうからグシャッと何かがつぶれる音がしました。ホーンか・・・残念、波の分だけ高さが足りないようです。バックして荒川に戻り、河口から葛西臨海公園を抜けて帰ってきました。
ということで、桟橋に戻ったのは11時近く。使用燃料は120リッターでした。
今年も花火を楽しむことが出来てよかった。あと何回見られるでしょうか?
2014年8月31日 作業あれこれ
さわやかないい天気です。船に作業に行きましょう。
最初はアンカーの交換です。じつは花火のときにアンカーを打って効かなかったのでもう一度打ち直した際、なぜか先の三角の部分だけ飛んでいって手元にはシャフトだけ残ったのです。そこでネットで7キロのアンカーを購入しました。チェーンとアンカーの接続はシャックルなので入れ替えは簡単です。このアンカー、前のものよりちょっとだけ大きいようでバウのロッカーに入れるのにこつがいります。ロープを寄せてシャフトから先に入れてやってうまく収まりました。
次も花火の後始末。行きは七曲がりから平和橋をくぐれましたが、帰りは満潮が8時で戻ってきたのが10時。くぐれるかどうかぎりぎりです。ゆっくり近づいてなんとか行けるか、と思った瞬間に波でぐいっと船が持ち上げられて、上の方からグシャッという音が聞こえました。ルーフに取り付けてあるホーンが橋桁にぶつかったようです。しかたなく離脱して、河口から臨海公園を回って帰ってきました。で、そのときに変形したホーンを取り外します。2連のホーンのうち片方はちょっと曲がったのを直すだけですみますが、もう一方の方はどうでしょう?音は出ますのでうまくたたいてやれば実用上問題ない程度には修復できそうです。直すのは後にして、とりあえず今日は外すだけ。
さて、次は流量計の電源にDC-DCコンバーターを挿入します。
これまで、エンジンをかける際に電圧が下がって流量計の数字が狂ってしまうので、ダイオードとニッカド電池をつかって電圧低下を防止していました。それをDC-DCコンバーターで解決するのです。これ、最近のアイドリングストップの車で使われている、エンジンが再始動するたびにカーステレオやナビの電源が途切れるのを防止するために、DC-DCコンバーターで別の12ボルトの安定した電源を供給する技術の流用です。一番の特徴は入力電圧よりも高い電圧を作り出せることです。これによってバッテリー電圧が10ボルトになっても流量計には常時13.5ボルトが供給されるようになりました。(詳細はこちら)

そして今日のメイン作業は、サーモスタットの点検です。
実は花火のときに気がついたのですが、最近水温が上がるようになったのです。3000回転くらいまでは正常な173度ぴったりなのですが、3500-4000回転にするとジリジリと水温が上がって180度を超えるようになったのです。摂氏だと85度くらいですね。ということは冷却が追いついていないわけです。考えられる原因は、ひとつはサーモスタットの開きが悪いかゴミが詰まっていて冷却水の流れが悪い、もうひとつはインペラがへたって冷却水そのものが足りない・・・インペラ交換には上架してドライブを降ろさなければいけませんから、まずはサーモスタットを調べましょう。
エンジンからサーモスタットハウジングを外します。おえ〜すごい。サビがこびりついて真っ赤です。掃除したらきれいになりました。さて、これをお湯につけてみましょう。開弁温度は160度、つまり摂氏70度です。大丈夫、ちゃんと開きますね。ということはやはりインペラのようです。やれやれ。
最後は、最初の頃に買ったLEDの室内灯の白色を電球色に近づけるために、黄色のフィルターを入れる作業です。ちょいちょい、と終了。

これがネットで購入したアンカーです。きれい! |

シャフトだけになった古いアンカーと入れ替えます。 |

橋桁にぶつかってつぶれたホーン。 |

こちらの方が直すのに手間がかかりそうです。 |

これがDC-DCコンバーターです。こんなに小さくても12V2アンペアの電気を供給できます。 |

クランキング中のバッテリー電圧です。 |

コンバーターの出力電圧はまったく変化しません。 |

取り外したサーモスタットハウジングです。どこもかしこも赤錆におおわれています。 |

中央にあるのがサーモスタットです。 |

サーモスタットのホルダーを引き抜きました。 |

サーモスタットが外れました。真っ赤です。 |

サビの膜を落としてピカピカになりました。 |

サーモスタットの作動を調べるためにお湯と温度計を準備します。 |

60度ではサーモスタットは開きません。 |

温度を上げるとこのとおりしっかりと開いています。 |

きれいに掃除したホルダーとサーモスタット、それにハウジングです。 |

サーモスタットを元に戻しました。 |

玉っころも掃除して組み付けました。 |

エンジンに戻して試運転。水漏れのないことを確認します。 |

フィルターを丸く切って入れてカバーとLEDの間にはめ込みます。 |

こちらがオリジナルの白色LEDの光の色です。 |

電球色になりました。ティッシュの色が違います。 |
2014年10月4日 台風対策
猛烈な強さの台風18号が接近しているそうです。
フェイスブックで浦賀のヴェラシスが台風対策を始めたのを読んで、念のため私もやっておこうと船に行きました。ついでに給油して、DC-DCコンバーターの電源の固定もしておきましょう。

