8月9日(火)第3日目
いい天気です。気温は20度でややひんやり。今日は最初に昔住んでいたアパートを見に行きます。リングを南下してテレビューレンの森を越えたら右折して、数キロ走ったところがウォーターマル・ボワッフォー地区です。この辺はほとんど変わっていませんね。アパートも昔のまま、周囲の木々が伸びたくらいでしょうか。2歳の息子を遊ばせた公園もそのままです。自分たちが住んでいた部屋もわかりました。アパートの名札を見てみました。日本人の家族は見当たりません。私の後任は違うところに住んでいるようですね。 昔はこのアパートに3家族、日本人がいたのですけども・・・写真を撮って、市内に向かいます。
入り口の案内板は昔のままです。 |
3つ並んだ棟の真ん中が私達のアパートでした。 |
さあ、玄関に行ってみましょう。 |
玄関前で記念撮影です。 |
中も全く昔のままですね。 |
公園の池に降りてきてみました。 |
「20年前、ここであんたを遊ばせたのよ」と母。 |
で、あそこが私達が住んでいた部屋です。 |
一番左が寝室、隣が子供部屋、台所、そして右端がリビングです。 |
次にやってきたのは、サンカントネールにある王立軍事博物館です。
ここはありとあらゆる戦争の道具を展示してあり、銃や鎧だけではなく飛行機や戦車もそのまま展示されています。これで無料ですから、男の子にはイチオシの博物館です。入り口で大阪からやってきた日本人の一家と一緒になりました。お節介ながらこの博物館の見所を説明してあげました。あ〜やはり飛行機の展示はすごいですね。F16もあればミグもある、古いDC-3もあれば今は懐かしいサベナのライトブルーに塗装されたカラベルというジェット旅客機がそっくりそのまま空中に浮かんでいます。戦車のコーナーもすごいですね。第1次大戦で使われた初めての戦車もあれば、私たちの世代がプラモデルで作った第2次大戦のアメリカのシャーマン戦車にドイツのティーゲル戦車もあります。わかる人にはわかる、そんな知識を持ち合わせない私にはただただすごいのひとことしかありません。
これがサンカントネール=50周年門です。 |
ここが軍事博物館の入り口です。 |
軍服や銃、鎧などの展示館です。 |
ここには第1次大戦の展示物があります。 |
これが第1次大戦で使用された、世界最初の戦車です。 |
さあ、航空機の展示館にやってきました。広い! |
サベナ航空が実際に使っていたカラベルという旅客機です。これはすごい! |
お?ゼロ戦・・じゃないよね。 |
これはF16ではないのかな? |
ヘリコプターも本物です。 |
あ、これ、見たことある。 |
中庭に並んでいるのはいまにもエンジンがかかりそうな戦車です。 |
う〜む、すごい迫力です。 |
これはベルギー軍のM41戦車です。 |
続いて向かったのは旧市街の中心であるグランプラス。
以前はわりと簡単に路上駐車するスペースが見つかったのですが、あれから25年、車も増えたようでどこにも空きスペースが見つかりません。そこで地下の駐車場へ。ほう、構造自体は昔のままですが近代化されていますね。どこに空きスペースがあるか数字で表示する、わかりやすい案内システムが導入されています。しかも個々のスペースに車があるかないかも天井のランプですぐにわかります。これは良く考えられていますね。これがあるおかげでうろうろ駐車場内を勘を頼りに走り回る必要がありません。
すんなりと車を止めて地上に上がります。目の前の路地を抜けるとそこがレストラン街です。お昼を個々で食べましょう。観光客相手の店がたくさん並んでいます。昔来たことがあるステーキレストラン探したのですが、なくなってしまったのか見つかりません。そこで表に出ているランチの看板をみて手ごろなところに飛び込みました。私はムールのセットをもらいましたが、う〜んこれは確かに観光客向けのレベルです。ビールはもちろん美味しいですけどね。
どうです?一目でどっちに行けばいいかわかりますね。72は空いている台数です。 |
まあ、この辺までは日本でもやっています。 |
でも、これがないのですよね。 |
なんと、ふさがっているスペースには赤ランプが点いていて遠くからでもわかります。 |
