8月11日(木)第5日目
今日も晴天です。田舎道を北上して、世界遺産に登録されているストラスブールの旧市街へ向かいます。
ここは旧市街の周囲をイル川が取り巻いているのですが、向こうへ渡る橋がなかなか見つかりません。どこの旧市街もそうですが、道が細くて駐車場が少ないはずなので、外側に車を止めて歩いて中心に向かいます。家の隙間から見えるノートルダム教会の塔(高さが142メーターもあります)が目印です。俗に「赤い教会」といわれるように、建築に使っている石自体が地元の赤っぽい砂岩だそうで街のどこからでもひと目でそれとわかります。いやあ、高いですねえ・・まさに天を突くゴシック建築の代表作といえましょう。
ここに来るのは2回目です。前回は24年前、息子をベビーカーに乗せてこの広場で写真を撮りました。それからストラスブールの名物のソーセージを食べたはずです。この教会には有名なからくり時計があります。12時半になるとからくりが動くところを見られるというのですが、そんなにゆっくりしている時間はありません。写真だけ撮っておきましょう。時計の扉が開いて人形が見えますね。この人形は人間の一生を表現しているのだそうです。表の広場で土産物屋を覗いて商店街を通り、車のほうに戻ります。この建物に特徴がありますね。木組みと漆喰の家はアルザス地方独特のもので、大切に保存されています。
これがイル川です。右に見えているのがストラスブールの旧市街です。 |
こんな風に旧市街のあちこちからノートルダム教会の尖塔が見えるので、迷うことがありません。 |
確かに「赤い教会」と呼ばれるのはわかります。 |
それにしても高いですねぇ。141mあるそうです。 |
なんとも美しいパイプオルガンですね。 |
これが有名なからくり時計です。 |
この人形が人間の一生を表現しているそうです。 |
文字盤の造作も見事です。 |
この柱の彫刻が見事です。 |
この天井がきれいですね。 |
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ここのステンドグラスも美しいです。 |
これがこの辺りの典型的な建物です。 |
これも古そうですね。 |
アーミーナイフはスイスのお土産なんですけど・・ |
なぜか怪しげな手裏剣があります。 |
商店街の建物がまた風情があるのです。 |
この看板、面白いですね。 |
これ、きれいですね。 |
この看板、面白いですね。 |
これ、きれいですね。 |
この看板、面白いですね。 |
これ、きれいですね。 |
この看板、面白いですね。 |
ここからも教会の尖塔が見えます。 |
これがこの地方独特の建物です。 |
あら、いつの間にかお土産買ってる。 |
これ、木で出来た屋根瓦です。 |
とある建物の入り口にありました。 |
イル川の向こうに教会が見えます。 |
この鉄の橋はなかなか趣があります。 |
この景色も良いですね。 |
変わった建物が見えました。 |
川岸にはボートショップもありました。 |
市内を走るモダンな電車です。 |
さて次に向かうのはドイツのフライブルグです。ストラスブールの町を出てすぐにライン川を渡ると、向こう側がドイツです。速度制限のないアウトバーンを、160km/hで走ること約1時間、フライブルグにつきました。
この街は旧市街への車両の進入が制限されています。気温も上がってきたので岩山の中に作られた駐車場に車を止めました。この街は何度も来たことがありますので、大体の地理は覚えています。まずお昼を食べましょうね。商店街の路地を入って、座れそうな店を探しますが、天気がいいのでテラスは一杯です。室内のほうが空いているので、サンドイッチ屋さんに入りました。メニューは英語でも書いてあるので乏しいドイツ語を搾り出さなくても済みました。
食べ終わったらミュンスター教会へ行きましょう。というのも、この教会前の広場には市がたったり屋台が出ていたりするのです。そしてそこには当然ドイツのソーセージ屋台もあるはずなのです。実は前回ここに来たときに美味しいソーセージを食べたのです。さあ、ありました。あの時と同じ店ではありませんがソーセージを売っているおばちゃんがいます。「ブラットブルスト(太い白ソーセージ)とボックブルスト(細い赤いソーセージ)を1本ずつ頂戴な、玉ねぎ付きで」やったね!焼きたてのソーセージをパンにはさんでもらって両手に持ち、パンからはみ出したソーセージをガブリ。あはぁ、美味い!これを食べるためにわざわざドイツまで来る価値があるというものです。そうしてこんなシンプルなものが日本で作れないのでしょうねえ・・・
ドイツでの買い物も楽しいのですが、今回はあんまりゆっくりしている時間がありません。そうだ、すこしマルク・・じゃなかった、ユーロの現金を補充しておきましょう。銀行を見つけて日本円から両替します。それにしても便利になりましたね。前回の旅行ではユーロになる前でしたから、フランスフラン、ドイツマルク、スイスフラン、ベルギーフラン、オランダギルダーと5種類のお金が財布に入っていました。紙幣はともかく硬貨はじゃまですから、国を出る前にスタンドで燃料をいれて端数を手持ちの硬貨で使い切るようにしたものです。それが今回は駐車代だとか、飲み物代、昼食代などで逆にある程度小銭をたくさん用意しておく必要があったくらいでした。
さあ、ドイツに入りますよ。 |
これが国境のライン川です。 |
マクドナルドがありました。 |
速度無制限の道路を一路フライブルグへ。 |
フライブルグの市内電車です。 |
さあ、お昼です。 |
これ、ソーセージサンドです。 |
これ、ツナサンド。 |
そしてターキーサンドです。 |
いただきまぁぁぁす。 |
ビールのラベルがかわいい。 |
