8月12日(金)第6日目
今日も素晴らしい天気です。
朝食はホテルの1階のレストランでとります。内容は同じようなものですが、ここはドイツ語圏なのでハムの種類が増え、そしてテーブルの上に小さなボックスが置いてあります。これはゴミ箱で、バターの容器やジャムの袋、紅茶のティーバッグなどのゴミを入れるためのものです。細かいことでもきっちりとしなければ気がすまないドイツ人気質の現われですね。
さて今日はチューリッヒの街を散策します。友人姉妹が案内してくれることになっていますが、車ではなく電車で行こうということです。ホテルをチェックアウトして荷物を車に入れていると姉妹が到着しました。5人で歩きながら駅に向かいます。スイスの駅には改札はなく、直接ホームに入って列車の到着を待ちます。ここからチューリッヒ中央駅までは約30分、美しいスイスの景色を眺めながらの小旅行です。やがて左右の線路の数が増え、地下に潜ったと思ったら中央駅に到着です。駅舎を出るとそこはチューリッヒの目抜き通り、銀行や時計屋、有名ブランドショップが並んでいます。最初に向かったのはフラウミュンスター教会、ここには有名な画家シャガールのデザインになるステンドグラスがあるのです。縦長の窓にカラフルなステンドグラスの着色があざやかです。
お昼は川のほとりのオープンレストランを姉妹が予約しておいてくれました。今日は私がシュニッツェルをもらいましょう。そしてチューリッヒ風のビーフストロガノフ(正しくはツーリッヒャー・ゲシュネッツェルテスというのだと教えてもらいました)は女房の注文です。
川の対岸にはレンタルボートショップがありますね。お客さんがきてはモーターボートで湖へクルージングに出かけていきます。いいなあ・・・私のボートも早く直さないと。
さて、せっかくスイスに来たのですからお土産に時計を買って帰りたいですね。最近まで使っていた腕時計はマレーシアで買ったものですが、動いてはいるのですが文字盤の数字がはがれてカラカラしているのです。でも、スイスの時計は宝石をちりばめた高価なものばかり。なかなかシンプルなデザインで安いものはありません。それでも何軒か見て歩いて、イタリアの製品ではありますがエンポリオ・アルマーニの手頃なものを見つけました。再び電車に乗ってディーティコンまで戻り、お世話になった姉妹に別れを告げて西へ向かいました。途中でトイレに寄るためにパーキングに入りましたが、ここもすごいですね、中にはカフェテリアはもちろん、スーパーみたいな食料品店や本屋、玩具屋、ジーンズショップまであるのです。建物は道路をまたぐように建てられているので、上下線どちらからでも同じ施設にアクセスできますし狭いところでも敷地全部を駐車場に使えます。なかなか合理的なアイディアですね。
スイスの朝食です。 |
これがドイツのホテルで見かけるゴミ入れです。 |
ホテルの隣に八百屋さんがありました。 |
野菜は皆大きいですね。 |
ここのスイカは細長いのですね。 |
駅のホームで電車の到着を待ちます。 |
チケットの左下の「2KL」は2等の意味です。 |
インターシティ(国際列車)ですね。 |
さあ、電車が到着しました。 |
眺めがよい2階席に座りました。 |
チューリッヒ駅に到着しました。 |
チューリッヒホウプトバンホフ(中央駅)です。風格がありますね。 |
駅前通りを散歩しています。 |
しゃれた路地があったりして・・ |
市電もごとごと走っています。 |
そして街の中央を流れるリマト川。 |
きれいな街並みがいっそう美しく見えます。 |
この教会にシャガールのステンドグラスがあります。縦長の3つの窓がそうです。 |
シャガールのステンドグラスです。 |
教会の地下です。 |
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公園に教会の模型がありました。 |
本物のグロスミュンスター教会はこちら。 |
店頭のオルゴールを見ています。 |
ちょっと風情のある路地。 |
左からフラウミュンスター教会、聖ペーター教会、グロスミュンスター教会です。 |
チューリッヒ湖です。 |
野外レストランで昼食です。ビールがウマイ! |
チューリッヒ風ビーフストロガノフです。 |
ドイツ料理の定番、シュニッツェルです。 |
お肉は子牛です。これで43フラン。 |
息子の注文はローストビーフ。36フラン。 |
・・とアイスクリームが3.5フラン。 |
この角度から見るほうが美しいですね。 |
チューリッヒのお土産の時計です。 |
道路をまたいで造られたパーキングです。 |
バーゼルはドイツとフランス、スイス3国が接している町です。ここから今度はフランスに入ってミュールーズ、ブザンソン経由でボーヌを目指します。
山がちなスイスに較べて、フランスにはいると広大な農地が広がります。こうしてみると、フランスって海も大西洋と地中海があるし、ヨーロッパの平らな一番いい場所を占領していますね。ところでヨーロッパを走っていると工事に良く出会います。日本だとすぐ渋滞するのですが、ヨーロッパでは滅多に工事渋滞は見ません。その理由は工事で車線を塞ぐときは中央分離帯を切って反対車線も使って走らせるからです。更に路肩を使ったり車線を狭くしたりして、車線の数を減らさないので若干速度は落ちても通行量は確保しているのですね。日本でもこういう柔軟性は真似して欲しいものです。
今夜のホテルはやはりカンパニールですが、ここは高速道路のすぐ脇の広い畑の真ん中にありました。シャワーを浴びて夕食です。基本的にメニューは全てのカンパニールで共通なのでおとといとは違うものを選びましょう。そして、ボーヌはブルゴーニュワインの中心地ですから、今夜はブルゴーニュにします。ワインリストから選んだのはお値段も手ごろな「BOURGOGNE 2007」という銘柄です。今夜の料理も美味しく、ワインもちょうどいい選択でした。食後、はるか遠くの山並みに太陽が沈んでいくのがみえました。フランスは豊かな農業国であるとあらためて感じさせられた風景でした。
片方の車線は工事で閉鎖されていますので、反対車線を対面通行にしています。 |
工事が終了したので、中央分離帯を切って車を元の車線に戻すのです。 |
オートルートの制限速度は130km/hですが、場所によっては110km/hに制限されます。 |
道路脇の風景です。 |
村の中心には必ず教会があります。 |
ホテルに到着しました。 |
こちらが宿泊棟です。 |
ホテルの周囲には畑が広がっています。 |
ポプラの木の向こうも畑です。 |
広大な地平線に太陽が沈んでいきます。。 |
夕食にブルゴーニュのワインをもらいました。 |
2007年のものです。 |
牛すね肉の煮込みです。 |
マカロニとブロッコリーの料理です。ちょっとイメージと違いました。 |
サーモンのソテーです。ご飯が添えられています。 |
夕食が終わった頃に日が暮れました。 |
ホテルの部屋に灯りが点きました。 |
8月13日(土)第7日目に続く
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