レストラン街にやってきました。 |
こんな風にランチの看板が並んでいます。 |
この店でお昼を食べることにしました。 |
最初にポタージュが出てきました。 |
表を観光客がたくさん歩いていきます。 |
これは前菜のエビの炒め物です。 |
これも前菜のコロッケです。 |
私が選んだムールのワイン蒸しです。 |
息子が選んだのはステーキ。 |
ママの選択はヒラメのクリーム煮でした。 |
デザートのワッフルです。 |
食べ終わってレストラン街を抜けると、そこがグランプラスです。 もう百回は見ている場所ですが、いつ見ても美しい広場です。お約束のワッフルを食べて、小便小僧の銅像を見て・・・懐かしい小路をあちこち歩き回ってしまいました。何かのお祭りでしょうね、ブラスバンドと人形の行進もありました。 続いて行ってみたのは世界で一番古いアーケードです。きれいなガラス張りの天井の下に一流のブランドの店が並んでいます。
グランプラスにやってきました。 |
「王の家」と呼ばれる建物です。 |
特徴のあるギルドハウスが並んでいます。 |
世界で一番美しい広場といわれるのもわかりますね。 |
これは「ブラバン公の家」と呼ばれる建物です。 |
花の市が開かれていました。 |
この銅像を撫でると良いことがあるようです。 |
ブラッセルでも有名なワッフル店です。 |
これは粉砂糖だけのワッフル。 |
プレーンと2種類食べ較べてみます。 |
かの有名な小便小僧(マヌカンピス)です。 |
世界一の衣装持ちだそうです。 |
思ったより小さいでしょ? |
これは・・・悪趣味だと思いませんか? |
ビール専用のグラスが売られています。 |
グランプラスに不思議な人形があらわれました。 |
グランプラスの外にやってきました。 |
津野洋子通り?こんなのあったかな。 |
ここが「世界で最初のアーケード」です。 |
見事なガラスの天井をみてください。 |
ショーウィンドウの展示もしゃれています。 |
ここには一流の店ばかりならんでいます。 |
ここにも人形が出てきました。 |
そのあとは、北駅のそばで美容院をやっている日本人の友人を訪ねました。ご主人はベルギー人で美術学校の先生だったのですが、今はリタイアしてヨットを買って楽しんでいるとか。久しぶりに昔話に花を咲かせ、楽しいひと時を過ごしました。
夕食は海鮮レストランが集まっているサンカトリーヌ教会地区へ。昔よく行っていたオマール料理が専門のレストランがあるのです。以前なら簡単に車を止めることができたのですが、ここでもなかなか空いているスペースが見つかりません。何度も周囲を回ってやや離れたところに駐車スペースを見つけました。もちろん無料です。お店の名前は「クルタクス」、2軒の家をぶち抜いたような中の造作は昔のままですね。私の好みの「ミュスカデ」という白ワイン(23ユーロでした)をもらい、食べたのはトマトクリームソース、ホワイトソース、それにガーリックバターの3種類です。値段は料理方法にかかわらずオマールのサイズで決まります。我々が選んだのは「中」サイズ、これで44ユーロ、日本円にして約5000円です。
美容室で昔話をしています。 |
ここが彼女たちの「屋敷」です。 |
夕食にやってきました。 |
奥の正面が聖カトリーヌ教会です。 |
オマールのガーリックバターグリルです。 |
こちらはトマトクリームソース煮です。お米もかかっています。 |
野菜とホワイトクリームソース煮込みです。 |
さあ、いただきましょう!むふふふ。 |
ウン、ソースが美味しい。 |
ヘヘへ、この爪が美味しそう。 |
はい、これも食べてみて。 |
お皿をとりかえっこします。 |
おお、これは・・ウマイ!! |
しっかりと食べ終わりました。 |
ここが食事したレストランです。 |
周囲にはレストランばかり。 |
美味しいオマールを堪能して、夜のブラッセルの街を一巡りしながらホテルに戻りました。
翌日はブラッセルをでてフランス、ドイツ、スイスを回ります。
簡単に荷物をまとめて眠りにつきました。
8月10日(水)第4日目に続く
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