店内に日本の漫画がありました。 |
街の通りには水が流れています。 |
町中での交通手段は電車です。 |
家の前にはシンボルが書かれています。 |
これはすぐわかりますね。 |
寿司の看板がありました。 |
持ち帰り寿司でした。 |
カラフルな電車が走っています。 |
向こうに街のシンボルの時計塔が見えます。 |
きれいな建物ですね。 |
窓の飾りが凝っています。 |
こんな表示がありました。 |
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水の中にペットボトルが冷やしてあります。 |
街の中心にあるミュンスター教会です。 |
ありました、ソーセージの店です。 |
ソーセージを2種類買いました。2.2ユーロ。 |
こちらはブラットブルストです。 |
これが細長いボックブルストです。 |
ウマイ!これが本物のドイツのソーセージです。 |
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いかにもドイツ的な看板です。 |
これもきれいですね。 |
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フライブルグを出て、アウトバーンをさらに南に向かいバーゼルで国境を越えてスイスに入ります。
この国境は走り抜けるわけには行きません。というのもドイツのアウトバーンは無料です。フランスは都市近郊は無料ですが、郊外では一部、有料の区間があって料金所で支払いをします。ちなみに支払いは現金のほかに「t」マークのフランス版ETC、そしてフランスのデビットカードとなっており、普通のクレジットカードは使えません。で、スイスでは高速道路は有料なのですが、どこにも料金所やゲートがありません。その代わり年間40フラン(約3800円)の通行料を払ってステッカーをフロントウィンドウに貼ります。ステッカーなしで走っているところを警察に見つかると高額の罰金が待っている仕組みです。もちろん、このステッカーは剥がして再使用はできません。今回は2日間しかスイスを走りませんが、それでも日本の高速料金から較べたら安いものです。しかも原価10円くらいのステッカーだけで料金所も要らず、人手もETCも使わずにちゃんと「利用者負担」で高速道路代を徴収できるのです。なんとも素晴らしいシステムではありませんか。一日数十台しか通らない地方の高速道路に何千万もかけて料金所を作り年間数千万の料金収集員の人件費を払うなんて、日本はお金を集めるためにお金をかけすぎていますね。そんなわけで、国境では「ステッカーなし」のゲートを選んでお金を払う必要があったのです。
さあ、スイスに入りました。速度制限は120km/hです。スイス人は、特にこのあたりではドイツ人を同じく厳格で融通がききませんから、ベルギー風のいい加減な運転は禁物です。バーゼルを過ぎて向かうのは、チューリッヒの手前のディーティコンという村です。そこに女房の友人姉妹が住んでいて、今夜のホテルもその村の中に取ってくれています。あらかじめ地図で調べた出口で高速道路を降り、一般道を走って村の中を進むと、見覚えのあるホテルの建物が見えてきました。とはいってもここに来るのは初めてなのです。実は日本を出る前にGoogleのストリートビューであらかじめホテルの周辺を見ておいたのです。ですから、この八百屋の先の白い建物がホテルだな、と手前からわかる、すなわち運転にも余裕が出るから事故も起こしにくい、というわけです。便利になりましたね。
ホテルにチェックインして部屋に荷物を入れます。トリプルで広い、きれいな部屋ですね。まあ、見たところ村でいちばん立派なホテルですし、宿泊料金がカンパニールの3倍もするのですから、そうじゃないと困ります。シャワーを浴びて、友人に電話をいれて、ロビーで7時に会うことに決まりました。
ホテルの部屋から見た景色です。 |
部屋の中、向こうが入り口です。 |
この奥がダブルベッドです。 |
一番奥の部屋です。 |
午後7時、友人姉妹とロビーで会って、歩いて10分のレストランまで村の中を散歩しました。案内されたのは外観は石造りの倉庫みたいですが、なかは超モダンで壁には巨大なチューリップの絵が書いてあります。ここでの料理ですが、私はスイスの牛肉で作ったタルタル、辛さを選ぶとのことでスイス人の好みがわからなかったのでとりあえず「中くらい」を選択しました。そして女房は白身の魚の料理、そして息子はチューリッヒ風のビーフストロガノフを選びました。彼女たちはステーキです。そして彼女たちはアルコールはほんのちょっとしか飲まないのですが、スイス産のワインをすすめられましたので、それをいただくことにしました。料理はどれも素晴らしく、また話も弾んで楽しい一夜となりました。
友人姉妹がやってきました。 |
左が今夜のレストランです。 |
レストランの壁と天井です。 |
テーブルの辺りの壁はこんな模様です。 |
前菜のサラダです。 |
中くらいの辛さのタルタルステーキです。 |
チューリッヒ風ビーフストロガノフです。クリームがたっぷり。 |
子牛肉のシュニッツェルです。いわゆるビーフカツですね。 |
付け合わせのジャガイモの細切りを焼いたものです。アメリカのハッシュドポテトですね。 |
飲んでいるのはスイスワインです。 |
彼女たちが食べているのはステーキです。 |
食後のコーヒーでおしゃべり。 |
二人へのプレゼントは帽子です。 |
ここが食事したレストランです。 |
村の教会です。 |
8月12日(金)第6日目に続く
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