夏休みヨーロッパ旅行

8月13日(土)第8日目

今日も素晴らしい天気です。南に来たせいか、気温も上がっています。いつものようにクロワッサンと四角いパン、ハムにカフェオレの朝食をとります。本場のフランスだけあってクロワッサンがひときわ美味しいですね。朝食のあと、ボーヌの街に向かいました。街の中心部をぐるりと一周する道路があります。ということは街を守る城壁がここにあって、その内側が旧市街ということになります。その外周道路の木陰に車を止めて歩いて中心に向かいます。広場では市が開かれていました。骨董品や雑貨、衣類、それに食料品が売られています。ここで見たいのは「オスピスドボーヌ」という建物です。昔、ここの領主だったフィリップ公のもとで財務長官を務めていたニコラ・ロランによって設立された病院が始まりとされています。この病院は、もともと恵まれない人々に医療サービスを提供する施設でしたが、やがて、近隣の貴族などから施療院にお金の代わりとしてブドウ畑が寄進されるようになり、その畑から生まれたワインの売上収益がオスピス・ド・ボーヌの運営費用にあてられるようになりました。オリジナルのタイル貼りが鮮やかなオスピスの建物は、中世ブルゴーニュを代表する美しい建築物であり、現在は博物館として公開されているのです。


ホテルの前の風景が何とも雄大です。はるか向こうの丘はブドウ畑です。

これは奥様の朝食。

こちらが息子殿の朝食。

そしてこれが私の朝食。

外のテラス席でいただきます。

このハムの大きさを見てください。

ホテルから出るところです。左オーライ。

そして右オーライ。

ボーヌの外周道路から旧市街に向かっています。

昔の城壁が残っています。

屋根の瓦に特徴がありますね。

中心部では朝市をやっています。

骨董というかがらくたというか。

これはちょっと面白いかな。

それにしてもいろいろありますね。

こちらは野菜のお店です。

新鮮そうなトマトが売られています。

ジャガイモはさすがに安い。

肉屋のショーウィンドウに並ぶ子牛。

こちらには鶏が丸ごと売られています。

チーズ屋さんが大きな塊を切っています。

オスピスドボーヌの建物です。屋根に特徴があります。入場料6.7ユーロです。

ここが「貧者の部屋」と呼ばれる病室です。

ベッドが短いのは半身起こして寝ていたからです。

昔の室内の装飾が展示されています。

奥さんの名前の紋章です。

こんなところにも紋章があります。

あちらこちらにこのマークがあります。

天井にも皆表情が違う装飾があります。

ここはリネン室です。

ここは重病人の治療室です。

手術もここで行われたそうです。

天井の絵がきれいです。

治療に使われた器具です。

こちらがキッチンです。

やはりフランス人は食いしん坊ですね。

薬局の壁にはたくさんの薬がおいてあります。

様々な薬が保管されています。

見事なゴブラン織りです。

フランドル派の画家が描いた「最後の審判」です。

この模様が特徴的です。

非常に良い状態で維持されていますね。

昼食は街の中のカフェでサンドイッチを食べ、車に戻りました。車を止めた場所がちょうどワインの「ドメイン」と呼ばれるメーカーの前だったので、お店をのぞいてみました。昔の蔵を改造して販売所にしているのですが、カウンターがあって試飲も出来ます。きれいな英語を話す店員に相談しながら、先ほど見学したオスピスドボーヌのワインほか6本のブルゴーニュワインを購入しました。