バウの舫を2本にしました。 |

中央のクリートからも桟橋につなぎます。 |

これで大丈夫でしょう。 |

このところガソリンが安くなっていていいですね。 |

携行缶2つで40リッター、今日は2ラウンドします。 |

桟橋二タンクを置いて直接給油しています。 |

DC-DCコンバーターに放熱器をつけて、ステアリングのギアケースに固定しました。 |
これで台風も大丈夫でしょう。それはそうと、インペラの交換もやらなきゃ。ホーエイさんに電話しますかね。
2014年10月19日 ホーンの修理
いい天気なので船に作業をやりにやってきました。
前回取り付けたDC-DCコンバーターの5V電源を供給するICをより容量の大きなものと入れ替えました。そして花見のときに橋桁にぶつけたホーンのうち、程度の軽い方を修理します。ラッパの開口部が四角くなって、管の部分が真ん中でくにゃっと曲がっています。またサポートがつぶれて歪んでいます。これらを修正するのに役立ったのが、桟橋に放置してあった古いアンカーです。サポートの曲がったところはアンカーのクワ部分に挟んでトンカチでたたきました。また、管の曲がった部分はこれもアンカーの鉄棒にさし込んでつぶれたところを膨らませて少しずつまっすぐに延ばします。開口部もコンクリートの護岸やクリートを金床代わりに使ってたたいて直しました。

つぶれたホーンのうち修理しやすい方です。サポートも歪んでいます。 |

アンカーの平らな板の部分に差し込んで叩きます。 |

サポートがもとの形になりました。 |

鉄の棒を管に差し込んで折れ曲がりを修正します。 |

クリートも使って延ばします。 |

屋根に戻しました。曲がった後のしわの部分は向こう側に向けて、見えないようにしておきます。 |
これでちょっと見はわからなくなりました。もちろん音はかわりません。さて次はもう一本の方を直すとしましょう。
2014年11月2日 ホーンの修理その2
花見のときにつぶれた2つのホーンのうち、程度の重い方の修理にかかります。
こちらはラッパの管の部分が中間と根元の振動版のそばの2箇所で曲がっています。鉄の棒では中間の折れ曲がりは修正できますが、根元のつぶれたところは直せません。管を切断してまっすぐな部分でつなぐことにします。切断といってもせいぜい2センチくらいですから、音にはほとんど影響はしないでしょう。つないだところはエポキシの接着剤で固定してやります。
開口部や後ろのカバーなどつぶれて歪んでいるところは分解してから木片を台にして少しづつトンカチでたたいて修正しました。
修正が終わったら組み立てて、実際に音を出しながら振動板の調整をすれば修理の完了です。

バラバラに分解しました。電動ノコを用意しました。 |

管の変形した部分を電動ノコで切断しました。 |

管を差し込んで、開口部に叩き込みます。 |

周囲をエポキシパテで補強します。 |

裏側からも確実に補強しておきましょう。 |

ホーンの先端もエポキシの接着剤で取り付けます。 |

これで音の出口が完成しました。 |

振動板をのせて位置を合わせます。 |

歪みのない音が出るよう調整ねじをまわします。 |

これで修理完了です。 |
ホーンの修理はこれでおしまい。
さて、次はインペラだなあ・・・
2014年12月5日 ホーンの修理その3
花見のときにつぶれたホーンの2本目を取り付けました。ラッパの管の部分がまだ少し曲がっていますので、完全にそろってはいませんがとりあえず2連ホーンとして鳴るようになりました。
続いてバウのビルジを抜きます。ポンプが働くくらいの水深になっていましたので手動ポンプで汲みだしました。
最後はドライブの清掃です。あげてみると一部にフジツボなどが付いていましたのでデッキブラシでかき落としました。エンジンも5分くらいまわして、これでメンテナンスは終了です。今日は大潮ですね。桟橋の高さが違います。そして水面も鏡のようになっています。週末から寒くなるようですが、簡単にメンテナンスをすることができました。

2本目のホーンを元に戻しました。 |

5センチくらいビルジが溜まっていました。 |

大潮なので水面が上がっていますね。 |

ドライブをあげたらフジツボがついていました。 |

こちら側にも付いています。 |

デッキブラシできれいにかき落としました。 |

穏やかな水面です。さて帰るとしましょう。 |
2014年12月27日 カワハギ釣り
船仲間からお誘いがあって久しぶりに釣りに出かけました。日記を見てみると、2011年1月にベラシスから出たのが最後の釣りでした。
当初はイカ釣りの予定でしたが、北風が強くて無理そうなのでカワハギに変更です。沖に出てみると一面にウサギが跳んでいますね。城ヶ島の島影に入って風の弱いところで竿を出しますが、当たりもよくわからないコンディションです。それでもなんとか2匹釣り上げることができましたが、結局4人で船中9匹という渋い釣果でした。
マリーナに戻って後片付けをし、途中でラーメンを食べて帰宅。釣りは楽しいけれど潮をかぶった衣類や道具の後始末が大変ですね。2匹のカワハギ、片方は肝がやせていましたが両方あわせてちょうど良い肝和えができました。

6時半、日の出となりました。 |

出船の準備もそろそろ完了です。 |

さて、出発。 |

いい天気ですね、日の出です。 |

うひぃ〜風が冷たいです。 |

左は城ヶ島、富士山がきれいに見えます。 |

風裏を求めて移動します。 |

やった、ついにカワハギを釣り上げました。 |

寒いのと渋いのとでお昼で早あがりしました。 |

上の写真と較べると潮が引いているのがわかります。 |

ここがバースです。いい環境ですね。 |

お昼のラーメンセットはこのボリュームでびっくり。 |

上のカワハギはお腹がやせていますね。 |

カワハギの肝和えができました。 |
いやあ、寒かったけれど久しぶりに釣りを楽しませてもらいました。良いポジションを譲ってくれた船仲間に感謝です。
2014年はこれで終了です。また来年もよろしくお願いします。
2015年に続く
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