オリーブを売っている店です。

便利グッズの実演販売です。

キノコの専門店です。

右奥がサンドイッチの店です。

手前がチキンサンドです。

挽き肉をはさんで焼いたサンドです。

ピザ風サンドです。

味は悪くないそうです。

ワインのドメーヌがありました。

そこの中庭です。

きれいに手入れされていますね。

ブドウの木がありました。

もう少しで収穫できそうですね。

これはまだ粒が小さいです。

店員さんに相談に乗ってもらいました。

彼女は英語も達者です。

というわけで赤を6本と白のを2本お買いあげです。

次に向かったのは30kmくらい離れたオータンという村です。オータンは、オスピスドボーヌを作ったフィリップ・ロランが生まれた場所ですが、なんとローマ時代の紀元前15年にローマ皇帝アウグストスが築いた歴史ある街なのです。そこへの田舎道はブドウ畑に点在する村をくねくねと縫って走る、ワイン街道です。昔、アルザスのワイン街道を走ったことがありますが、起伏のある丘を越えてゆく様子はまったく同じです。
オータンでは教会前の広場に車を止めて中を見学しようとしたのですが、ちょうど婚礼が行われていて入れませんでした。そこに観光列車、といっても引いているのは自動車ですが、やってきたのでそれで街の見物をすることにしました。オータンの市内にはローマ時代の劇場や城壁があちらこちらに残っています。解説はフランス語と英語ですが、日本語のカードがわたされて、1時間で街をひとめぐりするこのツアーはとても役に立ちました。
ぐるりと一周して元の教会の前で降ろされ、教会を見学し、広場のカフェでお茶を飲んで休憩しました。


はるか丘の上まで続くブドウ畑を見てください。

まるでアルザスのワイン街道そっくりです。

村の中にもワインを製造販売するドメーヌがあります。

右の看板もこの村のドメーヌのものです。

この風景、思わず奥に入っていきたくなりませんか。

はい、ここもドメーヌなんですね。時間があれば訪問してワインを飲みたいです。

いかがです?この道路。何とも気持ちいい景色ではありませんか。

オータンのサンラザール大聖堂です。

教会前の噴水です。

それにしても高い塔ですね。

観光列車?がやってきました。

現金払いで乗せてもらいます。

日本語の案内書をもらって発車オーライ。

サンラザール教会の裏側です

兵学校にやってきました。

教室の建物です。

「出陣のために常に備えあれ」とあります。

きっちりと刈り込まれた庭園です。

古い城壁が残っています。

ローマ時代の劇場の跡がスポーツグラウンドになっています。

公園でペタンクに興じる人々。

これもローマ時代の遺跡です。

2000年前の建築とは思えませんね。

これは一目で古いとわかります。

これは市役所です。

列車が更に街を登っていきます。

これもローマ時代の城壁です。

ウム、メンテナンスも大変ですね。

これも城壁の一部です。

ここは旧市街です。

教会の中に入ってみました。いい感じです。

上にあるのはパイプオルガンです。

そとから入る光が印象的です。

そして帰り道、ポマールという村を通過するときに、ちらっとよさげなレストランが見えました。いったん村を通り抜けてからユーターンしてメニューを見るとなかなか良さそうです。夕食はここにしましょう。なにしろブルゴーニュのど真ん中のレストランですし、昼に買ったワインの銘柄がまさにポマールというこの村のものなのです。エスカルゴは外せませんし、フォアグラも当然。メインも吟味して、ワインはもちろんこの村のポマールを選びました。いやあ、ワインも料理も実に素晴らしい!それで3人で110ユーロの夕食でした。


通りがかりに目に入ったのがこのレストランです。

その名も「レストランポマール」です。悪くないですね。

表のテラス席に座りました。

隣のテーブルのオランダ人が撮ってくれました。

まずはブルゴーニュの名物料理、エスカルゴです。これで9ユーロ。

そして息子の注文はフォアグラのパテです。11ユーロでした。

これは「メリメロ」という・・・フランスのミックスサラダ?かな。10ユーロ。

このレストランはなかなか良さそうですよ。

ローストポークです。お値段は14
ユーロでした。

白身魚のソテー。クリームソースが美味しくて12ユーロ。

息子のチョイスはブフブルギンヨン。牛肉の赤ワイン煮込みで12ユーロ。

看板にポマールの文字があります。

ポマール村の教会です。

8月14日(日)第9日目に続く

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